映画「ホームアローン2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホーム・アローン2の紹介：1992年アメリカ映画。マコーレー・カルキン主演の大人気ドタバタコメディ、ホーム・アローンシリーズの第2弾です。今回はマイアミ旅行へ向かう一家でしたが、空港で家族とはぐれて、たった一人で泥棒コンビに立ち向かうことになったケビン。ホーム・アローン2には当時プラザホテルのオーナーだった現アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプがカメオ出演しています。ホームレスの女性＝鳩おばさん役のブレンダ・フリッカーは、奇しくも私生活で本当に破産してしまったことを明かしています。ホーム・アローン2の劇中で使用されているプラザホテルの電話番号は実際の電話番号です。
監督：クリス・コロンバス 出演：マコーレー・カルキン（ケビン）、ジョー・ペシ（ハリー）、ダニエル・スターン（マーヴ）、ジョン・ハード（ピーター）、キャサリン・オハラ（ケイト）、ブレンダ・フリッカー（鳩の婦人）、ティム・カリー（ホテルの接客係）、ほか
この解説記事には映画「ホームアローン2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
前作ホーム・アローンのクリスマスから１年。今度のマカリスター家は、マイアミ旅行の予定を立てていました。旅行の前夜、聖夜祭で兄のバズにからかわれたケビン（マコーレー・カルキン）は、怒って前夜祭をメチャクチャにしてしまいました。バズは、両親のピーターとケイトの前でからかったことをケビンに謝罪するも、ケビンはバズの謝罪が演技だと気付きます。しかし、演技に気付かなかったピーター（ジョン・ハード）とケイト（キャサリン・オハラ）はバズを賞賛、それを許さないケビンをとがめてしまいます。バズの悪知恵にはめられ、１人屋根裏部屋で寝ることになったケビン。その夜、ピーターとケイトは、誤って目覚まし時計のコンセントを外してしまい、時刻設定がリセットされてしまいます。その頃、前の年のクリスマスにマカリスター家に侵入し御用となったハリーとマーヴの泥棒コンビが、刑務所で発生した暴動に乗じて脱走したという新聞記事が出ていました。
次の日の朝、時刻設定がリセットされ時計が狂ったおかげで家族全員が寝坊してしまいます。昨年と同じドタバタ劇でしたが、今度はケビンは忘れられずに済みました。大急ぎで空港に到着したマカリスター一家。ケビンは、空港ターミナルでおもちゃの録音マイクの電池交換をしようと、電池が入ったピーターのカバンを持ったまま立ち止まってしまいます。電池を交換し、大急ぎでみんなの後を追いかけるケビン。しかし、ピーターと同じコートを着た男を間違って追いかけてしまい、マイアミ行きの飛行機とニューヨーク行きの飛行機に乗ってしまいました。ピーターのカバンに入った大量のお金とクレジットカードを持ったまま、ニューヨークへ向かうことになったケビン。昨年と同じ、たった１人のクリスマスの始まりです。
マイアミに到着してケビンがいないことに気づくピーターとケイト、すぐに警察へ行き事情を話しましたが、ケビンが持ったままのカバンにクレジットカードが入ってあることを思い出し、利用停止の手続きを取ります。ピーターは、ニューヨークにいる弟に連絡を取りますが、弟は家の改装中であり、その間パリに行っていて連絡がつきませんでした。一方、ニューヨークに着いたケビン。あるプラザホテルの宣伝を見かけたケビンは、おもちゃの録音マイクを使って上手くスイートルームの予約を取ります。そして、受付係を得意の悪知恵で巧みに騙し、父親のクレジットカードでチェックインに成功したのでした。無事にチェックインできたあと、セントラルパークへ観光に行くケビンでしたが、そこでたくさんの鳩を全身に従えた鳩おばさんと遭遇、その様相にびっくりして逃げ出してしまいます。その夜、ケビンは贅沢三昧のプラザホテルを満喫します。一方、魚のコンテナに隠れたハリーとマーヴの泥棒コンビはフルトン市場に到着。2人はある計画を企んでいました。
次の日、プラザホテルのリムジンでダンカンのおもちゃ屋に向かったケビンは、おもちゃ屋のレジ係から「社長のダンカンは今日の売り上げを全て孤児院に寄付する」という話を聞きます。ケビンは、購入したおもちゃの代金と、それに加えて心ばかりの寄付をしました。それに感銘を受けたレジ係は、2対のキジバトケビンにプレゼントします。そのキジバトは、1対を自分の手元に、もう一対を自分の大切な人に持たせ、永遠の友情を示すものだといいます。おもちゃ屋を出ようとするケビンは、ふと出口付近にあった経営者の肖像画に目をやりますが、そこに描かれていた人物はレジ係と瓜二つなのでした。その頃、プラザホテルのマネージャー・ヘクターは、クレジットカードの精算処理でケビンが予約に使っていたカードに盗難届が出ていることを知ります。それと同時に、ケビンがプラザホテルにいることがマイアミにも伝えられ、ケイトとピーター、そしてマカリスター家はニューヨークへ行くことを決めたのでした。
ケビンはおもちゃ屋を出た後、偶然にもハリーとマーヴに遭遇してしまいます。泥棒コンビはケビンの顔を覚えていて捕まりそうになりますが、スケートリンクに逃れて2人をかわします。大急ぎでプラザホテルに戻るケビンですが、今度はヘクターをはじめ、ホテルの従業員が待ち構えていました。ケビンはそれもかわし、部屋に逃げ込むとテレビを使って従業員を翻弄、まんまと逃げ出すことに成功します。しかし、またもやハリーとマーヴと遭遇し、今度こそ捕まってしまうのでした。ケビンは口が滑ったマーブから、ダンカンのおもちゃ屋を襲撃する計画を知ります。その後ケビンは泥棒コンビから逃げることに成功、叔父さんの家に逃げ込みますが、改装中でパリに行っている叔父さん達は家にいませんでした。途方にくれつつセントラル・パークへ向かいますが、またもや鳩おばさんに遭遇します。逃げようとするケビンでしたが、岩に足が挟まって逃げられません。近寄る鳩おばさんに慄きますが、鳩おばさんは挟まったケビンの足を引っ張って助けてくれたのでした。鳩おばさんは怖い人ではないと知ったケビンは、1人でニューヨークに来てしまったことを鳩おばさんに話します。そして、鳩おばさんは、ケビンをカーネギー・ホールの天井裏に連れて行きます。そこで素晴らしいオーケストラを聞きながら、2人は話に少しばかりの身の上話にふけこむのでした。
一方で、プラザホテルに到着したマカリスター一家ですが、ケビンがそこにいないと知り、ヘクター達に激昂するケイト。1人でニューヨークの街にケビンを探しに行くのでした。鳩おばさんと別れた後、当てもないまま1人で歩くケビンですが、とある小児病院の近くを通ります。そこでケビンはダンカンのおもちゃ屋で聞いた寄付の話、そしてハリーとマーブの強盗計画を思い出し、泥棒コンビの悪巧みを阻止することを決意します。すぐさま叔父さんの家に戻り、改装に使う資材を巧みに利用して泥棒コンビの2人を迎え撃つ仕掛けを造ります。ダンカンのおもちゃ屋で閉店まで隠れていたハリーとマーブの元へ向かったケビンは、盗みを働く最中の姿を写真に撮り、お店のガラスにレンガを投げつけ警報を鳴らし、追いかけてくる泥棒コンビを叔父さんの家へおびき出します。ケビンの仕掛けた罠に翻弄されボロボロになった泥棒コンビですが、セントラル・パークへ逃げ込んだところようやくケビンを捕まえます。ハリーに拳銃で脅され、あわやこれまでとなったケビンでしたが、そこに鳩おばさんがやってきて、大量の餌を泥棒コンビに向かって撒きつけ、鳩の大群に襲わせます。そこに警察が到着し、泥棒コンビは再び逮捕となるのでした。
一方、ケイトはニューヨークの街でケビンを探していたが、一向に手がかりは得られないままです。途方にくれつつ、停車していたパトカーの警官に捜索をお願いすると「息子さんならどこに行きそうですか」と聞かれます。ケイトは、ケビンがクリスマスツリーが大好きなことを思い出し、警官にロックフェラーセンターへ連れて行ってもらいます。きっとケビンはそこにいるはず。ケイトの予想通り、ケビンは巨大なクリスマスツリーの前にいました。無事、ケビンと出会えたマカリスター家は、プラザホテルでクリスマスイブを過ごします。翌朝、マカリスター家の子供たちが目を覚ますと、ダンカンから大量のクリスマスプレゼントが届けられていました。プレゼントを開けようとする子供たち、そこにバズが躍り出て、たった一人で行動したケビンの勇気を称えるのでした。ケビンはセントラル・パークへ行き、鳩おばさんにダンカンのおもちゃ屋でもらったキジバトの片方をプレゼントしました。騒動も一件落着の団欒の最中、従業員がルームサービスの請求書を届けに部屋にやってきます。請求書を受け取ってほくそ笑むバズ、そしてその金額に驚愕したピーターは。ホテルの外まで聞こえるほどの大声で叫び、それに驚いたケビンは鳩おばさんに別れを告げ、大慌てで逃げだしたのでした。
以上、ホーム・アローン2のあらすじと結末でした。
ホーム・アローンのネタバレあらすじ
ホーム・アローン2のネタバレあらすじ
ホーム・アローン3のネタバレあらすじ
ホーム・アローン4のネタバレあらすじ
ホーム・アローン5のネタバレあらすじ
ホーム・アローンシリーズは泥棒コンビのマーブ達の企みを阻止するケビンの奮闘を描いたファミリーコメディ作品。ホーム・アローン2の続編は、ホーム・アローン4となる。ホーム・アローン4はテレビ映画ですが、前作の制作から10年が経過しているため、主演がマコーレー・カルキンからマイケル・ワインバーグに交代しています。ホーム・アローン3は役名などがシリーズとは異なりホームアローン2までとは関連性が無いため、時系列としては、ホーム・アローン⇒ホーム・アローン2⇒ホーム・アローン4の順番となっています。ホーム・アローン5についてもシリーズとは直接関係のない作品となっています。
毎年クリスマスの頃に放送しますが、つい毎年見てしまう作品です。何度見ても楽しいです。家族で見ると特にほっこりしますね。特にハトのおばあちゃんとのふれあいが温かくてちょっと切なくて好きです。自分の亡くなったおばあちゃんに似ていて、懐かしかったりします。この映画はきっとこの先も何度でも見ると思います。今年のクリスマスシーズンもまた見たいな。ホームアローンシリーズの中でも一番好きな作品です。
よくこんな仕掛けを思いつくな～と感心するほど、気持ちいいぐらい泥棒がコテンパンにさえていくのを声が出てしまうほど笑ってしまいました。基本コメディーなのに、ところどころぐっとくるような人との温かいやり取りがあり、見終わったときに「面白かった」という感想以外のふんわりとしたあったかい気持ちにさせてもらいました。何度でも見たくなります。