ハードウェアの紹介:1990年イギリス映画。核戦争により荒廃した近未来を舞台に、兵器として開発された人々は僅かに残された資源を再利用しながら、劣悪な環境の中で暮らしていた。ある日、モーは恋人のためにスカベンジャーからロボットの頭部を購入した。
監督:リチャード・スタンリー 出演者:ディラン・マクダーモット(モー)、ステイシー・トラビス(ジル)、ジョン・リンチ(シェイズ)、レミー・キルミスター(水上バイクのドライバー)、イギー・ポップ(DJアングリー・ボブの声)ほか
映画「ハードウェア」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハードウェア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハードウェア」解説
この解説記事には映画「ハードウェア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハードウェアのネタバレあらすじ:起
核戦争により荒廃した世界。屑鉄ディーラーのノーマッド(カール・マッコイ)は、見渡す限り果てしなく続く砂漠の中から、ロボットの残骸らしきものを発見します。ノーマッドは町で回収した残骸を買い取り屋のアルヴィ(マーク・ノースオーバー)に売り、たまたまその場に居合わせていた無法者のモー(ディラン・マクダーモット)が恋人で芸術家のジル(ステイシー・トラビス)へのプレゼントとしてロボットの頭部らしき残骸を買い取ります。モーは友人のシェード(ジョン・リンチ)の誘いを受けてニューヨークに向かう途中でジルの家に立ち寄り、残骸を手渡します。ジルはこの残骸を使って芸術作品を作ろうと思い立ちます。
ハードウェアのネタバレあらすじ:承
ある日、アルヴィはロボットの残骸を調べてみると、かつて政府が巨額の開発費を投じて最終戦争のために開発したロボット兵器「マルコ13」であることを知ります。そんなことも知らないジルは頭部を使って創作活動に勤しんでいましたが、そこにアルヴィが電話で取引を持ち掛け、ロボットの頭部を持ってくるよう要請してきました。そんな時、ジルの持つ頭部やアルヴィの持つ腕のパーツなどが自己修復機能により自動的に動き始め、アルヴィを殺害して様々な部品と融合していきます。アルヴィの遺体を発見したモーは危機を察し、シェードに助けを求めます。
ハードウェアのネタバレあらすじ:転
ジルはマルコ13に襲撃されますが間一髪でかわします。しかし、モーを名乗る変質者がジルの元に現れ、ジルは彼と行動を共にせざるを得なくなりますが、変質者はマルコ13に殺害されます。ジルを助けに駆け付けたシェードは一瞬の隙を突き、手あたり次第の工具でマルコ13を解体して火を放ちます。そこにようやく本物のモーが警備員らを引き連れて駆け付けまずが、マルコ13は最後の力を振り絞ってジルを殺そうとしていました。そこでモーたちはマルコ13に向かって弾丸の雨を降らせ窓から突き落とします。
ハードウェアの結末
しかしマルコ13はまだ生きていました。幾ら倒してもマルコ13は何度も蘇り立ち上がってジルらに迫り、モーは足に毒針を突き刺されて殺害されてしまいます。モーを助けに部屋に戻ったジルはモーの遺体を発見、シャワー室にマルコ13をおびき寄せます。マルコ13の唯一の弱点は「水に弱い」ということでした。シェードはモーの銃でマルコ13の頭を打ち抜き、その隙にジルはマルコ13にシャワーの水を浴びせ、回路がショートしたマルコ13はようやく機能を停止しました。その直後、政府は正式にマルコ13の量産を決定、組み立て工場には何百人ものの失業者がかき集められ、何を作っているか知らされないまま製造作業にあたっていました。
この映画の感想を投稿する