ハリー・ポッターと謎のプリンスの紹介。2009年アメリカ映画。J・K・ローリングの世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」の映画化シリーズ第6作です。ホグワーツ魔法学校の仲間たちが思春期に揺れ動くなか、ハリー・ポッターはダンブルドア校長と共に闇の帝王ヴォルデモート卿を倒すための鍵となる“分霊箱”を探す旅に出ます。
監督:デイビッド・イェーツ 出演:ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター)、ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー)、エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー)、マイケル・ガンボン(アルバス・ダンブルドア)、アラン・リックマン(セブルス・スネイプ)、ジム・ブロードベント(ホラス・スラグホーン)ほか
映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハリーポッターと謎のプリンスの予告編動画
映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」解説
この解説記事には映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハリーポッターと謎のプリンスのネタバレあらすじ:起
闇の帝王ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の台頭はマグル(人間界)にも魔法界にも大いなる脅威となり、死喰い人はマグルの世界でも暴れ回るようになっていました。6年生への昇級を控え、夏休みに入っていたハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)はダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)に誘われ、かつてホグワーツで魔法薬学教授を務めていたホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)の元を訪ねます。スラグホーンはダンブルドアの頼みを聞き入れ、ホグワーツへの復職を決意します。その頃、ホグワーツ教師セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)の元にはハリーのライバルであるドラゴ(トム・フェルトン)の母ナルシッサ(ヘレン・マックロリー)とシリウス・ブラックを殺害したベラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター)の訪問を受け、ヴォルデモート卿から重要な使命を受けたドラゴの身辺警護を依頼されます。
ハリーポッターと謎のプリンスのネタバレあらすじ:承
スネイプはベラトリックスとナルシッサから“破れぬ誓い”を組まされ、もしドラゴが任務を遂行できなければスネイプが代わりに任務を受け持つことを確約されます。やがてホグワーツの新学期が始まり、ハリーやロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)らは6年生に昇級しました。ホグワーツにはスラグホーンが復職、スネイプは新たに闇の魔術に対抗する防衛術の教授に就任しました。ある日、ハリーはひょんなことから“半純血のプリンス”がホグワーツに残した教科書を手に入れ、その内容を基に他の生徒よりも高度な薬を作り上げ、ご褒美として飲めば幸運が舞い込み最高の1日になるという薬“フェリックス・フェリシス”を貰います。その後、ハリーはダンブルドアに呼び出され、ヴォルデモート卿との決戦に備えて1年間の個人授業を受けることになります。
ハリーポッターと謎のプリンスのネタバレあらすじ:転
その頃、ハリーはロンの妹ジニー(ボニー・ライト)に心を惹かれ、交際を始めていました。ロンはラベンダー・ブラウン(ジェシー・ケイヴ)のアプローチを受け、ハーマイオニーはそんなロンとラベンダーに嫉妬心を抱きます。一方、ハリーは個人授業の中で、ヴォルデモート卿の隠された過去について知ることとなります。ヴォルデモート卿は本名をトム・リドルといい、孤児院に入っていたトム・リドルはその能力をダンブルドアに認められてホグワーツに入り、スラグホーンの元で学んでいたのです。ハリーは幸運の薬を飲んでスラグホーンの記憶にアクセスし、かつてスラグホーンがトム・リドルに授けた“分霊箱”の存在を知ります。分霊箱は7つ存在し、それぞれに魂を分けて入れることで不死身の存在となれるというもので、ヴォルデモート卿の力の源になっていました。ヴォルデモート卿を倒すためには分霊箱を7個全て破壊する必要があるのです。
ハリーポッターと謎のプリンスの結末
ハリーとダンブルドアは分霊箱を破壊すべく旅に出ます。そして一つ目の分霊箱を発見しますがそこには闇の罠が仕掛けられており、罠に触れたダンブルドアは瀕死の重傷を負ってしまいます。ホグワーツへ戻ろうとするハリーとダンブルドアの前にドラゴ率いる死喰い人が立ちはだかります。しかしドラゴは任務を遂行することができず、代わりにスネイプが現れ、ハリーを庇ったダンブルドアを殺害します。ハリーは“半純血のプリンス”の書物に書かれてあった魔法でスネイプに対抗しますが全く歯が立ちません。それもそのはず、スネイプこそが“半純血のプリンス”本人だったのです。スネイプはハリーを昏倒させ、ドラゴと共に逃走します。ハリーが目を覚ますと、分霊箱は偽物とすり替えられていたことを知ります。ダンブルドアの葬儀が行われるなか、ハリーは来学期は学校に戻らずに単身で残りの分霊箱を破壊する決意を固め、ジニーに別れを告げて旅立ちました。そこにロンとハーマイオニーが駆け付けてハリーの旅への同行を求めます。三人は辛く険しい旅に出ようとしていました。
以上、映画ハリーポッターと謎のプリンスのあらすじと結末でした。
ハリーポッターシリーズ一覧と製作順序
ハリー・ポッターと賢者の石 (2001年)
ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002年)
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004年)
ハリー・ポッターと炎のゴブレット (2005年)
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (2007年)
ハリー・ポッターと謎のプリンス (2009年)
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (2010年)
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (2011年)
今までのハリーポッターの世界が変わっていくことを感じる作品でした。今まではどんなにピンチになっても、ダンブルドアが把握している中でのヴォルデモートとハリーの戦い、という感じでしたが、ダンブルドアがあっけなくやられてしまうことで、この世界の秩序が崩れてすごく不安な気持ちになりました。これからのハリーポッターの展開がどうなっていくのかが非常に楽しみになる作品です。