ホームステイ ボクと僕の100日間の紹介:2018年タイ映画。直木賞作家、森絵都の小説を舞台をタイにして映画化した青春ファンタジー作品。死んだ人の魂が自殺した高校生の体に乗り移るのだが、100日間の間に自殺した原因を突き止めなければ魂が消えてしまうという過酷な条件が付きまとってしまいます。
監督:パークプム・ウォンプム 出演:ティーラドン・スパパンピンヨー(ミン)、チャープラン・アーリークン(パイ)、ほか
映画「ホームステイ ボクと僕の100日間」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホームステイ ボクと僕の100日間」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホームステイ ボクと僕の100日間の予告編 動画
映画「ホームステイ ボクと僕の100日間」解説
この解説記事には映画「ホームステイ ボクと僕の100日間」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホームステイ ボクと僕の100日間のネタバレあらすじ:起
「当選しました」その声で、死んだはずのボク(ティラードン・スパパンピンヨー)は遺体安置所で目を覚まします。
管理人だと名乗る清掃係の人が説明を始めます。ボクの生前の記憶は消されてしまったこと、そして今ボクが自殺した高校生のミン(ティラードン・スパパンピンヨー)の体に転生してしまった事が分かります。
ミンの体にいることが出来るのは100日間、他言無用で期間内にミンの自殺の原因を探らなければボクの魂は消えてしまいます。
新生ミンとして生まれ変わったボクは、早速ミンが自殺してしまった原因を探っていきます。しかし自宅に帰ってもミンに関するものはほとんど捨てられていて、手がかりすら掴めません。
ボクは学校に復学し、ミンの一番の親友だったリーと再会します。リーから、ミンがうつ病を患っていたことを知りました。
ホームステイ ボクと僕の100日間のネタバレあらすじ:承
その後、ミンの面倒を見てくれていた先輩のパイ(チャープラン・アーリークン)に出会いますが、事もあろうにボクは、勉強が出来て可愛らしいパイに一目惚れをしてしまうのでした。
ボクにとって転生した意味が一気に湧いてきました。パイに好かれたい、その一心で髪型を変え、生まれ変わったような姿をパイに見せます。
その想いが届いたのか、ミンとパイの距離は少しずつ縮まっていくのでした。
転生の時間が残り70日になった頃、ボクをミンの中に入れた管理人が、別の姿で現れます。そして管理人は、正しい答えを出せば落ち行く命の砂時計を止める事が出来て、間違えると確実に100日後に命を落とすことになる、そう話しました。
いよいよミンの自殺の原因について、本腰をいれなければなくなるのでした。
ホームステイ ボクと僕の100日間のネタバレあらすじ:転
応援部内でボクはミンが所有していたPCを見つけます。そこにあるファイルを見つけてすぐにそれがミンの遺書だと気づきました。
すぐに答えが分かってはいけないと、管理人が再び姿を変えてPCを壊してしまいますが、ボクは諦めずPCを復旧し、遺書を再び読めるようにしました。
どうやらミンは自殺を決意していたようで、原因は家族でした。父や兄、頼りにしていた母にまで裏切られていたのです。
家族の裏切りの詳細を知ってしまったボクは、再び管理人が現れた時に、周りの皆が悪いのだと答えるのですが、手にしていた命の砂時計は止まる気配はありません。
管理人は、残り三日楽しく過ごせと告げて去っていきました。
ホームステイ ボクと僕の100日間の結末
戸惑い怒るボクでしたが、この残った三日間で裏切った人達の本当の気持ちを知ります。そしてパイ、先生との不貞関係に悩んでいたパイを救いたい、そうこうしている内に最後の時間がやってきます。
全てを思い出した!そう思った瞬間に、目の前が暗くなり倒れこみました。目を覚ますとそこには管理人が立っていました。今度はミンの姿をしています。
腹をくくっていたボクは、最後に思い出した内容を話し始めます。ミンは周りのせいで死んだのではなく、自分自身のせいで死んだ。そしてボクはミン自身なんだと話しました。
すると命の砂時計は動きを止め、魂は自身の体に帰ります。管理人は、ミンはゲームに勝ったのだ、報酬は残りの人生が終わりを告げるまで生きる事が出来るという事を嬉しそうに話します。
ボクを通して見てきた以前の自分の知らなかった世界、あんなに辛かったはずなのに今はこんなにも愛しく見えます。
このホームステイの期間でミンは本当に大切なものに気づく事が出来ました。これからも彼の愛する人達と、幸せにミンの人生を過ごしていけることでしょう。
以上、映画「ホームステイ ボクと僕の100日間」のあらすじと結末でした。
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