大戦隊ゴーグルファイブの紹介:1982年日本映画。『スーパー戦隊シリーズ』第6作『大戦隊ゴーグルファイブ』の劇場版作品です。宿敵・暗黒科学帝国デスダークの罠にかかり、窮地に陥ったゴーグルファイブの奮闘と反撃を描きます。時系列はザゾリヤ博士とイガアナ博士が退場する第15話以前となっています。
監督:東条昭平 出演者:赤木良次(赤間健一/ゴーグルレッド)、春田純一(黒田官平/ゴーグルブラック(声・演))、石井茂樹(青山三郎/ゴーグルブルー)、伍代参平(黄島太/ゴーグルイエロー)、大川めぐみ(桃園ミキ/ゴーグルピンク)、高橋利道(デスギラー将軍)、吉田真弓(マズルカ)、きくち英一(イガアナ博士)、西口久美子(ザゾリヤ博士)、渡部猛(モグラモズー)、依田英助(総統タブー)、大平透(ナレーション)ほか
映画「大戦隊ゴーグルファイブ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「大戦隊ゴーグルファイブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
大戦隊ゴーグルファイブの予告編 動画
映画「大戦隊ゴーグルファイブ」解説
この解説記事には映画「大戦隊ゴーグルファイブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
大戦隊ゴーグルファイブのネタバレあらすじ:起
「大戦隊ゴーグルファイブ」の五人、ゴーグルレッド(声:赤木良次/演:新堀和男)、ゴーグルブラック(声・演:春田純一)、ゴーグルブルー(声:石井茂樹/演:柴原孝典)、ゴーグルイエロー(声:伍代参平/演:伊藤勝功)、ゴーグルピンク(声:大川めぐみ/演:竹田道いるとの情報を得たゴーグルファイブは港へ急行、デスダークの戦闘員マダラマンと交戦しながら貨弘)は世界征服を企む悪の「暗黒科学帝国デスダーク」と日夜激しい戦いを繰り広げていました。
ある日、デスダークが恐るべき新兵器“超分子破壊砲”を日本に持ち込もうとして物船の内部をくまなく捜索しましたが発見することはできませんでした。その時、1発の銃声を聞きつけたゴーグルファイブは、デスダークの女性科学者・ザゾリヤ博士(西口久美子)がイガアナ博士(きくち英一)や怪人モグラモズー(声:渡部猛)らから裏切り者として追われている様を目の当たりにしました。
哀れに思ったゴーグルピンクは「あんな奴は放っておけ」というゴーグルブラックの忠告を聞かずにザゾリヤ博士を助けに飛び出し、他の仲間たちも結局はデスダークと交戦しました。ゴーグルファイブは地中を自由自在に動き回るモグラモズーに翻弄されますが、ゴーグルイエローは「俺に任せとけ!」と“イエローオパールメガトンボール”で“モグラ叩き”を始め、モグラモズーとイガアナ博士は一時撤退を余儀なくされました。
ザゾリヤ博士が「ありがとう、ゴーグルファイブ」と感謝していると、今度はデスダークのアジトである移動要塞「暗黒巨大城デストピア」が姿を現しました。デストピアは周囲の民家や空港を破壊しながら進み、ゴーグルファイブは巨大母艦「ゴーグルシーザー」を出撃させて対抗しました。
デスダークの指揮官・デスギラー将軍(高橋利道)は戦闘機「デスファイター」部隊を出撃させてゴーグルシーザーを迎え撃ち、ゴーグルレッドは戦闘機「ゴーグルジェット」に乗り込んで空中戦を展開しました。ゴーグルレッドは巧みな操縦技術でデスファイターを撃墜していき、デストピアも引き上げていきました。
大戦隊ゴーグルファイブのネタバレあらすじ:承
怪我を負っていたザゾリヤ博士はゴーグルファイブの監視下のもと入院することとなり、「私はデスダークが嫌になったのです。デスダークでは失敗は許されません。私は失敗続きで総統タブー(声:)の怒りに触れ、このままでは殺されると思って命からがら逃げだしたのです」と打ち明け、どんな罰を受けるともどんな償いをするとも語りました。そしてザゾリヤ博士は“超分子破壊砲”について、どんな物質でも分子状に崩してしまう兵器であることを明かしました。既に実験には成功しており、総統タブーは東京を消滅させよとの号令を出していたのです。
何としても東京消滅を阻止せねばならないというゴーグルファイブに、ザゾリヤ博士は今日にもイガアナ博士の担当のもと“超分子破壊砲”の輸送があること、移動ルートには間違いなく“地獄が原”が入っているとの情報を伝えました。ゴーグルファイブはこれは罠かもしれないと勘繰りますが、ザゾリヤ博士は自ら地獄が原に出向いて“超分子破壊砲”を破壊する意思を示しました。
ザゾリヤ博士の言うことは本当だと信じるゴーグルピンク・桃園ミキ(大川めぐみ)はどうか信じてあげてほしいと仲間たちに伝え、ゴーグルレッド・赤間健一(赤木良次)、ゴーグルブラック・黒田官平(春田純一)、ゴーグルブルー・青山三郎(石井茂樹)、ゴーグルイエロー・黄島太(伍代参平)は“超分子破壊砲”の情報を得るためにも地獄が原へ向かうことにしました。
ゴーグルファイブが地獄が原に向かうと、ちょうどデスダークはデスギラー将軍やイガアナ博士の先導のもと2台のトラックで何やら輸送しているところでした。ゴーグルレッドは“ゴーグルアイ”の透視機能でトラックの中には“超分子破壊砲”が積み込まれているのを発見、ゴーグルファイブはバイク「ゴーグルマシーン」と四輪車「ゴーグルクーガー」で輸送を阻止すべく立ちはだかりました。
ゴーグルファイブはマダラマン部隊を蹴散らし、トラックの荷台をこじ開けようとしたところ、トラックは突然大爆発を起こして炎上しました。ゴーグルファイブはこれが罠だと気づいた頃にはデスダークは既に次の作戦に移っていました。モグラモズーは地底魚雷を発射してゴーグルファイブを追い詰め、ゴーグルファイブはゴーグルシーザーを発進させようと基地「未来科学研究所」のサポートメンバー“コンピューターボーイズ&ガールズ(通称“コンボイ”、上田達也(井浦秀智)、竹中誠(竹内実)、島田春男(大原和彦)、大山大助(水野智則)、相沢あかね(杉本華恵))”に連絡しましたが、何とデスダークを裏切ったはずのザゾリヤ博士が若木みどり(小林伊津子)と山本さゆり(細矢智恵子)を人質にしていました。「もしゴーグルシーザーを飛ばしたら、二人の命はないわ!」
ゴーグルピンクは自分がザゾリヤ博士を信じてしまったばかりに窮地を招いてしまったことを悔やみますが、ゴーグルブラックは「誰もここまで罠が仕込まれていたとは思わなかった」とフォローしました。ゴーグルレッドは「みんな頑張れ! 諦めるな!」と檄を飛ばし、全員で何としてでも地獄が原を脱出する決意をしました。
大戦隊ゴーグルファイブのネタバレあらすじ:転
ザゾリヤ博士は病院で知り合った少女・ユカリを誘拐、「東京の運命は風前の灯火よ。今頃は諜報部長マズルカ(吉田真弓)が本物の“超分子破壊砲”を運び込んでいる頃よ!」と高笑いするとユカリを車に乗せて走り去っていきました。その頃、デスギラー将軍・イガアナ博士・マズルカは東京全土を見渡す高台に本物の“超分子破壊砲”をセッティングしていました。
その頃、ゴーグルファイブはゴーグルイエローの技“ゴーグル穴掘り”で難を逃れていました。ユカリの母は解放されたみどりとさゆりに「あの子は大きな手術をして…やっと取り留めた命なんです。どうかユカリを助けてください」と懇願しました。みどりとさゆりはゴーグルファイブが必ず助け出すと励ましました。
ゴーグルファイブはゴーグルレッドと他の4人の二手に分かれて“超分子破壊砲”の行方を追うことにしました。一方、未来科学研究所に戻ったみどりとさゆりはコンボイの仲間たちに、東京全土を狙える高台をピックアップするよう指示しました。
再合流したゴーグルファイブはザゾリヤ博士とユカリの乗った車を発見、追跡を開始しましたが、待ち構えていたマダラマンの部隊に行く手を阻まれました。他の仲間たちがマダラマンと交戦している間に、ゴーグルブラックは決死の大ジャンプで車に追いつき、屋根にしがみつきました。ザゾリヤ博士はゴーグルブラックを振り落とし、車で撥ねようとしましたが、駆け付けたゴーグルレッドがゴーグルブラックを助けると“レッドパンチ”で車を止め、ユカリを救い出しました。
しかしその直後、ゴーグルレッドは地中から現れたモグラモズーに襲われ、再びユカリをさらわれてしまいました。ザゾリヤ博士は「観念しろ!」とゴーグルレッドに銃口を向けますが、ゴーグルブラックは周囲の光を吸収して闇に変える技“ブラック闇走り”でザゾリヤ博士に近づき、「いただきます」と拳銃を奪ってみせました。ユカリは無事ゴーグルファイブに保護され、救急車で母と再会しました。
一方、デスギラー将軍たちは着々と“超分子破壊砲”の準備を進めていました。東京を狙える高台を突き止めたコンボイはゴーグルレッドに情報を伝え、ゴーグルファイブは直ちに高台に向かいました。
大戦隊ゴーグルファイブの結末
いよいよ“超分子破壊砲”が発射されようとしたその時、間一髪でゴーグルファイブが駆け付けました。ゴーグルレッドは武器“ゴーグルサーベル”を投げつけて“超分子破壊砲”を破壊、「数々の卑劣な行い、許さん!」と怒りを露わにしました。
「戦え! 大戦隊ゴーグルファイブ!」名乗りを上げたゴーグルファイブは新体操を組み合わせた技や武器で次々とマダラマンたちを片付けていきました。モグラモズーは“忍法モグラ隠れ”でゴーグルイエローと対峙、ゴーグルイエローもすかさず“ゴーグル穴掘り”で対抗するとモグラモズーとイガアナ博士を翻弄しました。
ゴーグルレッドはデスギラー将軍との一騎打ちに臨みまずが、マズルカに横やりを入れられてデスギラー将軍に逃げられてしまいます。モグラモズーはゴーグルファイブに爆撃を仕掛けましたが、ゴーグルファイブは武器“ゴーグルボール”を投げつけ、“グーグルクラブ”を使った技“ダイナマイトクラブ”で反撃しました。モグラモズーはなおも地中に潜って対抗しようとしましたが、ゴーグルファイブは全員によるモグラ叩きでモグラモズーを地上に引きずり出し、必殺技“ゴーグルビクトリーフラッシュ”を炸裂させました。
追い詰められたモグラモズーは巨大ロボ“モグラコング”に乗り込み、ゴーグルレッドは対抗すべくゴーグルシーザーを発進させました。ゴーグルレッドはゴーグルジェットで出撃してモグラコングにミサイルを撃ち込み、ゴーグルブルーは重戦車「ゴーグルタンク」で、ゴーグルイエローは巨大ダンプカー「ゴーグルダンプ」で出撃しました。
ゴーグルブラックとゴーグルピンクはゴーグルシーザーを駆ってモグラコングにミサイルを放ち、ゴーグルジェット・ゴーグルタンク・ゴーグルダンプは合体して巨大ロボ「ゴーグルロボ」となりました。ゴーグルロボはモグラコングの猛攻に耐え抜き、“ハンドミサイル”“ビクトリーパンチ”“ゴーグルハンド”で追い詰めると、必殺技“地球剣・電子銀河斬り”でモグラコングを一刀両断しました。モグラモズーはモグラコングの爆発に巻き込まれて爆死しました。
デスダークの東京消滅作戦を阻止したゴーグルファイブは、病院にてすっかり元気を取り戻したユカリの見舞いに出向きました。車椅子生活を送っていたユカリは5人の励ましを受けて補助なしで歩けるようになり、5人はユカリの回復を喜びました。
以上、映画「大戦隊ゴーグルファイブ」のあらすじと結末でした。
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