呪村(じゅそん) 鬼女伝説の紹介:2004年日本映画。大学のゼミで教授と共に『鬼女伝説』の村に調査に行った美月と加奈でしたが、加奈が蔵から人形を取り出したことにより、加奈と教授が死んでしまいました。やがて寺の住職と謎の解明を始めた美月でしたが…という内容のホラー映画です。
監督:新里猛作 出演者:すほうれいこ(美月)、小野真弓(加奈)、本田豊(住職)、坂入正三、佐藤夏帆、真梨邑ケイ(榊)ほか
映画「呪村(じゅそん)鬼女伝説」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「呪村(じゅそん)鬼女伝説」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「呪村(じゅそん)鬼女伝説」解説
この解説記事には映画「呪村(じゅそん)鬼女伝説」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
呪村(じゅそん)鬼女伝説のネタバレあらすじ:起
美月と加奈は大学のゼミの教授の榊と共に、3人で榊の母親の故郷である紅花の里の村に向かいました。3人はこの村に伝わる『鬼女伝説』を調べる予定でした。榊によると『鬼女伝説』とは昔、村を巨大な竜から守るために戦った赤い髪の女性の話だと言いました。しかし『鬼女伝説』には隠された真実があるらしいとも言っていました。
村に着くと役場の高橋が出迎え、昔、村長が住んでいた屋敷に案内してくれました。村は携帯が通じず、電話は寺にあると言いました。更に病院も医者もいないので、急用の場合は隣町まで行かないといけないとも言われました。屋敷の前で高橋を送っていると、老婆が駆け寄って来て「呪われるぞ!」と叫びました。周りの男たちは、よそ者は早く帰れとまくしたてました。
呪村(じゅそん)鬼女伝説のネタバレあらすじ:承
屋敷に入ってくつろいだ3人でしたが、美月が下に蔵があったので見に行こうと言い出しました。蔵の前に着くと鍵が壊れて外れていました。止める榊をよそに美月と加奈は蔵に入りました。そして榊も蔵に入り、辺りを物色しました。加奈が日本人形を見つけ部屋に持ち帰って飾りました。
風呂から出た美月に榊が髪をときはじめました。榊は母の形見のくしを見せ、話をしました。口うるさい母親が嫌いな美月は、優しい母親のような榊の事が大好きでした。その時、加奈が倒れました。加奈は赤い髪の女の子がいたと言い、握った手には赤い髪の毛が入っていました。高熱を出していたため、榊と美月は、医者を呼びに屋敷を出ました。
あぜ道で男たちが集まっていました。あの老婆が死んでいました。男たちは美月らに蔵を開けたのか?と聞きました。美月が開いていたというと、男たちは「呪い殺される」と怯えて騒ぎ始めました。
呪村(じゅそん)鬼女伝説のネタバレあらすじ:転
二人は寺に駆け込み、電話を借りますが通じませんでした。屋敷の戻ると、加奈のうめき声が聞こえ、加奈は死んでいました。二人で村を出ようと榊が言い、屋敷を出ました。壊れた一軒家に立ち寄った時、家が崩壊し、榊が下敷きになり死んでしまいました。ショックで倒れ込んだ美月を助けたのは寺の住職でした。
住職は榊のフロッピーを持っていました。屋敷でフロッピーを見ていた美月でしたが、強い霊気を感じると言って住職は美月を寺に連れ戻しました。そして住職は古い供養の書を見せました。数年おきに少女が死んでいました。住職はこれは村が行った生贄だと言いました。少女を生きたまま蔵に入れ、生贄にすることで、村を守ろうとしたのでした。そして昭和30年代に多くの男性が死んでいる事がわかりました。住職は一番年配の小島に会いに行きました。
呪村(じゅそん)鬼女伝説の結末
小島は恐怖で祈っていました。昭和30年に『みえこ』という女性が赤い髪の女の子を産み、マイと名付けました。村人は呪われた子供としてマイを生きたまま蔵に閉じ込めました。みえこはこっそりマイに食事を与えていましたが、やがてみえこはいなくなりました。数年後、村の男が蔵から声が聞こえると言って、蔵を開けるとマイが生きていて、マイは自分を蔵にいれた男たちを次々呪い殺しました。そして蔵は封印されたのでした。
この話を聞いた美月は加奈が持ってきた人形を思い出し屋敷に住職と戻りました。住職が人形を祈っても静まりませんでした。そして落ちた人形から子供の頭蓋骨が出てきました。美月は髪の毛が付いた頭蓋骨を榊の母のくしでときました。するとみえこが現れ、マイと共に消えました。実はマイの母親のみえこは榊の母でもありました。
無事供養が終わり、村を出る道で美月を母親が待っていました。美月は嬉しそうに母の元へ駆け寄るのでした。
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