グリーンランド 地球最後の2日間の紹介:2020年アメリカ,イギリス映画。かつて恐竜を絶滅させたのは巨大隕石の地球への衝突であったと言われています。21世紀にその隕石による人類滅亡の危機が世界を襲います。アメリカ政府と軍は人類生存のための秘密計画を発動させ、一部の選ばれた人のみを救うをいう計画でした。少数の選ばれた避難組に入ろうとする人々の醜い争いが始まります。『グリーンランド 地球最後の2日間』は、巨大隕石衝突による人類絶滅の危機を描くパニック映画です。危険に直面する人間のパニックとエゴと欲望、家族の愛を描いています。
監督:リック・ローマン・ウォー 出演:ジェラルド・バトラー(ジョン・ギャリティ)、モリーナ・バッカリン(アリソン・ギャリティ)、ロジャー・デイル・フロイド(ネイサン・ギャリティ)、スコット・グレン(デイル)、ほか
映画「グリーンランド 地球最後の2日間」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グリーンランド 地球最後の2日間」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
グリーンランド 地球最後の2日間の予告編 動画
映画「グリーンランド 地球最後の2日間」解説
この解説記事には映画「グリーンランド 地球最後の2日間」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
グリーンランド 地球最後の2日間のネタバレあらすじ:起・隕石の地球への衝突
アメリカのアトランタ。建築技師のジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)は、妻アリソン(モリーナ・バッカリン)と息子ネイサン(ロジャー・デイル・フロイド)と暮らしています。
ジョンが自宅に戻りますが、アリソンとはあまり仲が良くない様子。ネイサンは小児糖尿病を患い、体には医療器具をつけています。テレビでは彗星クラークが地球に接近しているとのニュースが流れています。
ジョンたち一家は近所の住民とのパーティを企画し、ジョンはネイサンと2人で買い物に出かけます。買い物中、ジョンは突然携帯にアメリカ政府からのメッセージを受け「ジョン、アリソン、ネイサンは秘密の場所へ避難するように」というものでした。2人が家に戻ると、なぜか軍の車両がありました。
パーティはすでに始まっていましたが、テレビでは彗星クラークの破片が隕石となりフロリダ近郊に衝突するというニュースが流れます。ジョンが外に出ると、大量の鳥が飛び、振動を感じ、明らかに異変を感じます。ジョンたち家族はアメリカ政府から選ばれ、輸送機で避難するためロビンズ空軍基地へ移動せよの指示を受けます。
ジョンは荷物をまとめ、車に乗せて避難をはじめます。近所の住民が連れて行ってくれと懇願しますが、ジョンは拒絶します。近所の住民は地球の終わりだと怯え、パニックとなり泣き叫びます。
ジョンたちは空軍基地へと向かいます。ラジオのニュースでは、48時間以内に大災害になると報道します。ジョンたちが基地に着くと、すでにパニックとなった大群衆が「避難させろ」と騒いでいます。3人は政府から選ばれたというこで、セキュリティへ向かいます。そして選ばれた人物の証拠として軍からリストバンドを受け取ります。
グリーンランド 地球最後の2日間のネタバレあらすじ:承・避難するジョン一家
しかし、ジョンはネイサンの糖尿病の治療薬を車に忘れたことに気づき、車へと戻ります。すると、軍関係者はネイサンが糖尿病だと知り「糖尿病患者は避難できない」とアリソンとネイサンに告げます。アリソンは怒り、基地から車に戻っていきます。
ジョンは治療薬を取って基地に戻り輸送機に乗りますが、アリソンとネイサンが見当たりません。携帯も繋がらず連絡も取れないことでジョンは輸送機から降ります。
輸送機にはパニックになった群衆が殺到し、軍が発砲したことで輸送機は爆発します。アリソンとネイサンはジョンに連絡を取ろうとしますが、携帯が繋がりません。2人はジョンの車に「自分たちはケンタッキー州のレキシントンの父デイルの家に行く」という置手紙を残します。
ジョンが車に戻ると置手紙を見つけます。アリソンはネイサンの糖尿病薬を確保するため、薬局へ行きますが暴徒の略奪に遭い、2人は逃げます。
アリソンとネイサンは、ジュディとラルフというカップルに出会い、レキシントンまで乗せていってくれるよう頼みます。ラルフは「テネシー州のノックッスビルまでならいける」と言い、2人を車に乗せます。
ジョンは荒廃した町をうろつきますが、なんとか携帯が繋がりアリソンと話しますが、数秒で携帯は切れてしまいます。アリソンはラルフに「自分たち家族は輸送機での避難組に選ばれたが拒絶された」と話します。
ラルフとジュディはその話を聞くと、アリソンを車から降ろし、ネイサンを誘拐して彼のリストバンドを使い避難組に紛れこもうとします。アリソンは他の車に拾われ、ネイサンを追いかけます
グリーンランド 地球最後の2日間のネタバレあらすじ:転・パニックになる人類
ジョンはカナダへ向かうという集団のトラックに乗り込みます。ジョンはその集団のメンバーから、アメリカ軍はグリーンランドにある避難施設に選ばれた人たちを集める計画であるということを聞きます。
そのグループはカナダから飛行機に乗ってグリーンランドへ行くと言います。しかし、ジョンが避難組のリストバンドを持っていることがわかると、その集団のメンバーはジョンからリストバンドを奪おうとします。ジョンは集団と格闘し逃げだします。
ラルフたちが空軍基地に着きました。2人はネイサンを息子だと言い、輸送機に乗せろと言います。しかしネイサンはラルフたちは両親でないと言います。そしてネイサンは軍関係者に保護されました。アリソンが基地につき、ネイサンと再会します。アリソンはネイサンを連れて軍のバスに乗り、レキシントンを目指します。
夜が明け、ジョンはレキシントンを目指している途中で民家に入り込んでテレビを見ます。ニュースでは明日にも人類が滅亡するかもしれないと報じます。ジョンはその民家で車と鍵を見つけレキシントンを目指します。
ジョンはアリソンの父デイル(スコット・グレン)の家に着き、彼に会います。アリソンとネイサンは軍のバスでレキシントン近郊まで来ており、公衆電話から自宅に電話し、ジョンと父と再会します。テレビでは明日の隕石衝突について報じています。そしてグリーンランドの秘密の避難所について報道します。
グリーンランド 地球最後の2日間の結末:ジョン一家と地球、人類の運命は?
ジョンは、カナダへ向かうトラックの集団とニュースで聞いた情報を信じ、カナダの飛行場からグリーンランドへ行くことを計画します。隕石衝突まで残された時間は16時間余り。アリソンは父も同行することを求めますが、父はレキシントンで死ぬことを選びました。ジョン、アリソン、ネイサンの3人はカナダを目指して車を走らせます。
カナダへの道中、ジョンたちを小さな隕石が襲いかかります。3人はなんとか隕石をかわします。深夜、ようやく飛行場につきますが、グリーンランド行きと思われる飛行機は出発直前でした。ジョンは滑走路に車を止め、飛行機の進路をふさぎます。ジョンたちはパイロットを説得し、飛行機に乗り込みます。
飛行機はジョンたち家族や他の乗客を乗せてグリーンランドに近づきます。しかし、飛行機は着陸に失敗し、山にぶつかりました。ジョンは他の飛行機を目撃し、その飛行機の着陸方向に行けば避難所があると考え歩き始めます。
避難施設が見えると、アメリカ軍関係者がジョンたちを迎え入れます。避難者たちは地下施設へと逃れました。地球には隕石が激突し、人類の大半は死んだようです。
しばらくして、ジョンの家族と他の生存者たちは、シドニー、ブエノスアイレス、ヘルシンキなど他の地域の生存者と交信します。多大な被害を受けたとはいえ、地球の生存者は互いに助け合い、生き残っていくようです。
ジョン、アリソン、ネイサンは空を飛ぶ鳥を見て、生きていることを喜ぶのでした。
以上、映画「グリーンランド 地球最後の2日間」のあらすじと結末でした。
巨大な隕石による地球の滅亡と、そのことでパニックになる人間達の様子を描いた作品です。とにかく隕石が降ってくるシーンの迫力が凄くて、無差別に回りの建物や自然を破壊していく様子が怖かったです。最初から最後までハラハラできる作品なのでお勧めです。