バーバラと心の巨人の紹介:2017年アメリカ,ベルギー,イギリス,中国映画。アメリカの海辺の美しい町に暮らす少女は巨人が町を襲う、その巨人を倒すのが自分の使命という妄想?を抱いています。彼女は家族を心配させ、級友からは除け者にされ、先生たちもどうすることもできません。彼女は心配し馬鹿にする周囲を巨人の脅威を理解できない愚か者とし相手にせず、自分の世界に閉じこもり巨人を倒す使命を実行します。彼女の心に住む巨人の正体とは?『バーバラと心の巨人』は少女の成長、友情、家族愛を描いた秀作で批評家から好意的に評価された映画です。
監督:アンダース・ウォルター 出演:マディソン・ウルフ(バーバラ)、ゾーイ・サルダナ(モル先生)、イモージェン・プーツ(カレン)、シドニー・ウェイド(ソフィア)、ロリー・ジャクソン、ほか
映画「バーバラと心の巨人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バーバラと心の巨人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バーバラと心の巨人の予告編 動画
映画「バーバラと心の巨人」解説
この解説記事には映画「バーバラと心の巨人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バーバラと心の巨人のネタバレあらすじ:起・変わった少女バーバラの奇行
森をさまようバーバラ(マディソン・ウルフ)は木に赤い色を塗っていますが、森のなかには不気味なものがいるようです。バーバラは家に帰り木に塗る色の記録をつけます。夕食の時間、姉のカレン(イモージェン・プーツ)は食事を作りますが、兄弟のデーブはビデオゲームに熱中、バーバラはダンジョンズ・ドラゴンズというゲームに静かに熱中します。バーバラはデーブのテレビゲームがうるさいと電気を切ってしまいます。怒りのデーブはカレンの食事を台無しにします。何かの声を聞くバーバラの部屋にはなぜか野球のボールとグローブがあります。
バーバラは柱に登り、廃棄された電車にペイントするという奇行を繰り返します。海辺で遠くを見るバーバラに一人の少女が声をかけます。少女はソフィア(シドニー・ウェイド)といいバーバラと友だちになりたいようですが、バーバラはそっけない態度を取ります。ソフィアはバーバラと同じバスで学校へ行きます。バーバラは学校でも奇行を繰り返し、級友テイラーとトラブルを起こします。バーバラはモル先生(ゾーイ・サルダナ)のオフィスに呼ばれカウンセリングを受けます。バーバラは先生から「いつも持っているカバンに書かれているコベルスキーとは何?」と聞かれますが、反抗的態度でオフィスを出ていきます。
バーバラと心の巨人のネタバレあらすじ:承・友達のソフィアに話すバーバラの使命
バーバラはテイラーから変わり者として、また暴行されます。ソフィアはバーバラと友だちになりたくてバーバラに近づきバーバラもソフィアを信用し、自分が信じる巨人の話をはじめます。バーバラは巨人の大きさと危険さを話し、町を守るため自分が巨人を見つけ殺すと話します。バーバラはコルベスキーカバンの中には巨人の骨で作った秘密のハンマーがあり、巨人を倒せるといいます。ソフィアはバーバラの孤独と奇行も巨人を倒す使命のためだとわかります。
バーバラは自転車にのり森へ行き、巨人の声を聞き絵を描きます。体育の授業中、先生はバーバラのコベルスキーカバンを見てコベルスキーとは元大リーグの選手と指摘しますが、バーバラは野球をプレーすることには興味なく先生に反抗的態度をとります。学校ではモルに呼び出されます。モルはバーバラに優しく理解する態度をみせますが、バーバラは相変わらず先生を信用せず、周囲を巨人の危険をわかっていない愚かものと感じています。
バーバラはソフィアと森へ行き、巨人を捕らえるための罠を調べます。ソフィアは巨人などいないとバーバラに言いますが、バーバラは聞きません。巨人が倒したとみられる鹿を調べる二人、バーバラはソフィアを巨人から町を守るための孤独な戦いに引き入れるためソフィアの血をとり呪文を唱えます。カレンはそんなバーバラに悩みます。
バーバラと心の巨人のネタバレあらすじ:転・ソフィアとバーバラの友情の危機
モルはバーバラの心を開こうとしますが、バーバラはモルを殴ります。バーバラは勘違いからかソフィアを殴ってしまいます。バーバラは謝罪しますが、ソフィアは逃げます。カレンは先生をなぐったことでバーバラをしかりますが、バーバラはカレンと喧嘩してしまいます。モルは巨人についてバーバラに聞きますが、バーバラは相変わらず心を開きません。
テイラーはソフィアをバーバラから離そうとし、自分の仲間に引き入れようとします。テイラーはソフィアから聞いたバーバラの罠を壊します。バーバラはコベルスキーハンマーでテイラーと戦おうとしますが、うまくいかずバーバラはテイラーに殴られます。ソフィアはバーバラを自宅へ連れて行きます。バーバラはモルの自宅を訪ねお詫びしますが、「巨人が来るから全員死ぬ」といいモルから立ち去ります。
ソフィアはバスを待ちますが、バーバラは来ません。バーバラは森で泣きながら、「巨人はどこにいる?」言います。モルとソフィアはバーバラの家を訪れます。ソフィアはバーバラと彼女の母の会話のテープを聞きますが、それは、コベルスキーという野球選手がニューヨーク・ジャイアンツ相手に大活躍しコベルスキーは「ジャイアンツ(巨人)キラー」と呼ばれていた話でした。ソフィアはバーバラを見つけますが、バーバラはソフィアを裏切り者呼ばわりし逃げ出します。
バーバラと心の巨人の結末:巨人との戦い、その正体は?
廃棄された電車へ行くバーバラは巨人に出会います。巨人に襲われながらもバーバラは巨人を焼き殺します。翌朝、バーバラはテイラーのロッカーに骸骨をいれて暴行の仕返しをしますが、モルはバーバラを追いかけます。海辺の町に嵐が襲いますが、バーバラは海辺の隠れ家へ行きます。
モルはバーバラの母が病気でバーバラに会いたいことを話しますが、バーバラは逃げ出します。テイラーはバーバラの隠れ家を壊します。バーバラは隠れ家が壊されていることに気づきます。ソフィアはバーバラにテイラーが仕返しでしたと話しますが、そこへ巨人が現れます。バーバラはコベルスキーハンマーで巨人と倒します。巨人はバーバラに「母のためでなく、バーバラのために来た」と話し「人間はいつか死ぬ、生きている間は喜びを受け入れなければならない」と話します。バーバラはソフィアと再会します。
翌日、ソフィアに連れられバーバラは死ぬ間際の母と最後の別れをし、いままで避けていたことを謝罪します。夏休みが終わり学校へ行くバーバラ、普通の女学生の姿で素直にモルと学校の先生と話します。母の葬式ではコベルスキーカバンを母の棺に置き去ります。その晩、海から現れた巨人にバーバラは感謝の言葉をつたえます。
以上『バーバラと心の巨人』のあらすじと結末でした。
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