映画「ヘルボーイ（2019年）」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヘルボーイの紹介：2019年アメリカ映画。地獄生まれ地球育ちの悪魔の子、ヘルボーイは超常現象調査防衛局（B.P.R.D.）の最強エージェントとして活躍していたが、暗黒時代にアーサー王によって封印されたブラッドクイーンが、1500年の眠りから覚めたことにより強大なパワーを手にしてしまう。「ゲーム・オブ・スローンズ」のニール・マーシャル監督、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のデヴィッド・ハーバーが主演を務める。
監督：ニール・マーシャル 出演：デヴィッド・ハーバー（ヘルボーイ）、ミラ・ジョヴォヴィッチ（ニムエ / ブラッドクイーン）、イアン・マクシェーン（ブルーム教授）、マーク・スタンリー（アーサー）、ダニエル・デイ・キム（ベン・ダイミョウ少佐）、サッシャ・レイン（アリス・モナハン）ほか
この解説記事には映画「ヘルボーイ（2019年）」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
暗黒時代、アーサー王（マーク・スタンリー）は、最強の魔女ブラッドクイーンのニムエ（ミラ・ジョヴォヴィッチ）が二度と地球を支配出来ないようにするため、エクスカリバーで彼女の首と体をバラバラに切断すると、世界中に散らすのだった。
現在、ティファナ。プロレスラーとしてパフォーマンスをしている友人エステバン・ルイーズ（マリオ・デ・ラ・ロサ）と再会したヘルボーイ（デヴィッド・ハーバー）は、彼とリングでマッチをする。しかし突然ルイーズがバンパイアに変身し凶暴化してしまい、彼を止めようとしたヘルボーイはルイーズに大きなダメージを負わせてしまう。瀕死の状態になり普通の姿へ戻ったルイーズは、ヘルボーイに「終わり」が来る事を忠告して息をひきとるのだった。
友人を殺めてしまった事に大きなショックを受けたヘルボーイは、バーへ行き酒を飲んでいると、そこへ２人の超常現象調査防衛局（B.P.R.D.）のエージェントが現れ、ヘルボーイの育ての親でB.P.R.D.の創設者ブルーム教授（イアン・マクシェーン）が帰宅するよう言っていることを伝える。コロラドのB.P.R.D.のオフィスへ帰ったヘルボーイにブルーム教授は、イギリスのオアシスクラブから巨人退治の助けを要請されていることを伝える。
同じ頃、ヘルボーイを憎む猪のような見た目の悪の妖精グアルバッガと、ロシアの魔女バーバ・ヤガは、復讐を果たすためニムエを蘇らせるべく、ニムエのバラバラになった体が封印されている世界中の教会に行き、人間を襲い荒らしていた。
イギリスに到着したヘルボーイは早速現地のオシリスクラブのメンバー達と一緒に巨人を倒しに行くのだが、ヘルボーイを殺すことが目的だったメンバーたちに襲われてしまう。殺されそうになった時、３体の巨人が現れ、メンバー達を殺して行くのだった。
命拾いしたヘルボーイだったが、自分も襲われそうになり３体の巨人を全て倒す。ダメージを受けたヘルボーイが気を失いかけていると、そこへ少女が現れ、ヘルボーイを家に連れて帰る。目を覚ましたヘルボーイは自分を助けた少女が、古い友人夫婦の娘アリス（サッシャ・レイン）である事に気づく。
その時、ヘルボーイが失踪したことを聞いたブルーム教授がアリスの家へ現れ、ヘルボーイの無事を確認すると、すぐさま一緒に連れて来ていた元特殊部隊ベン・ダイミョウ少佐（ダニエル・デイ・キム）を紹介し、蘇ったニムエの残りの体の部分がオアシスクラブのオフィスにある事をヘルボーイに話す。
オアシスクラブのオフィスへ到着したヘルボーイ、ダイミョウ少佐、アリスの3人は、殺された人々の死体を発見する。女性の死体に触れたアリスは女性の魂を形にし、その魂がニムエが悪魔の子であるヘルボーイを王にするために探している事を忠告する。
その後、ニムエを見つけた一行は、地上を魔物の世界へ変えようと企む彼女を阻止しようとするが、ヘルボーイを見た彼女は、一緒に世界を支配しようと誘惑する。しかしヘルボーイがこれを断ると、ニムエはアリスの首めがけて毒を投げつける。
瀕死の状態になったアリスを救う為、マーリンを訪ね、アリスは彼によって救われるのだった。マーリンはヘルボーイを見ると、彼の母親アーサー王の血を引いた人間だった事を伝え、ヘルボーイだったらエクスカリバーを使ってニムエを倒すことができると教える。
すると、地中からエクスカリバーが出て来て、マーリンはヘルボーイにそれを引き抜くよう言うが、エクスカリバーに触れた瞬間、自分が人類を惨殺しているイメージを目撃したヘルボーイは、引き抜くのをためらう。その後、エクスカリバーは地中に戻っていってしまい、エクスカリバーを引き抜かなかったヘルボーイに失望したマーリンはショックで息を引き取るのだった。
その頃、完全に蘇ったニムエがロンドンで大勢の人々を殺していた。ニムエを阻止すべく彼女の元へ向かった一向は、巨大化したグアルバッガと戦う。興奮状態に入ったダイミョウ少佐もジャガーに変身して応戦するが勝てないでいると、そこへニムエが現れ、もう用がないと見たグアルバッガを簡単に殺してしまう。
ニムエは再びヘルボーイに仲間になるよう誘惑し、エクスカリバーを地中から彼の前へ浮かび上がらせ、それを引き抜くよう諭す。それでもまだ断るヘルボーイの前に、捕えていたブルーム教授を突き出し、彼を殺すのだった。
父の死を悲しむヘルボーイは、怒りからエクスカリバーを抜いてしまう。その時、機転を利かせたアリスがブルーム教授の死体へ近寄り、彼の魂を形にし、その魂はヘルボーイに、いつも彼を愛していたこと、人間のような良い心を持った人物になれると信じていたことを伝える。これに正気を取り戻したヘルボーイは、エクスカリバーでニムエの首を切り、それを地獄へと放り投げるのだった。
以上、映画「ヘルボーイ」のあらすじと結末でした。
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