君を探してたの紹介:2003年インド映画。後に「Krrish3」まで制作されることになった一連の「Krrish」シリーズの第一作目に当たる作品である。本作ではE.T.やエイリアンなど先行するSF作品に影響を受けながらも、インド映画らしい独特の世界観が描かれている。第51回ナショナル・フィルム・アワードや第5回国際インド映画アカデミー賞などでいくつもの部門に入賞を果たした。
監督:ラケーシュ・ローシャン
出演者:レーカ(ソニア・メーラ )、リティク・ローシャン(ロヒット・メーラ)、プリーティ・ジンタ(ニーシャ)、プレーム・チョープラ(ハーバンス・サクセナ)、ラジャット・ベディ(ラージ・サクセナ)、ジョニー・レヴァー(チェララム)、ムケーシュ・リシ(クルシード・カーン警部)、ラケーシュ・ローシャン(サンジャイ・メーラ)、ベーナ・バナルジー(インドゥ)、ほか。
映画「君を探してた」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「君を探してた」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「君を探してた」解説
この解説記事には映画「君を探してた」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
君を探してたのネタバレあらすじ:起
科学者のサンジャイ・メーラは宇宙人と交信するべく独自の通信機で宇宙に信号を発し続けていた。ある日彼は、ついに宇宙人から返信を受け取ったが、誰もそれを信じはしなかった。失意の中帰宅する途中に、彼の車の頭上に宇宙船が現れる。気を取られたサンジャイは、事故によって死亡してしまう。
一命をとりとめた妻のソニアは妊娠していた。彼女は息子のロヒット・メーラを出産する。しかし、事故の衝撃が原因でロヒトには障害があった。治療には手術が必要だったが、同時に命を落とす危険があるという。
残された唯一の身内を失うことを恐れた彼女は、地方の町でロヒットを育てる。彼は成長しても知能に障害が残ったままだった。
君を探してたのネタバレあらすじ:承
同じ街に住むニーシャは、ロヒットからいたずらを受け続けたために彼のことを嫌っていた。彼女は仲間のラージ・サクセナと一緒にロヒットのスクーターを壊すが、ソニアに咎められ自分の間違いを悟る。以降二人は良き友人になった。
ある日ロヒットとソニアは、隠されていたサンジャイの通信機を見つけ出す。そして、機器を操作している内に宇宙人を呼び出してしまう。宇宙船はすぐに去っていったが、後には一人の宇宙人が残されていた。
二人はすぐにその宇宙人とも友だちになる。ジャドゥーと名付けられた宇宙人は、ロヒットに超自然的な能力が備わっていることに気づく。
一方、ラージはロヒットとニーシャが仲良くなったことが許せず、二人に執拗な嫌がらせを続ける。
君を探してたのネタバレあらすじ:転
ロヒットの非凡な才能を見出したジャドゥーは、太陽エネルギーを利用して、その能力を限界まで高める。翌日学校に行った彼は、数々の数学の難問をやすやすと解き、教師たちを驚かせる。
また、身体能力も劇的に向上した。学校でのバスケットボールの試合で、ラージはロヒットを貶めるために不当な手段を次々と使うが、彼はそれを物ともせずに勝利をおさめる。そして彼は、ニーシャの家に赴き、愛の告白をするのだった。
ラージはロヒットの変容ぶりを怪しみ、周囲に聞き込みを始める。その結果ジャドゥーの存在を暴き出し、奸計を使って彼を捕らえることに成功した。
君を探してたの結末
しかし、ジャドゥーを袋に入れて運ぶ途中で、ラージは警察官に見つかってしまう。友人の危機を知ったロヒットは怒り、ラージを打ち倒すが、すでにジャードゥーは袋から逃げ出してしまった後であった。
警察官はロヒットを疑い、彼の家まで押しかける。そしてロヒットを押しのけ、家に逃げ込んでいたジャドゥーを連れ去ってしまう。
気を取り直したロヒットは、超高速の能力でパトカーを追いかける。彼は事前にサンジャイの通信機を使用しており、パトカーに追いつくのと時を同じくして、宇宙船が姿を現した。ロヒットとジャドゥーは悲しみながらも、そこで別れを告げる。以降、超能力を失ったロヒットは元の障害のある体に戻る。しかしそのことで政府の訴追からは免れることができた。
その後、ラージは再びロヒットをいじめ始める。だが、ジャドゥーはまたロヒットの力を彼に返し、ラージは返り討ちに合うことになった。そしてロヒットとニーシャは幸福に暮らし続けるのであった。
以上、映画「君を探してた」のあらすじと結末でした。
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