映画「KILLERS/キラーズ 10人の殺し屋たち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
KILLERS/キラーズ ～10人の殺し屋たち～の紹介：2019年アメリカ映画。場末のさびれたホテル「デル・フランコ」の一室。獲物に狙いを定めていた殺し屋マーカスは、同じく殺し屋のサンチェスに向かいのビルから狙撃されてしまう。その報酬としてダイヤを受け取ったサンチェスだったが、彼もまた殺されてしまう。チョウ・ヨンファのハリウッドデビュー作『リプレスメント７・キラー』の脚本を手掛けたケン・サンゼルが、殺しの連鎖を痛快に描く。
監督：ケン・サンゼル 出演：ニコラス・ケイジ（アラニャ）、アナベル・アコスタ（レナータ）、エンリコ・コラントーニ（マーカス）、ライアン・クワンテン（エリクソン）、アンジー・セペダ（女ボス）ほか
この解説記事には映画「KILLERS/キラーズ 10人の殺し屋たち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スペイン語が飛び交うさびれた街。ここにひっそり佇む場末のホテル「デル・フランコ」の一室から銃を構える男の姿がありました。標的にターゲットを合わせながら、疎遠になっている娘と電話で言葉を交わし、意を決したように電話を切ったこの男は殺し屋マーカス（エンリコ・コラントーニ）。しかし同時に向かいのビルから自分を狙う殺し屋の存在にも気づいていました。
街を歩く娼婦を使い、向かいのビルに探りに行かせると、自分を狙っていたのは殺し屋仲間のサンチェス（エディー・マルティネス）でした。サンチェスは娼婦を殺し、容赦なくマーカスを狙撃。降り注ぐ弾丸にマーカスはその場で倒れました。
手際よく銃を解体しその場を離れたサンチェスは、仕事が無事に終わったことをボスに報告。古い殺し屋である同僚を抹殺するようボスから命じられていたのでした。指示された車に隠してあった報酬は、光り輝く大量のダイヤでした。
仕事を終え、帰ろうとするサンチェスでしたが、警官２人に引き留められます。
ダイヤの存在をはじめから知っていてか、または知らずしてか、あっさりダイヤは発見され警官に奪われました。サンチェスは抵抗の余地なく、パトカーで連行されました。
ところがパトカーでの移送中、警官同士が言い争いを始めました。過剰に興奮した１人の警官はついに狭い車内で発砲。巻き込まれたサンチェスもこの銃弾に倒れました。仲間割れの末、1人生き残った警官が向かった先は、とある隠れ家でした。
警官は隠れ屋にいたレナータ（アナベル・アコスタ）という美しい女性にダイヤを渡すと、どこからともなく銃撃音がしました。そこに現れたのはまた別の殺し屋でした。
レナータは間一髪逃げ出すことに成功しましたが、警官は銃弾で命を落としてしまいました。
ダイヤを手にしたレナータは国外へ脱出しようとしていました。
車を拾うと車内で着替え、美しい赤いドレスを身にまとうと、偽造パスポートを受け取るために向かった先はあのホテル「デル・フランコ」でした。
フロントにいたのはどこか怪しげな雰囲気を漂わせている男でした。ジョンと名乗るその男はレナータに酒をすすめ、少しの言葉を交わすと部屋へと案内しました。
閑散期のホテルに男女の客が現れました。この２人もダイヤを持つレナータを追ってやってきたのでした。
ジョンは連れの男へ酒をすすめると乾杯して飲み干しました。しかし酒を口にした男は急に震え出し、意識を失って机に倒れました。酒にはジョンが仕込んだ毒薬が盛られていたのでした。そうとは知らず上階へ行きレナータの部屋を探す女（アンジー・セペダ）。待ち構えていたレナータは、女にナイフを振りかざすと幾度となく刺しました。無残な姿でベッドに横たわる女の遺体を見たジョンは、過去の出来事を思い出します。
この女は人身売買組織のボスでした。
摘発を逃れるために、少女たちを生きたまま焼き殺したことがありました。たまたま生き残り、逃げだすことができた１人の少女をジョンはずっと助けてあげていたのです。
新たに2人の男たちがやってきました。自らを殺し屋と名乗り、ジョンに銃を向け会話を楽しんでいました。
レナータは銃を握りフロントでのやりとりを２階からそっと見つめていました。そしてジョンの合図をきっかけに撃ち合いが始まりました。激しい銃撃戦の末、間一髪のところでジョンとレナータは男たちを倒しました。
静けさが戻り、とある部屋へ向かったジョン。暗いその部屋には息絶えそうなマーカスの姿がありました。防弾チョッキもむなしく、マーカスは静かに息を引き取りました。
以上、映画「KILLERSキラーズ ～10人の殺し屋たち～」のあらすじと結末でした。
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