ゴールデンスランバーの紹介:2018年韓国映画。2010年に日本で堺雅人主演で大ヒットした同名映画「ゴールデンスランバー」を韓国でリメイク。国家の陰謀に巻き込まれた主人公の逃走劇を描いています。韓国の人気スター、カン・ドンウォンが主人公のゴヌを演じているのも話題になりました。
監督:ノ・ドンソク 原作:伊坂幸太郎 出演:カン・ドンウォン(キム・ゴヌ)、キム・ウィソン(ミン)、キム・ソンギュン(グムチョル)、キム・デミョン(ドンギュ)、ハン・ヒョジュ(ソニョン)、ユン・ゲサン(ムヨル)、ほか
映画「ゴールデンスランバー(韓国版)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴールデンスランバー(韓国版)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴールデンスランバーの予告編 動画
映画「ゴールデンスランバー(韓国版)」解説
この解説記事には映画「ゴールデンスランバー(韓国版)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴールデンスランバーのネタバレあらすじ:起
宅配ドライバーのゴヌ(カン・ドンウォン)は、配達途中に人気アイドルのスアに襲いかかる強盗を撃退し「勇敢な市民賞」を受賞しました。その功績から模範市民として表彰、マスコミや周りの人からの注目の存在になりましたが、ゴヌは浮わつかず日々の仕事を誠実にこなしていきます。
そんなある日、ずっと会っていなかった高校時代のバンド仲間ムヨルから連絡が入り、会うことになりました。再会を喜び楽しい時間を過ごしますが、目の前で次期大統領候補だったユ・ヨングクが爆弾テロで暗殺されてしまいます。
呆然と立ち尽くすゴヌをよそに、ムヨルが「国民の英雄キム・ゴヌは大統領候補を暗殺して自爆する。それが我々の計画だ。」と語り出し、とある人物の携帯番号を書いたメモを渡し「誰も信じるな」と言い残してゴヌに代わって自爆してしまいました。
ゴールデンスランバーのネタバレあらすじ:承
悲しむ暇もなく何者かに追われ出したゴヌは、訳もわからず逃げ出します。恋人のユミの家に隠れさせてもらうゴヌ、テレビでは模範市民だったゴヌは爆弾テロ犯として報道されています。未だに訳のわからないゴヌ、信じていたユミも裏切られ襲われてしまいます。どうにか振り切って窓から逃げ出し、決死の逃走劇が始まります。
国家情報院のファン局長は、爆破犯はキム・ゴヌだと正式に発表しました。追手を巻き続けるゴヌに後輩のジュホから連絡が入ります。送られてきた映像を見ると、ジュホが縛られて暴力を受けていました。信じられない事にジュホにとどめをさしたのはゴヌにそっくりな顔だったのです。
愕然とするゴヌは国家情報院に捕まり、ファン局長と対面します。捏造だと叫ぶゴヌに、ファン局長はあっさりそれを認めます。絶対絶命のピンチに一台の車が並走してきて銃を放ちます。車が横転し、這い出してきたゴヌを助け出した男は、ムヨルが渡してくれた電話番号の男で、元国家情報院のミン(キム・ウィソン)でした。ミンはかつて失敗した作戦の責任をファン局長に全て押し付けられて、恨みを持っていたのです。
ゴールデンスランバーのネタバレあらすじ:転
次期大統領候補を暗殺させたのは国民自由党の幹部でした。なかなかゴヌを見つけられない現状に幹部は、ファン局長を叱咤します。ファン局長はゴヌにそっくりなシリコンという男の潜伏先にゴヌをおびき寄せようと企てます。
ゴヌはミンの導いた通りに、ゴヌの顔を盗んだシリコンの居場所を教えてもらいます。警察が張り込む中、ゴヌはたくさんの出前に紛れ、アジトにやってきました。国家情報院と警察の揉み合いが始まります。爆音が聞こえ、駆けつけた警察が見たものは、倒れているゴヌと窓辺に立っているゴヌと同じ顔をしたシリコンでした。
立っているゴヌは窓から逃げ出します。「ついに犯人死亡」、テレビのニュースではそう伝えられます。ゴヌの元彼女ソニョン(ハン・ヒョジュ)を初めとする、ゴヌがそんなことするわけがないと信じていた仲間達はショックを隠せないでいました。
ゴールデンスランバーの結末
シリコンと思われた男はゴヌでした。ミンがシリコンを撃ち殺し、警察と国家情報院が揉み合いをしている間にシリコンと衣服を入れ替えたのです。ミンは国家情報院が仕向けたスナイパーとの格闘の末、命を落としてしまいます。
どうにか生き延びたゴヌは、ソニョンに連絡をとり彼女のラジオ番組で声を流してもらうよう頼みます。ゴヌは無実の罪を着せられ、死んだとされている事を包み隠さず話しました。そして新村の野外ステージ午後4時に全てをお話しすると言うのでした。
時間は刻一刻と迫り、野外ステージ近くの地下道に潜んでいたゴヌは、ついに捕まってしまいます。追ってきたファン局長に暴行を受けるゴヌ。ゴヌはチェーンを腕に取り付け「皆さん水泳は得意ですか?」と言います。ゴーっという爆音が響き、4時の放流の時間がやってきました。慌てるファン局長達でしたが時すでに遅し、水流に流されていきます。チェーンをくくりつけていたゴヌは、水流に耐えることができました。
警察に向かったソニョンは、監視カメラを見せてもらいます。画面にはマンホールから出てくるゴヌの姿がありました。そこに、一台の車が迎えにやってきます。出てきたのは以前ゴヌが暴漢から救ったアイドルのスアでした。
ソニョンから電話をもらい、いつかお返しがしたいと思っていたと話すスア。音楽祭のイベントに現れたスア、共に連れている人物に一同は驚きます。キム・ゴヌでは?と集まってきた記者達にゴヌは「私はキム・ゴヌです」と話すのでした。
以上、映画「ゴールデンスランバー」のあらすじと結末でした。
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