映画「偽装殺人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
偽装殺人の紹介：2001年日本映画。成美が住んでいるアパートの隣の部屋が中国人マフィアのアジトで、内輪もめからその部屋にいた女性が自分の部屋の前で死んでしまいます。一緒にいた金田が大金を持っていたため、一緒に逃げることになった成美は、知らぬ間に関係を持った男が死んでしまう魔性の女になり、金のために次々男を乗り換え始め…という内容の官能サスペンス作品です。
監督：望月六郎 出演者：高島優子（鹿賀成美）、山田辰夫（高利貸し）、吉川エミリー（中国人ハーフ女性）、高知東生（井坂）、湯浅けい子（井坂の妻）ほか
この解説記事には映画「偽装殺人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
会社が倒産し、無職の成美はゴミ屋敷のような汚い部屋で一人暮らしをしています。隣の部屋では中国人や中国人ハーフの男女が出入りし、ＳＥＸの声や音楽の音がそのまま聞こえています。
井坂刑事は、相棒の国井刑事と一緒に、連続強盗事件を捜査しています。やがてこの事件には中国人犯罪グループが絡んでいることを突き止め、コンビニで見かけた中国人らしき男の後をつけます。そして井坂は成美の住むアパートにたどり着き、成美の部屋を訪ねて聞き込みをします。
成美は「中国人の男の人が数人出入りしている」と話すと、井坂は「この部屋を捜査に使うかもしれない、何かあったら連絡をくれ」とメモを渡して出て行きます。そんな井坂は、ブランドものが好きで浪費癖のある妻の借金で、高利貸しにいつもつけまわされていました。その話を妻にしても全く聞く耳を持ちませんでした。
中国人が出て行き、中国人ハーフの女と二人きりになった金田は、女から「金持って逃げよう」とせがまれます。それを無視すると女は「私とやろう」と迫って来ます。更に無視していると女が包丁を持って襲いかかって来ました。
部屋を飛び出した金田は、ちょうど外出しようとしていた成美に「部屋に入れてくれ」と頼みに行きます。成美が断っていると、女が飛び出してきて金田に襲いかかりますが、成美の体につまづいて転んで、自分を刺して死んでしまいます。
金田は「死体を部屋に預かってくれ」と成美に頼みますが「刑事が来るよ！」と言うと、「100万やるから手伝ってくれ」と金田が頼みます。人けのない場所に行き、死体を穴に放り込むと金田が100万円を成美に渡しました。金を見た成美は「あの部屋には帰りたくない、一緒に連れて行って」と言って死体にガソリンをかけ火をつけます。二人はそのままホテルに入り愛し合いました。
夜、井坂が家に帰ると、妻が「借金を返すため」と言ってアダルトビデオの撮影に出演していました。井坂は何も言わず家を出ます。翌朝、ニュースで「女性の焼死体が発見され、所持品から鹿賀成美さんと判明」と流れています。自分のバッグも一緒に燃やした成美は死んだことになっていました。
翌朝も愛し合った成美らは、街に出て偽装パスポートを作ります。しかし店主が中国人マフィアの王と知り合いで、金をもらって金田の情報を流します。そうとは知らず成美らは再びホテルに入ります。そこへ中国人の殺し屋が入って来ました。成美を縛り上げ、金田を刺し殺します。すると成美は「あなたの女にして？」と頼みます。
殺し屋と成美は愛し合い、車でホテルを出ます。信号のタイミングを見計らって成美は、金の入ったバッグを奪って逃げ出します。偽装パスポートの店主から成美が生きていると知った井坂でしたが、家に帰ると妻から「借金と家のローンは私がビデオで返すから」と言って離婚届を渡されます。
井坂は街で成美を見つけ、ホテルに連れて行って話を聞きます。成美は「生まれ変わりたかったから嬉しかった。刑事さんは生まれ変わりたいと思った事はない？」と話します。井坂が「ないこともない」と言うと、成美は井坂にキスをし、ストッキングを脱ぎ股間をまさぐって誘い始めます。
我慢しきれなくなった井坂は燃え上がり、成美と愛し合います。翌朝、井坂がコンビニに行ったすきに成美は中国人殺し屋に居場所を伝えます。「成田まで送って」と言って、井坂と歩いていると中国人殺し屋が3人追ってきます。
井坂は成美を逃がし、空のバッグを持って3人を誘い出し格闘になります。そこで井坂は腹を刺されました。殺し屋がバックの中を見て金が無い事を知ると「また日本人から盗めばいい」と言って立ち去ります。井坂はそのまま息絶え、成美はタクシーに乗って成田に向かいました。
以上、映画「偽装殺人」のあらすじと結末でした。
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