映画「アルツハイマーと僕」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アルツハイマーと僕～グレン・キャンベル音楽の奇跡～の紹介：2014年アメリカ映画。グレン・キャンベル（1936-2017没）はカントリーミュージックの大スターで、1960年代以降、多くの曲をヒットさせ、グラミー章も受賞。1976年には日本公演も行っています。そんな彼も年をとり、アルツハイマー病になります。家族に支えられ、病魔にも負けず歌い続ける彼は全米公演を行います。『アルツハイマーと僕～グレン・キャンベル音楽の奇跡～』は2011年にアルツハイマーと診断された彼が家族とともに全米公演を行った時のドキュメンタリー映画。クリントン元大統領やブルース・スプリングスティーンなども彼について語ります。超高齢化社会の日本でも、彼のポジティブな生き方は多くの人に勇気を与えてくれると思います。
監督：ジェームズ・キーチ 出演：グレン・キャンベル、ブルース・スプリングスティーン、ジ・エッジ、ポール・マッカートニー、ブレイク・シェルトン、シェリル・クロウ、キース・アーバン、ブラッド・ペイズリー、テイラー・スウィフト、スティーヴ・マーティン、チャド・スミス、ビル・クリントン、ほか
この解説記事には映画「アルツハイマーと僕」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アルツハイマー病とは、脳が萎縮していく病気である。アルツハイマー型認知症はその症状であり、認知機能低下、人格の変化を主な症状とする認知症の一種であり、認知症の60-70%を占める。（Wikipedia日本語版より）
昔のビデオ映像を妻ウーレンと見るグレン・キャンベル、彼はカントリーミュージックの大スターであり、俳優やテレビ司会でも有名です。1960年代以降に多くのレコードを売上げ、表彰されました。
2011年、70代後半を迎えたキャンペルは病院を訪れます。医師は「アメリカ最初の大統領は？」「あなたの年齢は？」など彼の記憶力を確かめます。キャンベルはCTスキャンで脳を調べられ、アルツハイマー病が進行していることを知らされます。
同年、キャンベルはコンサートツアーを始めます。歌の練習をする彼を妻が支え、同じく音楽の世界に生きる娘アシュリーも支えます。テレビのインタビューを受け、歌を歌うキャンベルに、会場は総立ちになります。
キャンベルは家族、スタッフと全米ツアーを開始します。家族や友人は、彼の細かいことにこだわる性格や、ジョークが好きでいつも笑っている姿を語ります。ステージの彼はアルツハイマーのためかミスもありますが、なんとかコンサートを終え、家族とスタッフとともに客に挨拶します。
彼の友人は音楽界における彼の偉大さと凄さを語ります。
ツアー中も自宅に帰り、医師の診断を受けます。医師は記憶力の衰えに問題はあるものの、コンサートをこなすキャンベルに敬意を評します。自宅でのキャンベル、物忘れがあるとはいえ、妻や家族は彼を支えます。
キャンベルは長年の功績が讃えられ、グラミー賞で表彰されます。テイラー・スウィフトから紹介されるキャンベルは熱唱し、大きな拍手を浴びます。元ビートルズのポール・マッカートニーも彼を祝福します。しかし、キャンベルは病気のため、賞の意味がよくわからない様子です。
医師は症状は悪化していると言います。キャンベルと家族は、アルツハイマー病への世間の関心を高めるため、首都ワシントンへ向かいます。キャンベルは多くの大物政治家に会い、娘アシュリーは議会で、父の記憶の消えるアルツハイマー病の恐怖を訴え、政治家と世間の関心を高めます。
ブルース・スプリングスティーンたち音楽家も、親族がアルツハイマーであったことを語ります。
映画ではクリントン元大統領がキャンベルの功績を讃えます。
キャンベルは病状の悪化からか、自分のすることや周囲の言うことが理解できずにイライラもします。しかし、ツアーは続け、ニューヨークの伝統あるカーネギーホールでのコンサートを終えます。
キャンベルはシカゴでのアルツハイマー病患者のためのイベントで歌います。
妻はアルツハイマーの介護の大変さを語り、キャンベルにはアルツハイマー病患者の典型的症状が出ていると言います。
2012年11月30日、キャンベルの長い歌手人生の最後のコンサートで、観客は彼を応援し総立ちで拍手します。
2ヶ月後、キャンベルは最後の曲”I’m Not Gonna Miss You.” をレコーディングします。美しいその曲とともに昔の家族の映像が流れます。
以上、映画「アルツハイマーと僕～グレン・キャンベル音楽の奇跡～」のあらすじと結末でした。
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