フランソワの青春の紹介:1969年フランス映画。両親を事故で亡くし、伯父夫婦に引き取られた孤独な少年が、伯父の友人の娘だという若く美しい娘に淡い恋心を抱くが、彼女がやってきたことには秘密があった。11歳の少年の、美しく寂しすぎる初恋…ジャクリーン・ビセット絶頂期の美貌が堪能できる激レア映画。
監督:ロバート・フリーマン 出演:ジャクリーン・ビセット 、ジャン=フランソワ・モーラン 、ピエール・ジメール 、ジゼール・パスカル 、マルク・ポレル、ほか
映画「フランソワの青春」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フランソワの青春」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フランソワの青春」解説
この解説記事には映画「フランソワの青春」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フランソワの青春のネタバレあらすじ:孤独な少年
フランスの片田舎。11歳の少年フランソワは2ヶ月前に車の事故で両親をなくし、伯父夫婦に引き取られて暮らしていた。彼はまわりの人間に心を閉ざし、穴のあいたボロボロの服を着続け、ツリーハウスでうさぎだけを友達に自分の世界を作っていた。
夫の関心が自分から離れていくことに危機感を募らせていた伯母は、息子が独立し、夫と2人きりの生活に戻ったことでかつての愛情を取り戻そうとしていたが、そこに現れたフランソワの存在を疎ましく思い、心を開こうとしない彼に冷たく接する。
フランソワの青春のネタバレあらすじ:一家を惑わす客人
息子オリヴィエが久しぶりに帰ってきた時を同じくして、伯父の戦友の娘ウェンディがイギリスからやってくる。遊び人のオリヴィエは若く美しいウェンディにさっそく誘いをかけるがウェンディは取りあわない。彼女の関心は美しいが心を閉ざしたフランソワにあった。
伯母は彼女に対する夫の態度を見て、気が気でない。皆の関心がウェンディに集まることに対抗するように髪を染めたり、派手な服を着てみたりするが夫の反応はなく、ウェンディの滞在を憎々しく思うようになる。
フランソワの青春のネタバレあらすじ:少年の初恋
一方、フランソワもウェンディに興味を持ち、彼女が寝ている部屋に忍んでいき、彼女の持ち物を物色する。香水を持ち出し、服を眺め、彼女の髪をなでる…
ある晩、彼女の髪が欲しいと思ったフランソワはまた彼女が寝ている間に部屋に入り、髪を切る。気配に気づいて目を覚ましたウェンディは驚きながらも優しく彼を嗜める。
フランソワの過去を知ってさらに興味を持ったウェンディは彼と行動を共にするようになり、フランソワも彼女に心を開くようになる。フランソワはウェンディが帰る時は自分もイギリスへ行く、というとウェンディも一緒に行こうと約束する。
フランソワの青春のネタバレあらすじ:隠された真実
2人で過ごすうちにウェンディに恋心を抱くようになったフランソワだったが、ウェンディは実は伯父の愛人だった。伯父はウェンディの部屋に忍んでいき、2人はひそかに愛を交わすが、素知らぬ振りをして家族と接することに嫌気がさしたウェンディを、伯父は必死になだめ、オリヴィエも事の真相に気づいていたため、別の場所に移って会うことにする。
フランソワの青春の結末:忘れられた約束
ウェンディが去る、と知ったフランソワは約束通り自分も連れて行ってもらえるものと荷造りをして服もよそいきに着替えて出ていくが、ウェンディは約束のことなど覚えておらず、彼に別れを告げると伯父の車で去って行った。
取り残されたフランソワはツリーハウスに駆け込み、悲しみに暮れながらウェンディの香水を頭から浴びるのだった。
以上、映画「フランソワの青春」のあらすじと結末でした。
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