ケイゾク/映画 Beautiful Dreamerの紹介:2000年日本映画。1999年に放映されたテレビドラマ『ケイゾク』の劇場版です。数々の未解決事件を解決してきた警視庁捜査一課弐係の面々が謎の島で発生した事件の謎に迫ります。
監督:堤幸彦 出演者:中谷美紀(柴田純)、渡部篤郎(真山徹)、鈴木紗理奈(木戸彩)、大河内奈々子(磯山章子/霧島美空)、小雪(霧島七海)ほか
映画「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」解説
この解説記事には映画「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ケイゾク 映画 Beautiful Dreamerのネタバレあらすじ:起
数々の未解決事件を解決してきた警視庁捜査一課弐係。定年退職を控えた野々村光太郎係長(竜雷太)に代わって、天才キャリア警察官僚・柴田純(中谷美紀)が新係長として舞い戻ってきました。それから程なくして、磯山章子(大河内奈々子)という女性が母・早苗(津田延代)を伴って依頼に訪れました。早苗は15年前に発生した第七神竜丸沈没事件の生存者であり、事件で亡くなった霧島夫妻の遺族・七海(小雪)から小笠原諸島にある孤島・厄神島(やくじんしま)へ招待されていたのです。章子は母を一人で行かせるのが心配なので、警察にも同行して欲しいというのです。
ケイゾク 映画 Beautiful Dreamerのネタバレあらすじ:承
島へは早苗の代わりに章子が行くことになり、柴田とその相棒・真山徹刑事(渡部篤郎)が同行しました。島へ向かう船には柴田らの他にも、七海に招待された7人の人物が乗っていました。しかし、厄神島に着いた一行を出迎えた七海は歓迎パーティーの席で、自分の両親は15年前の事件で招待客7人に見殺しにされたと告発し、その罪を認めない7人を一人ずつ殺していくと宣言しました。そしてその言葉通りに次々と招待客が一人、また一人と殺害されていき、島に伝わる言い伝え通りに島から色々なものが消えていきました。
ケイゾク 映画 Beautiful Dreamerのネタバレあらすじ:転
その頃、東京では、野々村たちが壺坂邦男警部補(泉谷しげる)の遺体を発見していました。最強最悪の敵・朝倉裕人(高木将太)の復活を確信した野々村は決戦の時が近いと決意を示し、木戸彩(鈴木紗理奈)らと共に島へ渡ろうとしましたが、木戸はかつての恋人だった班目重友(村井克行)に殺害されてしまいます。一方、島では七海の首吊り死体が発見されていました。事件の真犯人は章子であり、そして章子の正体は七海の双子の妹・美空だったのです。姉妹は共謀して復讐に走っていたのですが、かねてから七海に嫉妬心を抱いていた美空は七海にも手をかけたのです。その時、美空の前に突如“黄泉の国”への入り口が開かれ、美空は黄泉の世界へと誘われていきました。
ケイゾク 映画 Beautiful Dreamerの結末
柴田や真山の前にも黄泉の国への入り口が開かれ、二人は死んでいった懐かしい人々と再会を果たします。しかし、死んだ父・純成(梨本謙次郎)や親友たちは柴田の黄泉の国行きを思いとどまらせました。一方、真山もまた壺坂や木戸、班目らと再会を果たしましたが、朝倉の影を感じ取った真山は死者たちからひとつになろうという誘いを拒絶、最愛の妹を死に追いやった朝倉とはひとつになれないと突っぱねました。真山は柴田を小舟に乗せて島から脱出させ、自らは姿を現した朝倉と決着をつけるために島に一人残り、最後の死闘に挑みました。その時、突如島の火山が噴火を起こし、島は崩壊して海に沈んでしまいました。真山が死んだと思い込んだ柴田はこの世をはかなみ拳銃自殺を試みたその時、そこへ朝倉との決着をつけて生き延びた真山が水面から顔を出しました。柴田と真山は海の中で強く抱き合いました。
ちょっと残念な感じでした。前衛的な映像、ちょっとホラー的な映像や雰囲気、会話のセンス、破天荒な事件とその破天荒なトリック、本当の犯人捜し、このシリーズならではの小技等見どころ満載です。俳優さんたちの演技も、映画の雰囲気にピッタリという感じでした。面白く途中まで見れたのですが、結末が・・・長いし、少々興醒めな感じでした。残念。
TVドラマの続きっぽいので、TVドラマを見てからの方が良いと思います。