ゴジラVSビオランテの紹介:1989年日本映画。ゴジラシリーズ第17作目で、前作「ゴジラ」(1984年)のその後を描いた作品です。ゴジラの細胞と植物を掛け合わせた人造怪獣「ビオランテ」と人類、そして復活したゴジラが三つ巴になって戦います。
監督:大森一樹、川北紘一 出演者:三田村邦彦(桐島一人)、田中好子(大河内明日香)、高嶋政伸(黒木翔)、小高恵美(三枝未希)、峰岸徹(権藤吾郎)ほか
映画「ゴジラVSビオランテ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴジラVSビオランテ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴジラVSビオランテの予告編 動画
映画「ゴジラVSビオランテ」解説
この解説記事には映画「ゴジラVSビオランテ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴジラVSビオランテのネタバレあらすじ:起
ゴジラが日本列島を震撼させた1985年、自衛隊は新宿副都心で、ゴジラの細胞「G細胞」の破片などの調査を行っていました。現場にはアメリカのバイオメジャーも潜入しており、彼らもG細胞の採取に成功しますがサラジア共和国の工作員に奪われてしまいます。サラジアでは、遺伝子研究の権威・白神博士(高橋幸治)の下でG細胞の研究が行われていましたが、バイオメジャーが仕掛けた襲撃によりの研究室は爆破され、白神博士はG細胞と研究結果、最愛の娘・英理加(沢口靖子)を失ってしまいます。
ゴジラVSビオランテのネタバレあらすじ:承
5年後、ゴジラを封じ込めたはずの三原山に異変が生じ、自衛隊の権藤(峰岸徹)は超能力を持つ少女・未希(小高恵美)の協力を得て、ゴジラ復活の兆候が見られると判断、政府は対策に乗り出します。生物科学研究所の桐島(三田村邦彦)は、ゴジラの原動力である核物質を食べる抗核エネルギーバクテリア (ANEB) の必要性を説き、日本に戻った白神博士の協力を仰ぎます。白神はG細胞を借り受けることを条件にANEB開発に協力、同時にG細胞とバラの細胞、亡き娘の遺伝子を組み合わせた細胞を生み出します。細胞は瞬く間に急成長を遂げ、巨体怪獣「ビオランテ」となって芦ノ湖に襲来します。
ゴジラVSビオランテのネタバレあらすじ:転
その頃、アメリカのバイオメジャーがANEBの引渡しを要求し、応じない場合は三原山を爆破させゴジラを復活させるという脅迫文を官邸に送ります。政府は引渡しに応じますが三原山は爆破され、遂にゴジラが復活してしまいました。政府は対ゴジラ兵器「スーパーX2」を発動しますがゴジラを止めることはできず本土上陸を許してしまい、ゴジラは芦ノ湖でビオランテと激突します。ゴジラは苦しみながらもビオランテに放射熱線を浴びせて消滅させます。対ゴジラ作戦の指揮を執る黒木特佐(高嶋政伸)は、ゴジラが核エネルギーを得るため福井県の原発群へ向かうと予測、戦力を若狭湾に集中させます。そして駿河湾に消えたゴジラは大阪を目指します。
ゴジラVSビオランテの結末
バイオメジャーからANEBを奪回した桐島と権藤は、大阪に上陸したゴジラにANEBを撃ち込みますが時間が経っても効果は現れず、ゴジラは若狭湾に進行します。黒木はゴジラに人工の落雷を落として体温を上げ、ANEBを活発化させようとします。しかしそれでもゴジラ止まらず、いよいよ原発を襲撃しようとしたその時、更なる進化を遂げたビオランテが出現してゴジラと対決します。壮絶な激突の末、遂にANEBの効果が現れ、ゴジラは弱体化して倒れます。戦いを終えたビオランテは、未希に「ありがとう」というメッセージを残して消滅していきました。ビオランテには白神博士の亡き娘の意志が宿っていたのです。ゴジラは再び海の中に消えていきました。
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