映画「ヘルガール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヘルガールの紹介：2019年アメリカ映画。ヤラセの心霊番組専門のクルー『ゴーストギャング』のメンバーは、炭鉱跡に幽霊が出るとの話を受け、調査収録に入ります。いつものようにシナリオを作り準備していると、本物の幽霊が出てしまいます。やがてメンバーが一人ずつ殺されはじめ…という内容のコメディ調のオカルト映画です。
監督：ローレンス・リギンズ 出演者：タラ・ウェストウッド（ローラ）、ジェイ・ヘッド（スコット）、ケリントン・ペイン（リンジー）、マイケルピーターハリソン（エイデン）、グレッグ・ガステラム、（タイラー）、ダイアナ・ルー（ゾーイ）、ローレン・コンプトン（ニッキ）、トムサイズモア（レイノルズ/ジェディディア）ほか
この解説記事には映画「ヘルガール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
遠い昔、騎乗位でSEXする女の体の血管が浮き出てきました。そして叫び声を上げました。
現代・・・タイラーをリーダーとするテレビ番組チーム『ゴーストギャング』が炭鉱の町にやって来ました。メンバーは霊能者リンジー、歴史学者のエイデン、警護のゾーイ、テック系マニアのスコット、マーケティングのニッキーです。
バーでリンジーは妖艶な中年女性ローラから「普通なら老人が忠告するんだが、あそこには行くな危険だ」と言われます。そのバーには行方不明捜索人としてチャリティーという少女の貼り紙がありました。
依頼主のレイノルズに会い、「炭鉱跡に幽霊がでるから調べてくれ」と言うレイノルズは、2万ドルの報酬を出していました。リンジーの顔を見たレイノルズは「お前は必要ない」と暴言を吐きます。
タイラーたちは、実際はヤラセ満開のクルーで、画像、動画の加工はお手の物で、ニッキーやゾーイまでもが幽霊に扮して、あたかも実在するかのように幽霊を見せて、今まで40話をこなしてきました。そんなタイラーらのヤラセを暴くため、一人の男がトレーラーハウスに忍び込んでいましたが、チャリティーの幽霊に殺されます。リンジーの彼氏でもあるタイラーは無類の女好きで、早くもローラの虜になり、二人はベッドインします。
翌朝、エイデンが歴史上の事実を調べたうえで、タイラーの指示でヤラセのシナリオ作りが始まります。スコットはゾーイやニッキを幽霊に見立てて撮影し、加工映像を作っています。そして炭鉱跡のモーテルと林にいくつものカメラを仕込みます。
夜になるとタイラーはローラを探してバーに行きます。寝ていたニッキは、チャリティーの幽霊に起こされ、外に出て行きます。するとレイノルズが待っていて車に乗せました。
翌朝、ニッキがいない事に騒ぎ出します。しかしリンジーにニッキから電話があり、一旦は安心しますが、ニッキは水を抜かれたプールで死んでいました。早速プールが見えるカメラを再生すると、ニッキがチャリティーらしき幽霊に突き飛ばされる映像が映っていました。
驚くメンバーの中でもゾーイは「幽霊を捕まえるまでここにいる」息巻いています。「40話やってきて遂に本物の幽霊が出た」と言うエイデンは、「昔ここに炭鉱があった時代、このモーテルの前に売春宿があった」とメンバーに説明します。するとリンジーが何かを見つけたように林の中に入って行きます。メンバーもついて行くと、埋められていた昔の炭鉱の入り口を見つけました。
翌日、足の不自由なスコットを残してメンバーは炭鉱に入ります。中には女性のミイラ化した死体が多数転がっていました。「ここの家主が、女を殺してはここに隠したのだろう」と言います。
一方タイラーは、再びローラに会い、二人でどこかに行きます。エイデンがゾーイを使って収録をしている頃、外で待っていたスコットにローラが近づき、スコットを車いすから突き落とします。するとそこへチャリティーが現れ、スコットは殺されました。
炭鉱から出てきたメンバーは、壊れた車いすを見つけますが、スコットはいませんでした。モーテルでチャリティーが成人した想像デッサンを描くと、それはローラにそっくりでした。タイラーがモーテルに戻ってくると、酔っぱらったリンジーがタイラーを責め、突き飛ばします。転倒したタイラーの元にチャリティーがやって来てタイラーを殺します。
走り去るチャリティーをゾーイが追います。するとローラが現れ「次はあなたの番よ」と言います。トレーラーハウスに逃げ込んだと思ったゾーイが中に入ると、ゾーイはチャリティーによって殺されました。次々死んでい行く仲間を見て、リンジーはエイデンを一人で帰します。
そして何かを思い出したリンジーは林の中で穴を掘ると、母の墓があり、死体がありました。その名はローラでした。幽霊だったローラが出てきます。ローラは売春婦で、家主のジェディディアとSEX中に血管が浮き出た女性でした。ジェディディアは人間ではなく悪魔で、ローラに悪魔の子を植え付けます。
妊娠を知ったローラは自殺しました。するとローラの死体から双子のチャリティーとリンジーが生まれます。チャリティーはリンジーの姉でした。ジェディディアは二人の娘を育てていましたが、やがて幽霊として蘇ったローラが、悪魔の血をひいたチャリティーを殺します。
しかしチャリティーは幽霊として蘇り、彼女を止めるためにローラは幽霊のまま生きていました。そしてジェディディアはレイノルズと名乗って生き続けていました。レイノルズが近づいてきたことを知ったリンジーがローラを襲います。するとローラはリンジーの頭を石にぶつけて気絶させます。
リンジーは浴槽に入れられていました。レイノルズは「お前をずっと探していた。おれの子供を産むんだ」と言います。リンジーは持っていたカミソリで手首を切って自殺します。嘆き悲しむレイノルズは、やってきたローラの首を絞めます。そこへ幽霊になったリンジーがレイノルズに襲いかかり、二人がかりで悪魔ジェディディアを殺しました。
幽霊になった親子のもとへチャリティーがやって来ます。悪魔の形相から人間の顔に変わります。ローラはリンジーに「お姉ちゃんよ」とチャリティーを呼び寄せ、3人は抱き合います。リンジーが埋めたニッキの墓から子供が生まれてきました。ローラはその子を抱いて立ち去ります。レイノルズはニッキを妊娠させていました。
以上、映画「ヘルガール」のあらすじと結末でした。
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