パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛の紹介:2016年韓国映画。ドラマ「シークレット・ガーデン」や「ファン・ジニ」などで知られる女優ハ・ジウォン主演。落ち目の女流作家が一目惚れしたのは、アメリカから来たFBIの敏腕プロファイラー。恋の到来にときめく彼女だったが、ある時、彼が連続女性殺人事件の犯人かもしれないという証拠をつかんでしまい…という、あり得ないシチュエーションのドタバタ・ラブコメディー。共演は日本でも活躍している台湾の俳優チェン・ボーリン。
監督:ソン・ミンギュ 出演者:ハ・ジウォン(ハン・ジェイン)、チョン・ジョンミョン(ソル・ロクファン)、チェン・ボーリン(ジェイソン・チェン)、オ・ジョンセ(ホ・ジョング)、チョン・ヘギョン(事務所社長)、ユン・ソヒ(ジェインの妹)ほか
映画「パーフェクト・プロファイラー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パーフェクト・プロファイラー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「パーフェクト・プロファイラー」解説
この解説記事には映画「パーフェクト・プロファイラー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛のネタバレあらすじ:起
推理作家のジェイン(ハ・ジウォン)は、もう何年も新作が書けないというスランプ状態に陥っていました。何かいいネタはないかと、実際の犯罪事件にもアンテナを張り巡らせている彼女。指名手配の顔写真に似た人物を見つけるたびに大騒ぎで通報し、ひと違いに終わるという失態を繰り返すため、警察から「梨泰院(イテウォン)の迷惑女」という不名誉なあだ名をつけられています。警官の1人、ロクファン(チョン・ジョンミョン)はジェインの幼なじみ。子供の頃からひたすら彼女に想いを寄せていますが、ジェインにとってロクファンは友達以上恋人未満の存在です。2人はいつも一緒にいますが、互いに言いたい放題でなかなか恋愛に発展しないのです。今日もまたロクファンはジェインの誤報に呼び出され、2人は通りで大ゲンカを始めます。そこへたまたま通りかかった1人の見知らぬ男性(チェン・ボーリン)に、ジェインは目を奪われます。男性は流暢な英語でジェインに話しかけ、ジェインも英語で答えます。彼らの会話がちんぷんかんぷんなロクファンは嫉妬します。笑顔で去って行く男性をうっとり見つめるジェインは、どうかあのイケメンにもう一度会えますようにと神様に祈ります。
パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛のネタバレあらすじ:承
ある日のこと。ジェインは道端で指名手配犯にそっくりな男(オ・ジョンセ)を見かけ、声をかけてしまいます。今度は本物でした。踵を返したジェインを男が追ってきます。彼女は一軒の空き家に逃げ込み、ロクファンに携帯で助けを求めます。ロクファンの登場で男は空き家を飛び出しました。ジェインとロクファンが家の中を調べると、放置されたスーツケースに女性の死体が。この地域では若い女性が次々と殺害される事件が起きており、「梨泰院殺人事件」と呼ばれています。ジェインが見た男はホ・ジョングといい、その事件の容疑者でした。ジェインは梨泰院殺人事件をネタにして次の作品を書き始めます。その夜。ジェインの部屋の上階から、女性の悲鳴のような声がします。後日、上の部屋の住人があのイケメンだと判明します。彼の名はジェイソン・チェン。マイアミ在住の中国系アメリカ人で、職業はFBIプロファイラー。マイアミでは最近、同様の連続殺人事件が起きていました。ジェインは、ジェイソンこそ梨泰院殺人事件の犯人ではないかと疑います。そこで彼女は、ジェイソンが招待された出版社パーティに出席。何食わぬ顔で彼に接近します。ジェイソンはジェインの著書を読んでおり、2人はすっかり意気投合。ジェイソンの部屋に誘われたジェインは、バスルームを使うふりをして指紋や髪の毛を採取します。ジェイソンはそんなジェインの行動に気づいていましたが、これからもデートしてほしいと交際を申し込みます。
パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛のネタバレあらすじ:転
ジェイソンにおやすみを言って自分の部屋へ帰ったジェイン。彼が犯人だと考えている割には、交際を申し込まれて夢心地です。興奮のあまり寝つけず、ジェイソンのプロファイリングの「犯人は空き家に固執している」という言葉を思い出し、近所にある空き店舗を調べに出かけます。ひと気のない結婚式場に入ると、信じられないことにそこにホ・ジョングの姿が。悲鳴を上げて逃げるジェインを助けに現れたのはジェイソンでした。彼女を心配して後をつけて来たのです。ジェイソンがジョングを取り押さえ、事件は無事に解決。ジェインもウキウキと新作に取り組みます。ところがジェイソンは、ジョングは犯人のプロファイルと一致しないと言います。彼の推理はこうでした。マイアミの事件では、容疑者の警察官が自殺してしまった。今回の事件はマイアミの模倣犯のように見える。犯人は同じく警官のロクファンではないか。そんなわけがないと動揺するジェインに、ジェイソンはアメリカ行き航空券を手渡します。その頃、テレビのニュースでは「ホ・ジョングが留置所を脱走した」と大騒ぎ。ジェイソンの言葉が気にかかるジェインは、ロクファンの家を訪ねます。そこで見たのは、ロクファンが女性の首を絞め上げている姿でした。
パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛の結末
ショックを受けたジェインは、部屋に帰って泣き崩れます。彼女の脳裏にロクファンとの楽しい思い出が蘇ります。たとえ殺人犯でも彼を見捨てることなどできない。そう思ったジェインは、ジェイソンに航空券を返します。落ち込むジェイソン。その時、ジェインの携帯にロクファンからメールが入ります。全てはジェインの勘違いでした。ロクファンが首を絞める真似をしていたのは、捜査に使うマネキンだったのです。安堵のあまり泣き出すジェインにジェイソンが言います、「僕が犯人だったら?」。豹変して襲いかかってくるジェイソン。梨泰院殺人事件の犯人は彼でした。驚いたジェインは部屋の外へ逃げます。そこへジェインの妹(ユン・ソヒ)と逃亡中のホ・ジョングが現れます。ジョングは妹のボーイ・フレンドでした。彼は泥棒でしたが、空き家に入るたびに死体を見つけてしまうため容疑者にされていたのです。ジェイソンはジョングを殴り倒し、ジェインを壁に追いつめます。「本気で君が好きだったのに」、ジェイソンはそう言うと襲いかかってきました。そこにロクファンが現れて、激しい乱闘になります。ジェインもポータブルのバーナーで反撃。ひるんだジェイソンはそのままマンションの中庭に落下しました。怪我を負って倒れているロクファンに、ジェインは初めてキスをします。
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