アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲の紹介:2019年フィンランド,ドイツ映画。前作「アイアン・スカイ」から7年ぶりの続編。2047年、2018年のナチスとの戦いに勝利した人類は、壊滅した地球からかつてナチスが創り上げた月面基地で生活していた。月でのエネルギーが尽き果てようとしていた時、地球の深部「ロスト・ワールド」に新しいエネルギーがある事を知った人類はそれを求めてロスト・ワールドへと向かう。
監督:ティモ・ヴオレンソラ 出演:ララ・ロッシ(オビ)、ウラジミール・ブルラコフ(サーシャ)、キット・デイル(マルコム)、ユリア・ディーツェ(レナーテ・リヒター)、トム・グリーン(ドナルド)、ウド・キア(ウォルフガング・コーツフライシュ/アドルフ・ヒトラー)、ほか
映画「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アイアンスカイ/第三帝国の逆襲の予告編 動画
映画「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」解説
この解説記事には映画「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アイアンスカイ/第三帝国の逆襲のネタバレあらすじ:起
2018年にナチスとの戦いに勝利した人類だったが、その後、壊滅してしまった地球から逃げると、ナチスが作った月面基地へと移動して暮らしていた。
2047年、エネルギーが枯渇し、絶滅の危機に瀕している月面基地の人類の元に、サーシャ(ウラジミール・ブルラコフ)という若い宇宙船長を中心としたロシアから来たグループが到着する。ある日、月面基地に住むリーダー的存在のオビ(ララ・ロッシ)は、月面基地の中を徘徊する怪しい人物を見つけて後をつけると、彼が死んだと思われていたアドルフ・ヒトラー(ウド・キア)であることを知る。
ヒトラーは金色の物体を飲んでエネルギーを補給している様であった。オビはヒトラーから、病気の母レナーテ(ユリア・ディーツェ)に飲ませるよう言われて渡されたその金色の物体を彼女に飲ませると、母レナーテは見る見るうちに若返るのだった。これを目の当たりにしたオビが金色の物体の正体を問いただすと、ヒトラーは自分の指を切り落として目を金色に光らせて指を再生するというパフォーマンスをする。
2018年の人類との戦いに負けたヒトラーは宇宙船でさまよっていると、恐竜が住み、水や植物も存在する場所へと行き着き、そこで特別なエネルギーを発見した。ある日、そこへ隕石が落ちて来て、恐竜たちと一緒に地下へと逃げたヒトラーたちは、地球の深部「ロスト・ワールド」へたどり着き、今でも他の者達はそこでエネルギーを使いながら暮らしているのだった。
これを聞いたオビは、エネルギーがなくなりつつある月面基地に住む人類のために、この新しいエネルギーを手に入れるため、サーシャらを連れてロスト・ワールドへ旅立つのだった。
アイアンスカイ/第三帝国の逆襲のネタバレあらすじ:承
ロスト・ワールドに到着したオビ達一行は、早速その世界の中心に光り輝く、天まで伸びるエネルギーの塊を発見し、その塊を目指して移動する。すると道中、一行の前に頭が光るヴリル・スティーブ・ジョブズや、ヴリル・ヒトラーが現れ、オビとサーシャ以外を誘拐して捕食してしまう。
ヴリル・スティーブ・ジョブズと戦い、彼を倒して逃げ出す事に成功したオビの親友マルコム(キット・デイル)は、エネルギーの塊を盗み出したオビとサーシャと再会し、恐竜のそりに乗ってヴァリル協会のメンバー達から逃げる。エネルギーが無くなり、崩れ始めるロスト・ワールドから無事に宇宙船に乗って飛び出したオビたちだったが、彼らの後をもっと大きな宇宙船に乗ったヴリル・ヒトラーがエネルギーを取り戻すために追ってくる。
アイアンスカイ/第三帝国の逆襲のネタバレあらすじ:転
月面基地へサーシャとマルコムと無事に戻ったオビを待っていたのは、エネルギーを自分に渡さないとレナーテを殺すと脅すヒトラーだった。ヒトラーに裏切られた事を知り、緊張が走ったその時、ロスト・ワールドからオビらを追って来たヴリル・ヒトラーが恐竜に乗って月面基地の中へ侵入し、人々を襲い始める。
そこでヒトラーとヴリル・ヒトラーはお互いを兄弟と呼び合うが、エネルギーを独り占めしたい両者は戦い始めるのだった。オビと一緒に物陰に身を隠すレナーテは、オビがロスト・ワールドから持ち帰ったエネルギーを少量飲み込むと、ヴリル・ヒトラーの前へ自ら出て行き、目を金色に輝かせてヴリル・ヒトラーと恐竜を倒す。
アイアンスカイ/第三帝国の逆襲の結末
今にも崩れそうな月面基地から人類全員を安全な場所へ移動するため、オビとサーシャは力を合わせて彼らの宇宙船にロスト・ワールドのエネルギーをセットして起動させる。しかし最後に乗船しようとしたレナーテは、エネルギーを彼らから奪おうとするヒトラーによって撃ち殺されてしまう。
悲しみに打ちひしがれながらも皆の命を救うため、月面基地を飛び立ったオビだったが、その直後、宇宙船の後を追って来たヒトラーによって攻撃される。iPhoneを使ってオビの宇宙船へ連絡をするヒトラーは、エネルギーを自分に渡さない彼女を責め立て、攻撃を止めようとしない。
オビの宇宙船がヒトラーの攻撃により破壊しかけたその時、何かを思い出したようにサーシャの携帯からヒトラーのiPhoneにメッセージをオビが送ると、ヒトラーのiPhoneは自爆操作を起動し、大きな爆発を起こすのだった。
こうして生き延びる事に成功したオビ達人類は、次の拠点として火星へ向かうのだった。
以上、映画「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」のあらすじと結末でした。
理屈ぬきで面白い