ヘアスプレー (2007)の紹介:2007年アメリカ映画。1988年のジョン・ウォーターズ監督の同名作品を原作としたブロードウェイ・ミュージカルの映画版。。「サタデー・ナイト・フィーバー」のジョン・トラヴォルタが特殊メイクでヒロインの母エドナを熱演。持ち前の明るさとバイタリティーで人種差別や偏見に立ち向かう太めの少女、トレイシーの活躍を描く。
監督:アダム・シャンクマン 出演:ニッキー・ブロンスキー、ザック・エフロン、ジョン・トラヴォルタ 他
映画「ヘアスプレー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヘアスプレー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヘアスプレー (2007)の予告編 動画
映画「ヘアスプレー」解説
この解説記事には映画「ヘアスプレー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヘアスプレー (2007)のネタバレあらすじ1
時代は人種差別が色濃く残る1963年。アメリカのボルチモアに住むトレイシーは、ちょっと太めだけどおしゃれとダンスが大好きな女の子。夢は地元の人気TVダンスショー「コーニー・コリンズ・ショー」で憧れのアイドル、リンクと共演すること。ある日番組メンバーに欠員が出たことで新しい出演者を募るオーディションが行われることとなる。親友ペニーと大張り切りで参加するトレイシーだったが、ルックス重視のプロデューサー、ベルマに門前払いされてしまう。
ヘアスプレー (2007)のネタバレあらすじ2
翌日、トレイシーは学校をさぼった罰として居残り教室に行かされるが、居残り仲間のシーウィードら黒人生徒たちと意気投合する。ダンスを教わりノリノリで踊る姿が偶然通りかかったリンクの目に留まり、トレイシーはリンクに「コリンズ・ショー」の司会者コーニーの主催するダンスパーティーに誘われる。憧れのリンクに声をかけられ、トレイシーは天にも昇る心地になる。パーティーで抜群の存在感を示したトレイシーはコーニーに新レギュラーに抜擢される。
ヘアスプレー (2007)のネタバレあらすじ3
レギュラーになったトレイシーはあっという間に人気者になる。父ウィルバーの営むおもちゃ屋ではグッズが飛ぶように売れ、太めの体型を気にしてを引きこもりがちだった母エドナもエージェントを務めるようになる。しかし面白くないのがベルマと看板アイドルを務めてきた娘のアンバーだった。アンバーの地位を脅かされると感じたベルマは、トレイシーを陥れようとあらゆる手を用いるがどれも失敗に終わる。そこでベルマはトレイシーのお気に入りである月に一度の黒人枠「ブラック・デー」を廃止してしまう。これに反発したトレイシーは、シーウィードの母親で「ブラック・デー」の司会者メイベルら黒人出演者たちと共に、止めに来たエドナも巻き込み抗議デモを敢行。しかし聞く耳を持たない警官たちによって全員逮捕され、トレイシーは警官への暴行罪で指名手配されてしまう。
ヘアスプレー (2007)のネタバレあらすじ4
警察に追われるトレイシーはペニーの家に逃げ込む。匿おうとするペニーだったが厳格な母親に見つかり、トレイシーは地下倉庫に閉じ込めらる。ペニーも部屋に監禁されるが、そこに以前からペニーと惹かれ合っていたシーウィードが救出に現れる。無事に助け出されたトレイシーとペニーは、黒人ダンサーたちの集会所に匿われる。同じ頃、トレイシーの指名手配を知ったリンクが心配して家を訪ねていた。リンクは自分の無力さを痛感し、トレイシーへの深い想いを自覚する。
ヘアスプレー (2007)の結末
翌日、「コリンズ・ショー」の一番人気アイドルを決める「ミス・ヘアスプレーコンテスト」が開催される。ベルマはTV局を厳重な警備を配置し、トレイシーの侵入阻止を目論む。生放送の中、コンテストはベルマの裏工作によってアンバーに栄冠が与えられようとしていた。しかしそこに家族や仲間たちの協力によって侵入に成功したトレイシーが現れる。トレイシーはリンクとの圧巻のダンスと歌でたちまち番組を乗っ取り、アンバーを霞ませてしまう。それを皮切りに、シーウィードとペニー、シーウィードの妹のアイネスらが次々と舞台に踊り出る。アイネスのダンスに投票が殺到し、アイネスが黒人初のミス・ヘアスプレーに選ばれる。抗議するベルマをよそに、コーニーは番組の差別撤廃を宣言する。ベルマのイカサマも暴露され、スタジオ中が祝福ムードに包まれる。黒人と白人ダンサーが手を取り合い、メイベルやエドナまでもが入り混じってのダンス大会となる。トレイシーは両親や親友たちが誇らしげに見守る中、リンクと熱いキスを交わすのだった。
「ヘアスプレー」感想・レビュー
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ハッピーになれるミュージカル映画です。代表曲「You Can’t Stop the Beat」のほか、「The Nicest Kids in Town」「Run and Tell That!」など踊り出したくなるようなアップテンポで楽しい名曲の数々も見所です。体型や肌の色で差別されることなく、平等であることの大切さも描かれており、実はテーマ性の深い映画でもあります。
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見終わると前向きになれる映画です!
人種差別を始め様々な問題やトラブルを明るく解決してしまう主人公がとてもチャーミング!例えコンプレックスがあったとしても、そんなことは大したことではない!頑張ろう!と思わせてくれます。歌も躍りも最高に気分を上げてくれますし、作中の衣装も素敵です。
主人公の母親のように、私も勇気を出して1歩を踏み出してみます! -
挑戦したいと思える映画でした!
色々な人種差別やコンプレックスなどがテーマになっている映画ですが、主人公や周りのキャラクターが個性的で明るくてとてもキラキラしていました。ミュージカル映画ですので歌って踊りだしたくなるようなシーンがあって、見終わったころには前向きな気持ちになっている映画です!
大大大好きな映画です。家ではBGMがわりに流すほど。どの曲もアップテンポな曲調で、聞いていてテンションが上がります。個人的にはシーウィードと主人公の友達の女の子のペアが好き。明るい映画ですが、人種差別がテーマになっているんですね。おデブでも、おチビでも、夢は叶う!と励まされる内容でもあります。