ハッドの紹介:1962年アメリカ映画。「ラスト・ショー」や「愛と追憶の日々」と同じラリー・マクマートリーの原作を元に、テキサスで牧場を経営する家族の確執を描いたドラマ。アカデミー賞では主演女優賞、助演男優賞、撮影賞を受賞した。
監督:マーティン・リット 出演:ポール・ニューマン(ハッド)、パトリシア・ニール(アルマ)、メルヴィン・ダグラス、ブランドン・デ・ワイルド、ウィット・ビセル、ほか
映画「ハッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハッド」解説
この解説記事には映画「ハッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハッドのネタバレあらすじ:1
少年ロンは伯父のハッドを牧場に連れ戻すため、町へやってきます。バーテンダーが割れて散らばった窓ガラスを掃除していました。誰がやったのか訊ねると、案の定ハッドです。なおも通りをゆくとハッドのキャデラックを発見。呼びかけると彼は外へ出てきますが不機嫌そうです。今彼は人妻といちゃついていたのでした。ハッドは34歳で独身。父親の牧場で働きながらも自堕落で、勝手な行動ばかりしています。ロンがハッドを呼びにきたのは、牛が何か病気にかかって死んだので、その様子を見てもらいたいからでした。
ハッドのネタバレあらすじ:2
ハッドは牧場に帰るなりその牛の死体にたかった鳥を射殺。父親のホーマーはそんなことをするのは違法だと言いますが、ハッドは耳を貸しません。それどころか、牛の病気のことが噂として広がる前に全て他の牧場に売り払うことを提案。ホーマーと対立します。やがて獣医がやってきて、その命令で牛の売買がストップ。疫病拡散を防ぐためです。こうなると牧場自体が立ち行くかどうかの瀬戸際でした。
ハッドのネタバレあらすじ:3
気晴らしのため、ハッドはロンを連れて町へ行き、酒場で過ごします。彼らが牧場に戻るとホーマーがハッドに詰め寄ります。ロンを堕落させるなというのです。ホーマーはハッドに対して冷たいのですが、それはハッドの無謀な運転によりお気に入りの兄が事故死したからだと周囲の人間は考えていました。しかし、ホーマーは、もともとハッドの人間性自体が気に入らないのです。
ハッドのネタバレあらすじ:4
ヤケクソになったハッドは、牧場で家政婦をやっているアルマをレイプしようとします。ハッドは以前から魅力的な彼女が気になってはいましたが、アルマ自身が男性関係に懲りていて、手を出させようとはしなかったのです。抵抗する物音を聞いてロンがやってきます。アルマを助けようとするロンを殴るハッド。ようやく冷静になって彼らに謝ります。
ハッドの結末
もう人間関係も崩壊寸前でした。アルマもハッドに愛想をつかして牧場を離れることに。実は彼女はハッドに惹かれていたのですが、もう後の祭りです。やがて心痛の重なったホーマーが倒れ、息を引き取ります。ハッドに憧れていたロンも牧場を去り、ハッドはたった1人、ガランとした牧場に残されるのでした。
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