快感旅行の紹介:1972年日本映画。フランキー堺のコメディ映画『旅行シリーズ』の11作目です。今回は北陸を舞台に、老舗旅館の女将に惚れる大助、そして大助を追いかける光子という構図で大助の恋の行方を面白おかしく描いています。
監督:瀬川昌治 出演者:フランキー堺(坂本大作)、倍賞美津子(神田光子)、伴淳三郎(神田淳三)、光本幸子(内海千代)、ミヤコ蝶々(内海都)、森明子(内海信乃)、森田健作(坂本建介)、岩崎和子(かおる)ほか
映画「快感旅行」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「快感旅行」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「快感旅行」解説
この解説記事には映画「快感旅行」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
快感旅行のネタバレあらすじ:起
北陸2号金沢行の夜行列車は今日も修学旅行客で満員でした。専務車掌の坂本大作に一人のおばあちゃんがお腹が減ったので食べる物はないかと聞くと、大作は弟で車掌見習いの健介の弁当を差し出しました。御代を払おうとしたおばあちゃんに、大作はいらないと言いました。大作が自宅に帰ると旅館の加賀屋の番頭が訪ねてきました。大作が加賀屋に着くと、列車のおばあさんがいました。おばあさんは加賀屋の女将で娘で出戻りの信乃を紹介し、御馳走を差し出しました。女将は婿養子に大作に目をつけました。そして体も調べる為、番頭がお風呂に誘い体をチェックしました。そして番頭が婿養子の件を話すと、大作は年増の信乃が相手と勘違いし怒って帰りました。
快感旅行のネタバレあらすじ:承
俳句が趣味の大作は、俳句の会で千代という美人と仲良くなりました。話すうちに千代は加賀屋の信乃の娘で、婿養子の話が来ていると言いました。大作はこの人が相手だったと後悔しました。その後大作は千代に誘われ、遺跡の発掘に付き合い能登まで旅行することになりました。すると大作に思いを寄せる光子が食堂係で乗り込んでいました。弟の健介の彼女が食堂係のかおるだったため、この二人にハメられたと思いました。千代と仲良く話す大作に腹を立て、ビールに下剤を入れて持っていった光子でしたが、このビールを老人会の旅行ガイドが飲み干しました。やがてガイドは下痢で動けなくなり、老人会のガイドを大作がするハメになり、千代とのデートが台無しになりました。
快感旅行のネタバレあらすじ:転
大作が自宅に帰ると、空き部屋だった2階に光子が引っ越してきました。更に光子の父親までやって来ました。光子が大作と結婚したと嘘の手紙を出したため、光子は父親が帰るまで夫婦役を演じてと頼みました。我慢しつつ生活していた健介でしたが、遂に爆発し家を飛び出し、加賀屋の女将に事情を話し、千代との結婚を受け入れました。大作は姉妹店のビューホテルで3日間の研修になりました。その研修に女中研修として光子も来ていました。そして東京から千代も帰って来ました。実は千代には東京に大学教授の彼氏の藤田がいました。藤田は教授という地位の為旅館には婿入り出来ないと言っていました。
快感旅行の結末
研修の最終日の夜、大助の部屋に光子と父親がやって来て、酒を飲みました。大酔いになった大助は意識朦朧となり千代と一夜を共にする幻覚を見ますが、実は相手は父親でした。そして千代に去られ、今度は光子の優しさに触れました。目覚めると光子と一緒に寝ていて、それを女将に見られました。女将は光子と父親を追い出しました。光子と父親は実家に帰る片道切符で大助の列車に乗り、別れを告げました。すると大助は帰りの切符を用意すると言って、光子との結婚を受け入れました。その後二人には三つ子が生まれました。そして大助は新婚旅行に行く千代を列車で見つけました。光子の隣には藤田がいました。
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