キル・コマンドの紹介:2015年イギリス映画。労働力や軍隊が人間からロボットに取って代わられた近未来を舞台にしたイギリス発の低予算SFアクション・スリラーです。最新鋭の人工知能を搭載した軍事用ロボットが暴走を始め、訓練中の海兵隊員に襲い掛かります…。
監督:スティーブン・ゴメス 出演者:ヴァネッサ・カービー(キャサリン・ミルズ)、トゥーレ・リントハート(ダミアン・ビュークス)、デヴィッド・アジャラ(ドリフター)、ベントレー・カル(ロリー・ロビンソン)、トム・マッケイ(ロバート・カットビル)ほか
映画「キル・コマンド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キル・コマンド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キルコマンドの予告編 動画
映画「キル・コマンド」解説
この解説記事には映画「キル・コマンド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キルコマンドのネタバレあらすじ:起
そう遠くはない近未来。ロボット工学や電子工学は更なる発展と進化を遂げており、労働力も人類に変わってロボットが担うようになり、職を失う者も少なくありませんでした。軍隊にも軍事用ロボットが導入されるようになり、ロボット開発・生産を担う企業のひとつ「ハービンジャー・ロボティクス社」は極秘裏に、高度な学習能力を持つ人工知能を搭載した最新鋭の軍事用指揮型ロボット「SAR(Study Analyze Reprogram)-003」の開発を進めていました。開発に参加している女性技術者のキャサリン・ミルズ(ヴァネッサ・カービー)は生まれつき抱えていた先天性の脳性麻痺を克服するために改造手術を受けており、半分の脳と目が機械化されたサイボーグです。
キルコマンドのネタバレあらすじ:承
ミルズはハービンジャー本社のメインコンピューターとアクセスし、とある孤島にある非公開の演習場“ハービンジャー・ワン”にあるSAR-003の1機が自律的に異常なプログラミングの改ざんを行っていることを突き止め、調査のため島へ向かうことになりました。島ではダミアン・ビュークス大尉(トゥーレ・リントハート)率いる海兵隊員が戦闘データ収集・蓄積のための模擬戦に臨むところであり、ミルズも部隊に同行しますが、隊員の中にはサイボーグであるミルズに対して偏見を持つ者もおり、ビュークス大尉もなぜ模擬戦に技術者を同伴させるのか疑問を抱いていました。
キルコマンドのネタバレあらすじ:転
島の演習場でロボット相手に模擬戦を開始したビュークス部隊でしたが、既に暴走を始めていたロボットは模擬戦では飽き足らないと判断して“実戦モード”となり、情け容赦なく部隊に襲い掛かり、次々と隊員が犠牲になっていきました。ビュークスらは別の演習エリアへ逃げ込むも、そこでも既に別の部隊が壊滅させられていました。分厚い装甲を持つロボットは倒しても不死身のように起き上がり、人間の戦闘パターンを解読・学習したうえで、まるで殺戮を楽しむかのようにビュークス部隊を追い詰めていきました。ビュークスは戦闘ロボットを指揮する大型の指揮マシーンの存在を目撃し、これさえ破壊すれば全てのロボットが停止すると考え、市街地戦を想定した演習エリアに爆弾を仕掛けてロボットたちを壊滅させようと作戦を立てました。
キルコマンドの結末
ミルズは「あなたたち兵士の代わりを開発してあげたのに」とビュークスの作戦に反対しますが、指揮マシーンと唯一コンタクトを取れるのはミルズの他にはなく、ミルズは指揮マシーンにアクセスして停止を試みますが失敗に終わりました。暴走の止まらないロボット軍団は次第にビュークス部隊を追い詰め、遂にビュークスと生き残った隊員らは各所に爆弾を仕掛け、大半のロボットを破壊することに成功しましたが隊員らもまた次々と命を落としていきました。ミルズは指揮マシーンに電磁パルス攻撃を仕掛けてシャットダウンしようとしましたが自らも機能を停止してしまい、ビュークスはライフルでマシーンを撃ってようやく撃破に成功しました。マシーンはデータをミルズに転送して機能を停止しました。生き残ったビュークスら二人の隊員が救助隊に助け出されるなか、SAR-003をインストールされたミルズは目を覚ましました。
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