ほとりの朔子の紹介:2013年日本,アメリカ映画。吉野朔子は、大学受験に失敗した浪人生。夏の暑い中、家では勉強する気にはなれずに、叔母・海希江の誘いで、もうひとりの伯母・水帆の家で、2週間を過ごすことになる。そこで忘れられない淡い恋をすることになる。
監督:深田晃司 出演者:二階堂ふみ(吉野朔子)、鶴田真由(若林海希江)、太賀(亀田孝史)、古舘寛治(亀田兎吉)、ほか
映画「ほとりの朔子」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ほとりの朔子」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ほとりの朔子の予告編 動画
映画「ほとりの朔子」解説
この解説記事には映画「ほとりの朔子」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ほとりの朔子のネタバレあらすじ:起
吉野朔子は、大学受験に失敗した浪人生。夏の暑い中、家では勉強する気にはなれずに、叔母・海希江の誘いで、もうひとりの伯母・水帆の家で、夏の終わりの2週間を過ごすことになる。吉野朔子は、小言がうるさい両親から離れて、海辺の近い家でのスローライフを満喫する。勉強もせずに、ぶらぶらする毎日。朔子は、やりがいのある仕事を持つ海希江を羨ましく思えた。
ほとりの朔子のネタバレあらすじ:承
朔子はガリ勉タイプだったが、志望校どころか、滑り止めさえも落ちていた。何のために大学に行くということも考え始めて、受験する気持ちは日に日に減少していく。眩しく見えるものに弱くなっていた。そんな時に、吉野朔子は、海希江の古馴染みの兎吉や娘の辰子、そして甥の孝史と知り合うことになり、少しずつ、視野が広がり始める。
ほとりの朔子のネタバレあらすじ:転
特に、年齢が1つ歳下の亀田孝史とは、気が合い、川辺や喫茶店、海で語り合ううちに気になっていく存在になる。亀田孝史は、不登校で、叔父の兎吉のホテルでアルバイトをして過ごしていた。しかし、 吉野朔子は亀田孝史に嘘をつかれていた。普通のホテルではなくラブホテルでアルバイトしていたのだ。亀田孝史は気にしていたが、判明しても、どこかすれている吉野朔子は驚く様子もない。そんな吉野朔子を他所に、亀田孝史に同級生の知佳が急接近する。
ほとりの朔子の結末
吉野朔子は、浮足立つ孝史の表情を見て、心がざわつく。本当は、応援する気もないが、自分の気持ちとは逆に応援してしまう。真に受けた亀田孝史は、知佳の誘いにのるが、それは原発反対運動に参加させるためだったことが判明する。そして、亀田孝史は、福島の原発事故により、疎開してきたことが判明する。亀田孝史は、原発事故が起こるまで恩恵を受けたので、一概に批判はできないと、団体の前で、叫びます。それを見ていた吉野朔子は、正直にわからないことをわからないなりに言葉にする亀田孝史の言動に感動します。吉野朔子は、亀田孝史にその恋心を結局告げることはしなかったが、この避暑地での経験を生かして前に向いて生きていこうと思いながら帰路に着くのだ。
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