インビジブル2の紹介:2006年アメリカ映画。国家で極秘に進められていた実験は、人体を透明にした兵士を作りあげる事だった。しかし最強の兵士を作り上げた者達は、その兵士により恐怖へと突き落とされる。
監督:クラウディオ・ファエ 出演者:クリスチャン・スレイター(マイケル・グリフィン)、ピーター・ファシネリ(フランク・ターナー刑事)、ローラ・レーガン(マギー・ダルトン博士)、デヴィッド・マキルレース(ウィリアム・ライズナー博士)、ウィリアム・マクドナルド(ガヴィン・ビショップ大佐)、サラ・ディーキンス(リサ・マルチネス刑事)、ジェシカ・ハーモン(ヘザー・ダルトン)、ジョン・ショウ(デヴィン・ヴィリアーズ)、ほか
映画「インビジブル2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インビジブル2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「インビジブル2」解説
この解説記事には映画「インビジブル2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
インビジブル2のネタバレあらすじ【見えない何か】
パーティ―会場に来ていた医学博士のデヴィン・ヴィリアーズは、急に何者かに腕を掴まれ突き飛ばされる。恐怖を覚え会場から飛び出すヴィリアーズ博士は、何者かにより洗面所へと連れ込まれる。だが博士はその目に見えない正体が、誰だか知っていた。透明人間が博士に「日に日に症状が悪化している、緩和剤はどこだ」と窓から着き出し脅す。博士は厳重に保管されているので持ち出すのは無理だと答えると、「なら作れ」と博士に言った。しかし博士は「私には作れない、マギー・ダルトン博士なら作れる、実際に緩和剤を合成したのは彼女だ」と告げる。すると透明人間は「俺の事は誰にも言うな、絶対に」と言い、扉を開けて出て行った。博士はそれを見届けると、急いで携帯電話を取り出し電話を掛ける。すると「見たぞ」と男の声がし、博士はバラバラに壊された携帯電話のカードで喉を切られて殺されてしまう。
インビジブル2のネタバレあらすじ【現場検証】
殺された博士の現場検証へとやって来た、警察官のフランク・ターナー刑事と相棒のリサ・マルチネス刑事はその現場を見て異様に思う。大量に噴き出した返り血を犯人は浴びているはずなのに、誰も目撃していない事、また携帯電話のカードで喉を切られ殺される現場など初めてだった。また犯人は床に大量に流れ出た血の上を、何故か裸足で歩いている事も不審な点であった。携帯からSIMカードが消えている事で、アドレス帳が盗まれた事が判明した。するとそこへライズナー研究所のウィリアム・ライズナー博士という人物が、「殺された人物は内のスタッフだ」と言って現場へ入って来た。するとガヴィン・ビショップ大佐がやって来て、「私達が後は引き継ぐ、君達の上司には話を通してある」と言い、フランク達をその場から追い出した。フランクは上司に不満をぶつけるが、相手がペンタゴンとライナーズではどうにも出来ないと言い、上司もフランク同様に悔しがった。
インビジブル2のネタバレあらすじ【マギー・ダルトン博士の防衛】
フランクとリサは、亡くなった生物学者の同僚だったマギーの警備に当るよう上司から命令される。何故だかライズナー博士が心配しているとの事だった。マギーの家に行き取り合えず中の状況を確認する2人、階段を上ると軋む音がした。フランクはマギーに「ヴィリアーズ博士とは何の研究を?」と聞くと、半年前に解雇されたが今はまだ守秘義務があり言えないと言った。一通り中の安全を確認すると2人は外へと出るて、交代でマギーの家のドアの前で見張りに立つ事にした。最初に見張りに立ったのはリサだったが、帰って来たマギーの飼い猫を家に居れる為に家の扉を開く、すると猫と一緒に何者かも入り込んだのだ。階段が軋む音に気が付いたマギーからフランクの携帯に「何か音がする」とかかってきた。中に入り様子を見るリサは何者かによりスタンドのコードで首を絞められ殺されてしまう。フランクが駆け付け心肺蘇生をするが、フランクの相棒は帰らぬ人となってしまった。するとマギーが何者かに引っ張られ部屋の中へと連れ込まれた、そこへ沢山のヘリや兵士達がやって来て、部屋中を撃ちまくった。そこへライナーズがやって来た為、フランクはマギーは正体不明の犯人をおびき寄せる為のオトリだった事に気づく。
インビジブル2のネタバレあらすじ【逃げる二人】
何かの力により内側から窓を突き破る様子を見て、マギーとフランクはその場から逃げ出す。町に出ると人込みに紛れて隠れる様に歩き出すが、通行人が透明人間により次々投げ飛ばされていくのを見て、慌てて逃げ出す二人の跡を追うように、透明人間も追ってくるのだ。道路を横切り反対側に逃げる二人の跡を追って来た透明人間は、車に跳ね飛ばされ深手を負ってしまう。しかし特殊な注射を打つと、血管と体が少し見えかけていたが、また完全に消えた。警察に戻るとフランクは所長から手を引けと言われ、また彼女を留置所閉じ込めて当局に渡すと告げられるのだ。フランクは相棒のリサを殺され、また殺した犯人を当局も知っているのに、手を引けと言う所長に食って掛かるが、聞き入れて貰えなかった。留置所にマギーを案内すると「留置所のトイレは汚いから、先に行っておいた方が良い」と言うと、そのままマギーを逃がした。その頃、警察内部に入り込んでいた透明人間はパソコンから、マギーが留置所に居る事を突き止めていた。しかし一足先にでフランクが先に逃がしたのだ。
インビジブル2のネタバレあらすじ【研究の話】
マギーを車に乗せると相棒が殺されたのだから、詳しい話を聞く権利があると言いマギーを説得した。マギーの話によると5年前人間を透明化する事に成功したが、突然プロジェクトは解散させられたと言うのだ。何故なら二人を残してチームが皆殺しにされたせいだった。しかしライナーズと国防総省によりその一年後密かに研究は再開された、コードネームは「サイレント・ナイト 静かなる兵士」だったと言った。
目的は国防の為で究極の兵器を作る事だった、つまり見えない兵士だ。ライズナーは最初の実験の成果を利用し、結果の修正をマギーに任せた。問題は透明化そのものにあり、透明化させる血清に恐ろしい副作用があったのだ。透明人間は放射線により細胞がダメージを受けやがて死に至る、つまり死にかけた被験者だとマギーは説明した。マギーは被験者を死なせない為に緩和剤を発明していた。
インビジブル2のネタバレあらすじ【透明人間の正体】
被験者の名前は「マイケル・グリフィン」と言い、元々特殊部隊の鍛えられた優秀な兵士であった。ライズナーは成功したとマギーに告げたが、透明化したマイケルに緩和剤を投与した途端死んだと聞かされた、つまり緩和剤が効かなかったと言う事だった。マギーは真実も知らずに自分を責めた、その後解雇されたが緩和剤が効かなかった事に納得はいかなかった、どうしてもその原因を知りたかったのだ。そしてグリフィンが今も生きている事を知った今、緩和剤は効かなかったのでは無く投与されなかったのだと確信した。その頃、国防総省ではマギーとフランクを探していた、フランクはメディアに指名手配の顔写真まで出されてしまうのだ。
インビジブル2のネタバレあらすじ【大佐の死】
ガソリンスタンドで給油をし買い物をするフランク、車に残ったマギーは妹が心配していると思い携帯の電源を入れる。すると妹から留守電にメッセージが入っていて、マギーの事を心配していた。次の瞬間メールが一通入りそこには「彼らを信用するな、ラドロー2058番地」と住所が記載されていた。そこへフランクが戻って来て、携帯の電源を入れた事を怒る。携帯が使われた事で国家は、その居場所を特定しようと試みていた。その事はガヴィン大佐にも報告された、そしてメールが大佐のPCにも転送された。しかしその大佐もグリフィンにより、殺されてしまう。大佐のPCに残っていたメールを見ると、グリフィンは「ラドロー2058番地」の場所を知る。
インビジブル2のネタバレあらすじ【他の被験者達】
フランクとマギーは罠かもと知りつつ、何か分かるかも知れないとその場所へと行ってみる事にした。中へ入るとフランクは瓶を割り地面に広げだした、その物音に気付いたある人物が上の方から覗いた。そしてその男がフランク達の目の前に現れ「ティモシー・ローレンツ」と名乗った、しかしそんな名前は既に抹消されていると言った。ライトを当てると苦しみ光を嫌った、3つの腫瘍とボロボロになった内臓、そして日に日に近づく死を透明な体で亡くなっていく事を嘆いた。そこでマギーは他にも被験者が居た事を知る。ティモシーは「正しくは3人、一人は8日後に死に2人目は私、そして3人目はもうあったはずだ」とグリフィンの事を指していた。ティモシーは自分の隠れ家へと2人を連れて行き、今まで殺された人の新聞記事を見せる。最初は国家にとって邪魔な人をグリフィンによって殺させていたが、最近では普通の人までも犠牲になっていると説明した。するとフランクは何かのカモフラージュの為ではないかと指摘するが、ティモシーは「ただ殺したいだけだ」とグリフィンの恐ろしさを伝える。その時ガラスを踏む音が聞こえ2人は裏口から逃げる、マギーを先に逃がすとフランクは見えないグリフィンを待ち構える。しかしグリフィンに捕まってしまい殺されかけるが、ティモシーによって助け出された。
インビジブル2のネタバレあらすじ【妹のヘザーが人質に】
間一髪の所で逃げ切った二人だったが、フランクはマギーに駅まで送るから遠くに逃げて身を隠せと言い自分の銃を渡した。するとマギーは友達の新聞社の所に言って全てを話すと言うのだ。そうすればライズナーも手を出せないし、第2のグリフィンも生まれないと説得した。その前に妹のヘザーに、自分の無事を知らせる為に電話を掛ける事にした。しかしヘザーの家には先回りしていたグリフィンがいて、ヘザーが人質にとられてしまった。待ち合わせ場所のターミナルへとやって来た二人は、一人で来いと言われていたマギーを通路で待たせフランクは隠れて様子を伺っていた。ターミナルでヘザーを見つけると駆け寄るマギー、ヘザーは「逃げて」と言うがグリフィンに捕まってしまい、ショップへと連れて来られると試着室に入った。試着室でマギーはグリフィンに透明になる注射を打たれそうになる。連れ去られたマギーを追いショップへと入って来たフランクだったが、試着室から出て来た女の子が悲鳴を上げた事で、グリフィンにフランクが一緒だと言う事を知られてしまい連れ去れれる。フランクは警備員やライナーズ、国家の者達に取り囲まれ、ショップへと戻ると試着室に残っていた注射を自分に撃った。フランクは自ら透明人間へとなる。ライズナーを見つけると銃を向けるが、ライズナーは初めグリフィンと間違えフランクの事は始末するからとグリフィンを取り込もうとする。透明人間がフランクだと分かると、「お前に撃てるわけがない」と大きな態度に出るのであった。しかしライズナーは車道に出てしまい、そこで車に引かれて死んでしまうのだ。
インビジブル2のネタバレあらすじ【緩和剤を打つ】
古いIDを使い大学へと忍び込んだマギーは、グリフィンに熱傷患者用の緩和剤を投与しようとする。しかしグリフィンは「あんたの事を信用していない、半分ずつ打とう」と言ってきた。最初にマギーの腕に注射をした後、今度はグリフィンの腕に注射をした。注射をするとマギーには用が無くなり殺そうとする、マギーはグリフィンの目にスプレーをかけその隙に逃げ出した。しかし後を追うグリフィンがすぐ側まで迫っていた、するとグリフィンは何者かによって跳ね飛ばされる。グリフィンには訳が分からなかったが、マギーにはすぐにそれがフランクだと分かった。グリフィンもフランクに気づいたが、その前にフランクにより窓から外へと落とされてしまう。
インビジブル2の結末【最後の戦い】
突き落としたグリフィンを確認しに来たフランクは、鉄の棒で襲われてしまう。最後の一撃を与えようとしたその時、グリフィンの体に異変が起き透明な体がその姿を現し始めるのだ。グリフィンは「俺の体に何をした」と苦しみながらマギーに問うと、「殺鼠剤よ」とマギーは答えた。「バカな女だ、自分も死ぬつもりか」とののしる、そんなグリフィンに「血液が溶解して、出血で死ぬ」と説明すると、マギーの鼻から血が流れ気を失う。腹を立てたグリフィンはスコップを手に取ると、マギーを殺そうとする。しかしフランクにスコップを取られると、最後の止めをさせられグリフィンは死んだ。そして気を失ったマギーの体を優しく抱き上げた。マギーは病院のベッドの上で目を覚ますと、妹のヘザーが「彼からは何も」と言われるが、マギーはその言葉を遮る様に「大丈夫、いつか来るわ絶対に」と言うのであった。病院の外ではマギーの病室の窓を見上げる、一人の透明人間が居た。
以上、映画インビジブル2のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する