背徳の囁きの紹介:1989年アメリカ映画。ロサンゼルス市警に着任したエリート内務調査官が、暗躍する悪徳警官に挑発、翻弄されながらも悪事を暴いていくサスペンス。リチャード・ギアが初の悪役を演じた。
監督:マイク・フィギス 出演:リチャード・ギア(デニス・ペック)、アンディ・ガルシア(レイモンド ・アヴィラ)、ナンシー・トラヴィス(キャスリーン・アヴィラ )、ローリー・メトカーフ(エイミー・ウォーレス)、ほか
映画「背徳の囁き」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「背徳の囁き」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「背徳の囁き」解説
この解説記事には映画「背徳の囁き」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
背徳の囁きの予告編 動画
背徳の囁きのネタバレあらすじ:不正の横行
ロサンゼルス市警の警官デニスはやり手と評される反面、強引な捜査や捏造、犯罪組織との闇取引などに手を染める悪徳警官だった。ある日パートナーのヴァンが謝って丸腰の人間を射殺、それを見たデニスは死体にナイフを握らせ、発砲の正当性を捏造する。
そんなおり、ロス市警に内務調査官としてヴァンの警察学校時代の友人レイモンドがやってくる。着任早々レイモンドはパートナーのエイミーとともにヴァンの発砲に対する調査を行う。調べるうちにレイモンドはヴァンが薬物依存だということを見抜き、仲間の警官たちがデニスが斡旋するアルバイトで副収入を得ていることを掴む。
背徳の囁きのネタバレあらすじ:暴走する“悪”
レイモンドはヴァンに、デニスの関与を証言すれば懲戒免職は避けられると話すがヴァンは拒否し、そのことを知ったデニスはレイモンドを挑発するようになる。レイモンドはデニスを調べ始めるが決定的な証拠が出ず、ヴァンを説得し続ける。ヴァンの告発を恐れたデニスは、以前親の殺害を依頼してきたアロカスを使ってパトロール中にヴァンを銃撃させ、証拠隠滅に犯人を射殺する。そこで死んだと思ったヴァンにまだ息があると知ったデニスは自らの手でヴァンの息の根を止めるが、一部始終を見ていた犯人の仲間がその場から逃げ去る。デニスの悪事の証拠を掴もうと目撃者の確保に急ぐレイモンドたちだったが、あと一歩のところでデニスが手配した狙撃犯に目撃者を殺されてしまう。焦るレイモンドは執拗にデニスを追うが、デニスはレイモンドの妻キャスリーンに接近して浮気をほのめかすなどレイモンドを翻弄し、彼は次第に常軌を逸していくが、キャスリーンとの話し合いで正気を取り戻す。
背徳の囁きの結末:追い詰める“正”
さらに調べを進め、ヴァンの妻ペニーがデニスと関係を持ち、彼の悪事に加担していたこともわかり彼女を追及、デニスの妻からも証言を得ようとレイモンドは次第にデニスを追い詰めていく。次第に形勢が不利になって言ったデニスは、アロカスの妻との情事の現場をアロカスに目撃されてその場で2人を射殺、そこでレイモンドとともにデニスを追ってきたエイミーもデニスに撃たれる。追い詰められたデニスはその足でレイモンドの家に入り込んでキャスリーンを脅すが、駆けつけたレイモンドの手によって打ち負かされ、逮捕される。
この映画の感想を投稿する