キラーコンドームの紹介:1996年ドイツ映画。ニューヨークの連れ込みホテルで連続する、陰部を噛み切り事件を捜査していたゲイの刑事のマカロニは、そのホテルで自分の玉をコンドームに噛み切られ、キラーコンドームの事件を解決することに執念を燃やし始めるというホラー映画です。超低俗作品です。
監督:マルティン・ヴァルツ 出演:ウド・ザメル(ルイジ・マカロニ刑事)、ペーター・ローマイヤー(サム・ハンクス)、マルク・リヒター(ビリー)、レオナルド・ランシンク(ボブ・ミラー、バベット)、イリス・ベルベン(リフレゾン博士夫人)、ラルフ・ヴォルター(ボリス・スミルノフ博士)、ジョージ・マーティン・ボード(ディック・マクガヴァン大統領候補)ほか
映画「キラーコンドーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キラーコンドーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「キラーコンドーム」解説
この解説記事には映画「キラーコンドーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キラーコンドームのネタバレあらすじ:起
連れ込みホテルに教師と教え子の女子学生が入りました。体の関係を条件に成績を調整しようというものでした。教師がズボンを脱ぎコンドームをつけた瞬間、叫び声を上げ女学生の顔は血しぶきで染まりました。ニューヨークのゲイの刑事マカロニは連続する陰部噛み切り事件を捜査していました。マカロニは女が噛み切った線で捜査を進めていました。そして教師が噛み切られたホテルに向かいました。そこにはマカロニ好みの男娼ビリーがいて一緒に行くことになりました。そこに元彼でゲイの歌手のボブがやって来て復縁を迫りますがマカロニは断りました。部屋に入り二人が関係を持とうとした時、部屋のコンドームが勝手に動きだしマカロニの片方の玉を噛み切りました。
キラーコンドームのネタバレあらすじ:承
マカロニが入院中も、事件のあったホテルでは13本噛み切られました。自分の玉も噛み切られ怒りの収まらないマカロニは、キラーコンドームに執念を燃やしますが、上司にはバカにされました。捜査するうちに連れ込みホテルのコンドームが原因だと分かりました。連れ込みホテルの部屋にカメラを仕込んで監視しました。するとボブが客をとっている最中にコンドームが動き始めました。すかさず乗り込んで銃でキラーコンドームを撃ちますが、隣の部屋から悲鳴が聞こえ、入ると男が噛み切られていました。マカロニが銃を撃ちますがキラーコンドームは逃げました。そしてフロアには噛み切られた男性のモノが転がっていました。警察署に帰って自信満々で報告しますが白い目で見られてマカロニは署を出て行きました。
キラーコンドームのネタバレあらすじ:転
マカロニが部屋でシャワーを浴びているとボブがナイフを持ってきて復縁を迫りました。その時バッグの中で何かが動き出しました。中にあるのがキラーコンドームとわかると、ボブと協力してガスのホースに噛みつかせキラーコンドームを爆破させました。破裂したキラーコンドームを調べた結果、人工物だと分かりました。このころから街中にキラーコンドームが溢れはじめました。そして大統領候補者が愛人とエッチしようとした時キラーコンドームに噛み切られました。捜査を続けている最中にもキラーコンドームは増え続けました。ある日ドタバタの続く警察署に病院でキラーコンドームを見たという鼻をかまれた女性がやって来ました。
キラーコンドームの結末
マカロニは病院へ行きました。女医に話を聞きますが、はっきりわかりませんでした。その時銃声が聞こえ、教会に走りました。地下室へ鼻をかまれた女がゴム製造関係の男に引き連れられて行きました。マカロニも地下室へ入りました。地下室ではゴム製造の権威のスミルノフ博士がキラーコンドームを作っていました。その黒幕はさっきの女医でした。マカロニに銃を突きつけ、訳の分からない理論を話し始めました。そして別の部屋には今まで関わってきたゲイや男たちが監禁されていました。この町から罪人を一掃するというのです。そして親のキラーコンドームにマカロニの陰部を食わすと言い出したため、隙をついて銃を奪いました。マカロニは皆の前で説教をし始めました。それを聞いた女医は自らキラーコンドームを培養するプールへ飛び込みました。事件は解決しマカロニはビリーと結婚の約束をしました。
コンドームが殺人鬼になり、男性の局部を噛み切ってしまうという、男性にとっては恐ろしい話。当時、周りの男性にこの映画の話をしたら、とても怖がっていたのを思い出します。いかにもなB級ホラーなのですが、最後の方は宗教やら宇宙やら絡んできて、もう滅茶苦茶な感じと言うか、壮大というか、とにかくはちゃめちゃな映画です。みんなでわいわいおうちで観るにはよい映画だと思います。