十階のモスキートの紹介:1983年日本映画。毎年昇任試験にも落ち万年主任で交番勤めの警官が、妻と子供に逃げられ、サラ金に借金したことにより、借金地獄に陥って破滅してゆく様を描いた作品です。内田裕也が主演ですが、脇を有名俳優が固める豪華布陣です。
監督:崔洋一 出演者:内田裕也(主人公の警官)、小泉今日子(RIE)、吉行和子(TOSHIE)、中村れい子(KEIKO)、宮下順子(スナックのママ)、風祭ゆき(婦人警官)、アン・ルイス(万引の女)、ビートたけし(競艇場の予想屋)ほか
映画「十階のモスキート」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「十階のモスキート」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
十階のモスキートの予告編 動画
映画「十階のモスキート」解説
この解説記事には映画「十階のモスキート」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
十階のモスキートのネタバレあらすじ:起
万年主任のさえない警官は妻のTOSHIEに娘を連れて逃げられ一人暮らしをしています。今も交番勤務で自転車に乗って巡回をしています。彼の楽しみはスナック『ヒーロー』で酒を飲むことでしたがツケもたまっていました。ある日原宿で踊る集団の中に別れた娘RIEを見つけました。一方別れた妻からは養育費を払えと攻められます。署内では昇任試験にいつも落ち同僚からも遠回しにバカにされます。休みの日に競艇に行って金をすってしまいサラ金のドアを開けました。サラ金では警察手帳を出して金を借りることができました。
十階のモスキートのネタバレあらすじ:承
借りた金で別れた妻に養育費を支払い、妻に娘の教育の話をしたものの、自分のふがいなさを追求され逆にバカにされました。再び借りた金で競艇にいくものの負けてしまい、再びサラ金で金を借りました。夜はスナック『ヒーロー』で酒を飲み、金がなくなったらサラ金で借りるという日々が続きました。彼は借りた金で買いたかったパソコンを買いました。このころから交番にサラ金の取り立ての電話がかかり始めました。そして昇任試験に落ちていました。パソコンは買ったもののゲームばかりやっていました。スーパーで買い物中に万引き女を捕まえ自宅に呼び入れSEXを強要しました。またスナックでは他の客ともめケンカになり、私生活が荒れ始めました。そして送ってくれたスナックのKEIKOと関係を持ちました。
十階のモスキートのネタバレあらすじ:転
交番には何社ものサラ金から取り立ての電話がかかっています。夜はパソコンでゲームとKEIKOとの関係が続きました。交番に娘のRIEが訪ねてきました。RIEは父親に金をせびりに来たのでした。娘に説教をするも逆にうだつのあがらなさを責められお金を渡しました。交通取り締まりをする婦警を呼び止め自宅に連れて行き無理やり関係を持ちました。いよいよサラ金業者が交番にも取り立てにやって来ました。追い込まれた彼はますます生活が荒れてきました。警察署長にもサラ金のことがバレて説教されました。
十階のモスキートの結末
別のサラ金業者にも次々借り入れを行い、競艇も続けました。交番には次々取り立ての電話がかかります。スナックのKEIKOにも捨てられ、別れた妻に会いに行っても叱責され彼の何かが切れました。自宅の物を散乱させ、制服を着たまま銃を構え郵便局に押し入りました。金を奪い郵便局を出ると警察が取り囲んでいました。そして盗んだ金を口に咥えたまま逮捕されました。
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