ジェイソン村の紹介:2009年日本映画。北海道以外の全国に点在する、都市伝説ジェイソン村を調査する、フェイクドキュメンタリー作品です。フェイクと言っても、実在する心霊スポットでの撮影なので見る者に恐怖を与えます。心霊特番のパワーアップのような内容で、安西シエルさん、澄川知世さんは実名で登場します。
監督:田川幹太 出演者:安西シエル、澄川知世、ほか
映画「ジェイソン村」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジェイソン村」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ジェイソン村」解説
この解説記事には映画「ジェイソン村」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジェイソン村のネタバレあらすじ:起
DVD制作会社の男性2人が、ホラー映画『13日の金曜日』のジェイソンの話をしていました。そして今度の企画を、北海道以外の全国に噂のある“ジェイソン村”の調査にしようと決めました。
早速監督は全国のジェイソン村の噂を調査し、候補地を8つの県に絞りました。順に調査した結果、神奈川県、茨城県、栃木県、山梨県の4件を安西シエルと澄川知世をレポーターとして起用し、深夜の調査ドキュメンタリーとして撮影し始めました。
まず向かったのは茨城県つくば市、ホッケーマスクをかぶった暴走族が村人を襲い、少女を惨殺し、追い込まれた女性が自殺したという噂でした。道なき道を進むと廃屋が見つかりました。中を調べると昭和45年の新聞が見つかりました。そして殺された少女と思える写真が見つかりました。
更に追い込まれ、女性が自殺した現場に着くと、澄川知世が突然泣きだし、急遽撮影は中止されました。監督はここがジェイソン村である信頼度は高いと判断しました。
ジェイソン村のネタバレあらすじ:承
次に向かったのは栃木県矢板トンネルです。ホッケーマスクをかぶった男がサラリーマンの首を切り取り、首を持って彷徨ったというトンネルでした。トンネルに着くと、封鎖されていました。しかし、誰かが心霊スポット巡りをしたようで、バリケードは壊され容易に侵入できる状態でした。
その時、男の唸り声が聞こえました。撮影班はためらいましたが、とりあえず行ってみようとトンネルに入りました。歩行者用のトンネルで狭く、奥にずっと長くつながっていました。途中からひどい圧迫感を感じ、途中で調査を断念し、トンネルを出ました。その時カメラに男の生首が映りました。
次に30分ほど歩き、数件の廃屋を見つけました。順に調査するも、決定的な証拠は見つかりませんでした。監督によると矢板トンネルもジェイソン村としてのそれなりの信頼度だとしました。
ジェイソン村のネタバレあらすじ:転
山梨県山中湖に着きました。地元の人に聞くと、ジェイソン村は二カ所あると言いました。雪の中、一カ所目に付きました。ここは4人家族の長女が大カマで一家を惨殺した場所でした。家の中を調査中、奥の部屋で何かが動きました。ぎょっとする撮影班でしたが、男が寝ていました。起き上がった男はホッケーマスクをかぶっていました。
監督が話を聞くと、3年前からここに住んでいて、深夜に人がよく来るので、ゴミ箱にあったホッケーマスクをかぶったら人が来なくなったと言いました。そして男性は、お茶とお菓子を出しました。監督はしばらく話を聞いて、帰りますと言うと、戸締りをして帰ってくれと言われました。
もう一カ所調べる予定でしたが、降り続ける雪と、時間が足りないため断念し、次回に回すことにしました。そして翌日は山梨県を飛ばして、神奈川県相模湖へと向かいました。ジェイソンに刺激を受けたホッケーマスクをかぶった青年が、自分の家族と隣人一家を惨殺した現場です。
ジェイソン村の結末
最初の廃屋に入るも、2階に上がる階段が見つからず断念し、惨殺現場の家に入りました。入るなり監督が仰天しました。それは、誰かのいたずらで、呪いの顔画像が壁に多数張られていました。監督は、恐らくここがジェイソン村の発祥の地だろうと言いました。
そして前日行けなかった山梨県のもう一カ所に向かいました。雪が深く、撮影を中止しようと考えていた時、男同士が言い争う声が聞こえました。声の聞こえる方に向かうと、林の中でスコップを持った男と、寝転がる男がいました。暗視カメラで近寄る監督らが見た光景は、スコップで殴り殺しているように見えました。しかし監督らは男に見つかり、その場を逃げ出しました。
翌日、同じ現場を調べると、痕跡はありませんでした。最後に、ジェイソン村の噂の場所には絶対に行かないように、と注意喚起の文字が流れました。
以上、映画「ジェイソン村」のあらすじと結末でした。
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