ガン・ホー(別題:ガン・ホー/突撃!ニッポン株式会社)の紹介:1986年アメリカ映画。工場が閉鎖され、住民のほとんどが無職になってしまったアメリカのある小さな町。かつてその工場長だったハント・スティーブンソンは、日本の自動車アッサンの工場を町に誘致しようとわざわざ本社がある日本に赴く。しかし企業幹部の反応は薄く、ハントのプレゼンは失敗。次々に人が商売を辞めていく中、アッサンの工場誘致が実現したと一報を貰い…。
監督:ロン・ハワード 出演:マイケル・キートン、ゲディ・ワタナベ、ミミ・ロジャース、山村聡、ジョージ・ウェント、ジョン・タートゥーロ、クリント・ハワード、ほか
映画「ガン・ホー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ガン・ホー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ガン・ホー」解説
この解説記事には映画「ガン・ホー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ガンホーのネタバレあらすじ:起
アメリカのある町。ハント・スティーブンソンは緊張しながらも日本行きの航空機に乗り込みました。言葉の通じない日本人とはなかなか意思の疎通ができず、目的地までたどり着きません。ようやく到着したのはスパルタトレーニングの道場。内部の日本人によると彼の目的地アッサン自動車本社はもう一つ別のブロック。ハントはそこで重役たちにプレゼンを行いました。彼の住む町には大勢の町民が働いていた工場がありました。設備もまだ新しいのですが、工場は閉鎖されてしまいました。町民の生活を救うため、当時うなぎ登りだった日本のアッサンに工場を誘致しないかと持ちかけたのです。
ガンホーのネタバレあらすじ:承
しかし重役たちは無反応。ハントはプレゼン失敗におおいにショックを受けて帰国します。次々に閉店する店、いなくなる住民に、ハントもつてを頼って連絡しますが、次の就職先は見つかりません。そんな折、アッサン自動車の重役たちがアメリカにやってきました。工場長として就任したカズヒロという男は、ハントが日本の道場で見かけた、冴えない、典型的な日本人。ところで彼らはハントに労務関係の摩擦を取り除くよう仲介役に任命しました。工場の稼働が始まると、日本の朝礼やラジオ体操、音楽禁止、たばこ禁止、早退不可などの制限に従業員たちはびっくり。カズヒロは日本のやり方に従ってくれと言いますが、ハントを始め、彼の仲間は理解できません。ある日、ハントはカズヒロに晩餐会に呼ばれます。カズヒロは子女たちに席を立たせると、ハントとビジネスの話を始めました。生産高が芳しくなく、このままではハントを解雇すると…。
ガンホーのネタバレあらすじ:転
翌日ハントは川で沐浴中の重役たちの元を訪れ、1ヶ月で1万5000台生産したら、正社員雇用と時給のアップを実現するように直談判しました。ハントは労組大会でみんなを盛り上げますが、1万3000台の生産で時給が半分上がるなどと嘘を吐いてしまいます。不眠不休で働く従業員たちは徐々にいらいらが募り、仲間のケガで騒然としてしまいます。一部の従業員が、見舞いに来た幹部から昇給は1万5000台を達成しないといけないことを聞き激怒、再び労組大会を開こうと言います。おまけにカズヒロは社長の坂本に労組大会を知られ、次は無い状態。カズヒロはハントに気持ちをぶつけ、ハントもまたカズヒロに文句をぶちまけます。ついに喧嘩に発展し、混乱に乗じて住人たちは辞めてやると仕事を投げ出す始末。このため工場撤退を決断した坂本社長は撤退の準備を始めます。ハントは自分が吐いた嘘をようやくみんなに告白しますが、失望を買ってしまいました。一方のカズヒロは発狂し川に入ろうとしますが、ハントに留められます。
ガンホーの結末
二人で残りの台数をカバーしようと工場へ戻り、1日掛けて1000台を生産しようと工場を稼働し、ハントの仲間たちやカズヒロの部下も加わります。この報告を受けて坂本社長がやってきました。まだエンジンや部品の入っていない外見だけの自動車がたくさん。もう嘘をつけなくなったハントは坂本社長に面と向かってアメリカ流の主張を展開。坂本社長は彼や仲間の姿を見て心打たれ、再び工場を稼働させることを約束しました。
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