喜劇 大安旅行の紹介：1968年日本映画。国鉄紀勢本線の専務車掌の並木大作が乗る列車は、大安吉日ともなると新婚旅行客で満員でした。そんな並木大作と、周りの人たちの巻き起こすドタバタ劇の作品です。松竹喜劇の旅行シリーズ第一作です。
監督：瀬川昌治 出演者：フランキー堺（並木大作）、伴淳三郎（並木甚吉）、新珠三千代（丸山雪子）、笠置シヅ子（丸山うめ）、倍賞千恵子（新庄晴子）、生田悦子（丹羽美知子）、左とん平（戸川光子）、園佳也子（戸川圭子）ほか
映画「喜劇 大安旅行」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「喜劇 大安旅行」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
映画「喜劇 大安旅行」解説
この解説記事には映画「喜劇 大安旅行」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
喜劇 大安旅行のネタバレあらすじ：起
国鉄紀勢本線の専務車掌の並木大作が本日乗る列車は、大安吉日の南紀方面で、新婚旅行客で満席でした。座席でいちゃつく新婚カップルに熱くなりながら切符の確認をしていました。南紀白浜に着くと大作の叔父から見合い話が来ました。大作は同じ国鉄の蒸気機関車の機関紙である父の勘吉と二人暮らしでした。
そして白浜の叔父の旅館に行く前に、土産弁当屋に寄りました。大作には心に決めた女性がいました。それは弁当屋の雪子でした。いまだ片思いで、想いを切りだせない状態でした。途中で乗客だった新婚カップルが、破局を迎えようとしてるのを大作が仲介し、よりを戻しました。そして叔父の案内で病院に着くと、犬の見合いの間違いで大作はほっとしました。
喜劇 大安旅行のネタバレあらすじ：承
雪子の店に行った時、今度勝浦に店を出店すのでどこかいいところはないか？と大作に聞いてきました。田舎が勝浦の大作は早速良い物件を見つけ、雪子を案内すると母親のうめも付いてきました。せっかくだから勝浦の名所を案内すると観光船に乗ろうとすると、大作の事が大好きな晴子がガイドをしていて、やきもちを焼かれました。
その夜、大作はストリップ劇場に行き満足して帰りました。翌日、大作は雪子に、雪子の母のうめと自分の父親の勘吉を結婚させたら？と紹介しました。雪子が乗り気だったので、大作は自宅で勘吉に話をすると、勘吉の目当ては雪子でした。大作も雪子が目当てだと知ると、勘吉は雪子は無理だから晴子にしろと言いました。
喜劇 大安旅行のネタバレあらすじ：転
翌日の大作の列車は大騒動でした。先日のストリッパー二人が乗っていて、大作にまた来てねと誘いました。またある人から高齢の男性の見守りを頼まれ、どうにかやり遂げました。そして初めて大阪へ行く若い女性に電報を頼まれますが、あまりの忙しさに忘れてしまい、気づいたのは、女性が待っている時間の１７：３０分でした。
電報が送れなかった大作は女性を駅で探しました。すると女性はポン引きに連れられて危ういところでした。どうにか女性を助け、駅に帰ると、大作が乗るはずの列車は出発し、車掌としてやってはいけない欠乗となってしまいました。車掌をクビになる覚悟をした大作でしたが、助けた女性が駅長に礼を言いに来たことで無罪放免となりました。晴子のデートを誘われた大作は、晴子にキスを迫られるも逃げ出しました。晴子は絶対あきらめないと誓いました。
喜劇 大安旅行の結末
勘吉は雪子の店に行き、雪子にプロポーズしました。雪子はてっきり母のうめへの求婚だと思い、母に告げ、うめが喜んで勘吉に「お受けします」と言いました。失意の勘吉でしたが、結局二人は結婚することになり、式を挙げました。新婚旅行に別府行の切符をプレゼントした大作でしたが、勘吉にいらないと言われ、雪子を別府旅行に誘いました。寝台も別々なので雪子がＯＫし、二人が列車に乗ると、勘吉とうめも乗っていました。親子二組の旅となり、旅の終わりに大作は雪子にプロポーズしました。しかし雪子は私のお兄ちゃんになってと言い、大作が納得し、二人は仲のいい義兄弟になりました。
今日も大作は新婚列車に乗っていました。すると車内販売の女性とぶつかりました。その女性は晴子でした。観光船のガイドを辞め、いつも一緒に居られる国鉄列車の販売員になったと言いました。
この映画の感想を投稿する