映画「ロビン・フッド (1991年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロビン・フッドの紹介：1991年アメリカ映画。幾度となく映画化されてきた中世英国の国民的英雄ロビン・フッドの半生を描いた作品です。12世紀イギリス。十字軍の遠征から帰ったロビンは変わり果てた故郷の姿を見る。圧政を強いる代官に立ち向かうためロビンは仲間と共に戦いを始める。
監督：ケヴィン・レイノルズ 出演者：ケビン・コスナー（ロビン・フッド）、モーガン・フリーマン（アジーム）、クリスチャン・スレータ（ウィル・スカーレット）、メアリー・エリザベス・マストラントニオ（レディ・マリアン）、アラン・リックマン（ジョージ） ほか
この解説記事には映画「ロビン・フッド (1991年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
12世紀後半。英国貴族ロックスリー卿の息子ロビン（ケビン・コスナー）は、父への反発から獅子心王リチャード（ショーン・コネリー）率いる十字軍に参加、遠征に同行していましたが、ムスリム軍に捕えられ処刑されようとした時、僅かな隙を突いて脱獄、成り行きでムーア人のアジーム（モーガン・フリーマン）を助けて逃走します。その際、ロビンは親友ピーター（リアム・ハリガン）を失います。恩義を感じたアジームは、恩を返すためロビンに同行します。しかし、英国に戻ったロビンを待ち受けていたのは、焼き討ちにあった故郷の城と惨殺された父の屍でした。
ロビンは執事のダンカン（ウォルター・スパロウ）から、リチャード王の留守を狙って権力を握ったノッテンガムの悪徳代官ジョージ（アラン・リックマン）が圧政を敷いて領民を苦しめ、これに逆らったロビンの父に悪魔崇拝者の濡れ衣を着せて惨殺したというのです。ジョージへの復讐を誓ったロビンは、少年を助けるためジョージの部下ガイ卿（マイケル・ウィンコット）を殺害、追われる身となります。
ロビンは逃走の最中、ピーターの妹で幼馴染みのレディ・マリアン（メアリー・エリザベス・マストラントニオ）と再会します。マリアンにピーターの死を伝え、何があっても君を守ると告げます。しかし、追っ手が迫ってきたので、ロビンはアジームやダンカンらを連れてシャーウッドの森へ逃げ込み、そこで潜伏しているジョージへの反乱軍に合流します。反乱軍のリーダー、リトル・ジョン（ニック・ブリンブル）は、寄せ集め集団だった反乱軍を見事にまとめあげたロビンの手腕を高く評価し、反乱軍リーダーの座を譲ります。しかし、反乱軍メンバーのひとり、ウィル・スカーレット（クリスチャン・スレーター）だけは、何かとロビンに反抗的な態度を取っていました。
ロビン率いる反乱軍はジョージに組する悪徳貴族から金品を奪い、貧しい人々に分け与えたため、ロビンは義賊として民衆の英雄に祭り上げられていきます。この頃から、民衆はロビンのことを敬意を込めて「ロビン・フッド」と呼ぶようになりました。戦いの最中、ロビンに反発していたウィルは、ロビンこそが生き別れた実の兄だと知り和解します。しかし程なくしてジョージの逆襲が始まり、シャーウッドの森は焼き払われ仲間たちも次々と殺戮されたり捕らえられていきました、そしてジョージは自分の女にしようとマリアンを拉致してしまいます。ロビンは生き残った仲間たちと共に最後の決戦を仕掛け、マリアンや仲間たちを救い出すと、最後はロビンはジョージに一騎打ちを挑み、見事ジョージを討ち取って父の無念を晴らしました。やがて十字軍の遠征からリチャード王が帰還し、ロビンを祝福しました。
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