月影の下での紹介:2019年アメリカ映画。9年に一度、未来から謎の青パーカーの女がやってきて、次々と未来の機械で殺人を遂げます。一体その女は何を目的にタイムとラベルをしてくるのか。トーマスが人生をかけてその真実を追いかけるストーリーです。
監督:ジム・ミックル 出演:ボイド・ホルブルック(トーマス)、マイケル・C・ホール(ホルト)、ボキーム・ウッドバイン(マドックス)、クレオパトラ・コールマン(青パーカーの女)、ルディ・ダーマリンガム(ラオ博士)、ほか
映画「月影の下で」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「月影の下で」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
月影の下での予告編 動画
映画「月影の下で」解説
この解説記事には映画「月影の下で」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
月影の下でのネタバレあらすじ:起
1998年フィラデルフィア。トーマスには臨月を向かえた妻がいました。ある時、バスの運転手が運転中に口や目や鼻から大量の血を流して死んでしまい、交通事故へと発展しました。トーマスは刑事を目指している警官で、事故現場へと向かいます。トーマスの義理の兄ホルトは刑事をしています。その運転手は脳みそが出てくるほどに体中の血が全て出ていた状態で亡くなっていました。その死体には首に何か刺し傷のようなものがあります。
その他にも、ピアニストとレストランの従業員の遺体が大量に血を流した状態で発見され、首には同じ刺し傷がありました。すると、暴行を受け、首に刺し傷を受けた女性がいるとの情報を受けます。トーマスは現場へと急ぎます。その女性に話を聞くと、青いパーカーを着た黒人女性に暴行をされたと話し始めます。
しかし、話を聞いている途中でその女性は大量に血を流して死んでしまいます。トーマスはその青いパーカーの女を見つけ出し、相棒のマドックスとともに追いかけます。追いかけている最中に、奥さんが産気づいたとの情報が入りますが、トーマスの耳に入ることはありませんでした。トーマスは途中で、青パーカーの女が落とした刺し傷の原因と思われる武器を拾います。
トーマスは駅のホームで青パーカーの女を追い詰めます。すると、その女は「女の子出産おめでとう。私たちはまた再会する。」とトーマスに告げます。トーマスは訳がわからないまま、その拾った武器で女を刺し、その女は電車に轢かれて死んでしまいました。その後すぐに、妻の出産が始まったと聞いてトーマスは急いで病院へ向かいます。赤ちゃんは女の子で無事に生まれましたが、奥さんのジャネットは亡くなってしまいます。この一連の事件でトーマスは刑事へと昇進しました。
月影の下でのネタバレあらすじ:承
それから9年後の1997年。9年前にあった大量出血で死亡する事件が複数起きました。事件現場の監視カメラを確認してみると、死んだはずの青パーカーの女が映っていました。トーマスはその事件をきっかけに、9年前の事件を洗いなおし始めます。
9年前に青パーカーの女が持っていた鍵を調べると、1992年の型の飛行機の鍵だったことがわかりました。これが本当なら、青パーカー女は未来から来た可能性があります。そこに、ラオ博士がやってきて、9年前の事件は未来人により引き起こされたかもしれないと言いましたが、トーマスたちは冷たくあしらいました。
飛行場になにかあるかもしれないと思い、マドックスの反対を押し切ってトーマスは向かいます。トーマスの予想通り、そこに青パーカーの女はいました。異変に気付いたマドックスは現場に向かいますが、青パーカーの女に撃たれて死んでしまいます。トーマスは青パーカーの女に飛行機に乗せられて空へと飛び立ちます。
飛行機の中で青パーカーの女は、「月が沈むとき、人を救うためにここに来ている。」と言います。そして、トーマスは飛行機から突き落とされ海へと落ちます。近くの島まで泳ぐと、青パーカーの女が乗っていた飛行機は墜落しており、そこには女の姿はありませんでした。そして、トーマスは青パーカーの女が9年周期で未来から来ていることを確信します。
月影の下でのネタバレあらすじ:転
それから9年後の2006年。ラオ博士が行方不明になってしまいます。トーマスは青パーカーの女を捕まえるために、多くの調査をして待っていました。トーマスは私立探偵に転職して、青パーカーを捕まえることに躍起になって、やさぐれていました。ホルトも娘のエイミーもこの事件を追いかけ続けるトーマスにうんざりしていました。
この9年の調査によると、真のアメリカを取り返すために活動しているメンバーが、青パーカーの女によって殺されていることが判明しました。その活動家の一人、へザー・ラッセルの元へ、青パーカーの女が現れると読んだトーマスでしたが、すでにヘザーは大量出血をして亡くなっていました。すると、青パーカーの女が現れます。
急いで追いかけますが、青パーカーの女はトーマスの目の前で未来に帰ってしまいます。あと一歩のところでトーマスは捕まえることができませんでした。
月影の下での結末
それから9年後の2015年。ラオ博士は密かにあの未来の殺人兵器の開発を進めており、ついに完成します。その頃トーマスは、青パーカーの女が未来へと戻った場所にて待機します。そのとき、エミリーから「もうすぐ産まれる。あの時期だとわかっているけど、そばにいてほしい。」という電話がかかってきます。
その直後にトーマスは何者かに誘拐されます。その正体はラオ博士です。ラオ博士はトーマスが青パーカーの女を追っていることを知っていました。ラオ博士は青パーカーの女の行動を支持していました。トーマスは何とかラオ博士から逃げ切り、青パーカーの女がやってくる場所で待ち伏せしていました。
青パーカーの女が現れ、その正体がエミリーの娘、つまりはトーマスの孫であるという真実を知ります。青パーカーの女が殺した活動家たちは未来で過激派となり、アメリカの内戦を引き起こす人々でした。その戦争を阻止するために、青パーカーの女は月の軌道に乗ってタイムラベルをし、その活動家たちの重要人物を殺害していたのです。
そして、未来のラオ博士がタイムトラベルの研究を成功させ、青パーカーの女に任務を託していたのでした。トーマスはエミリーのもとへと向かいます。孫は無事生まれて、孫のおかげで未来は明るくなりました。
以上、映画「月影の下で」のあらすじと結末でした。
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