ハリーとトントの紹介:1974年アメリカ映画。猫と老人が主役の映画と聞けば心休まる物語を期待するかもしれません。猫のトントと老いたハリー。確かに猫は穏やかな日常を好み、老人も一般的には闘争を好みません。しかしどちらも危機的な状況に陥れば恐怖心を克服しようと牙をむいてきます。とくにハリー、人間は最後までアグレッシブでいなさいと教えてくれます。老け役を演じてハマったアート・カーニー、56歳の当たり役です。
監督:ポール・マザースキー 出演:アート・カーニー(ハリー)、エレン・バースティン(長女シャーリー)、ラリー・ハグマン(次男エディ)、ジェラルディン・フィッツジェラルド(ジェシー)、メラニー・メイロン(ジンジャー)、フィル・ブランズ(長男バート)、ジョシュア・モステル(バートの次男ノーマン)、アーサー・ハニカット(ウェイド・カールソン)ほか