ソフィー・マルソーの 愛人日記の紹介:1991年フランス映画。芸術家が集うジョルジュ・サンドの館で繰り広げられる愛人ショパン、娘ソランジュらとの愛と確執を描く。ショパン役のヤヌーシュ・オレイニチャクは18歳でショパン・コンクールに入賞し、「戦場のピアニスト」でも音楽を担当したピアニスト。
監督:アンジェイ・ズラウスキー 出演:ソフィー・マルソー(ジョルジュの娘ソランジュ・サンド)、マリー=フランス・ピジェ(ジョルジュ・サンド)、ヤヌーシュ・オレイニチャク(フレデリック・ショパン)、フェオドール・アトキン(ウジェーヌ・ドラクロワ)、ほか
映画「ソフィー・マルソーの愛人日記」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ソフィー・マルソーの愛人日記」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ソフィー・マルソーの愛人日記の予告編 動画
映画「ソフィー・マルソーの愛人日記」解説
この解説記事には映画「ソフィー・マルソーの愛人日記」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ソフィーマルソーの愛人日記のネタバレあらすじ:起・サンドの愛人、ショパン
パリ近郊、ジョルジュ・サンド(マリー=フランス・ピジェ)の館に画家ドラクロワ(フェオドル・アトキーヌ)、作家ツルゲーネフ(セルジュ・レンコ)、歌姫ポーリーヌら多くの芸術家たちが集まっていた。
この館にはサンドの息子モーリス(ブノワ・ル・ペック)、娘ソランジュ(ソフィー・マルソー)、養女オーギュスティーヌと、既に病に侵されたサンドの愛人ショパンが暮らしていた。
サンドはモーリスを溺愛、モーリスはオーギュスティーヌと関係を持ち、そんな母兄に反発するソランジュはフェルナンという裕福な婚約者がいながらもショパンに想いを募らせ、常に彼のそばで世話を焼いていた。
ソフィーマルソーの愛人日記のネタバレあらすじ:承・ソランジュの想い
客人らは館で思い思いに過ごす。サンドが使用人を追い出したことでモデルを失ったドラクロワは、代わりにオーギュステーヌをヌードモデルにしようとすると、そこへモーリスが現れてひと悶着。
乗馬に出かけ、馬に振り落とされたソランジュは自身の存在に苛立って感情を持て余し、フェルナンを手厳しく拒絶する。
夕食の準備をしていた面々は酔って陽気な気分でショパンの部屋に向かうが、神経を逆なでするようなピアノの音に耐え切れず、サンドは「出ていけ」と言い放つ。ソランジュはそんなショパンにじっと寄り添い、結婚を求める。
ソフィーマルソーの愛人日記のネタバレあらすじ:転・ショパンの拒絶
ソランジュはショパンの下僕ジャンから、本当はショパンもソランジュが好きなのだと聞かされる。それを聞いたソランジュはかつての母のように男装の姿でショパンの前に現れ、2人はキスを交わす。
そこに現れたサンドは2人を引き離して娘を罵倒し、別居中の夫と別れてショパンと結婚すると言い、彼は母娘から決断を迫られるが、サンドは彼がソランジュを選んだと知る。
サンドが去った部屋で2人は再びキスを交わすがショパンは吐血、血を吐きながらピアノに向かい、ソランジュへ永遠の愛を誓うものの、それは人の道に外れると言って彼女を退けるのだった。
ソフィーマルソーの愛人日記の結末:それぞれの結末
そんな中、彫刻家オーギュスト(オレリアン・ルコワン)が館を訪れる。一目でソランジュに惹かれた彼は彼女に求愛し、ソランジュもそれを受け入れて2人は婚約する。
ショパンはオーギュストに、自分が死んだらデスマスクを取ってくれと頼む。婚約が発表された晩さん会のあと、屋敷の外に火の手が上がり、皆は見物に出る。
それぞれが自分の人形を手に舞台上に上がり、その後の顛末を語る。ソランジュはオーギュストと結婚して子をもうけるが、貧しく不幸な人生を送り、ショパンは3年後にこの世を去るのだった。
以上、映画「ソフィー・マルソーの愛人日記」のあらすじと結末でした。
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