恋せども、愛せどもの紹介:2007年日本映画。血の繋がらない姉妹、母、祖母という4人家族が、仕事や恋など、うまくいかない現状に直面しながらも、家族で支えあいながら強く生きていこうとする姿を温かく描いたヒューマン・ドラマ。唯川恵の同名小説が原作となっています。
監督:堀川とんこう 出演者:長谷川京子(雪緒)、京野ことみ(理々子)、壇ふみ(篠)、岸蕙子(音羽)、ほか
映画「恋せども、愛せども」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋せども、愛せども」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「恋せども、愛せども」解説
この解説記事には映画「恋せども、愛せども」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋せども、愛せどものネタバレあらすじ:血の繋がらない家族
血の繋がらない姉妹である雪緒と理々子は、全く正反対な性格でありながら、仲が良い姉妹です。2人には、肉親のように慕う母の篠と祖母の音羽がいましたが、4人とも血の繋がりはありません。数奇な運命を経て、家族となった4人は、血の繋がりはないものの、固い絆で結ばれています。雪緒が実家に帰省したある日、突然、姉妹は、祖母の音羽と母の篠が結婚するという話を聞かされます。
恋せども、愛せどものネタバレあらすじ:新しい恋の予感
雪緒は年上の男性と長年不倫をしています。そんな中、雪緒は、実家に帰省した時に偶然再会した同級生の瀬間に会い、距離を縮めていきます。再び金沢に帰った雪緒は、母親の篠の結婚が破断になったという話を聞かされます。篠が、昔、芸子をしていたことを知った婚約者の息子たちが反対をしていたことが破断の原因でした。雪緒は、篠の婚約者の山崎にきつく詰め寄りますが、山崎の篠を想う気持ちを理解し、2人の恋を応援することにします。
恋せども、愛せどものネタバレあらすじ:それぞれの進む道
結婚を取りやめた篠は、結婚準備金として貯めていたお金で小料理屋を改装することを決めます。理々子は、自分の生みの母親が日本橋で和装小物の店をやっていることを知ります。実の母親と対面した理々子は複雑な思いでいましたが、そのお店で小料理屋の新装開店のお祝い品を作ってもらうことにします。新装開店のお祝いの席で、4人は音羽の結婚を祝います。篠も、山崎と結婚はせずに、これまで通り交際を続けていくことを宣言し、それぞれが嬉しい話に花を咲かせます。
恋せども、愛せどもの結末:強く生きる心
カナダへ行くことを決めた瀬間に、雪緒は一緒に来て欲しいと言われます。そんな矢先、雪緒は、音羽と篠から、雪緒と瀬間が異母兄弟であることを聞かされます。真実を知った2人は、悲しい別れを選ぶのでした。その間も、音羽の婚約者が倒れたり、理々子も仕事がうまくいかなかったりするなど、一家は災難続きです。いろいろなことがあったけれど、悲しいことも、苦しいことも人生の糧にして強く生きていこうと雪緒は強く思うのでした。
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