カレの嘘と彼女のヒミツの紹介:2004年アメリカ映画。恋人の携帯電話や手帳をこっそり覗き見るチャンスがあったらどうする?そんな誰でも一度は思い当たるテーマを軽快なタッチで描く。ヒロインには2009年に惜しくもこの世を去ったブリタニー・マーフィ。同棲中の恋人が置き忘れた電子手帳(PDA)をうっかり覗いてしまった女性。そこには元カノ3人の存在があった。浮気なのか本気なのか、恋人の本心を探るため元カノ達に接近した女性が出した結末とは。米テレビ業界のすさまじい内幕も垣間見ることができるユニークなラブ・コメディ。
監督:ニック・ハラン 出演者:ブリタニー・マーフィ(ステイシー・ホルト)、ホリー・ハンター(バーブ・キャンベル=ダン)、キャシー・ベイツ(キッピー・カーン)、ロン・リビングストン(デレク)、ラシダ・ジョーンズ(レイチェル・キース)、ジュリアンヌ・ニコルソン(ジョイス)、ジョジー・マラン(ルル)、ケヴィン・サスマン(アイラ)ほか
映画「カレの嘘と彼女のヒミツ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カレの嘘と彼女のヒミツ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「カレの嘘と彼女のヒミツ」解説
この解説記事には映画「カレの嘘と彼女のヒミツ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カレの嘘と彼女のヒミツのネタバレあらすじ:起
憧れの放送業界に就職するため、ニュージャージーからニューヨークへやって来たステイシー(ブリタニー・マーフィ)。彼女の夢は、一流ジャーナリストのダイアン・ソーヤーと働くことです。故郷にいるステイシーの母親は、いつも娘を勇気づけてくれる頼もしい存在。2人の間にはつねに大好きなカーリー・サイモンの歌があり、彼女の歌声に励まされ親子は人生を乗り切ってきたのでした。ステイシーのニューヨーク生活は順風満帆。テレビ局の職をゲットし、同棲中のデレク(ロン・リビングストン)ともアツアツです。ステイシーの職場の先輩バーブ(ホリー・ハンター)やアイラ(ケヴィン・サスマン)は、カップルの浮気を暴く素人参加番組「キッピー館(かん)」の企画ネタに追われていました。番組の名物司会者キッピー・カーン(キャシー・ベイツ)が感心する斬新な企画を出そうと、ステイシーも張り切りますが空回りに終わります。
カレの嘘と彼女のヒミツのネタバレあらすじ:承
ひょんなことからステイシーは、デレクの元カノが人気モデルのルル(ジョジー・マラン)だったことを知って嫉妬にかられます。バーブに相談すると、今も続いていないか調べるべきだという意見。デレクが出張で2週間留守になり、我慢できなくなったステイシーはデレクのクロゼットを探り、部屋に残された電子手帳(PDA)まで見てしまいます。そこには元カノらしいジョイス(ジュリアンヌ・ニコルソン)という女性の写真が何枚もあり、電子手帳からはさらにもう1人、整体師のレイチェル(ラシダ・ジョーンズ)という存在まで浮上します。バーブにけしかけられたトレイシーは、患者に扮してレイチェルの診療所へ偵察に行きます。ところがレイチェルは整体師ではなく、立派な著書まである婦人科医師。そのうえ彼女は、デレクと一緒に飼っていた大型犬ボブと会うため今でもデレクと連絡を取っていると言います。しかし、レイチェルより手ごわいライバルはジョイスでした。彼女はデレクの両親と一緒に何枚も写真を撮っています。ステイシーはというと未だに彼の両親に紹介されていないのです。
カレの嘘と彼女のヒミツのネタバレあらすじ:転
「男の隠し事は裏切りよ」と言うバーブのアドバイスをうけ、ステイシーはコーヒーショップでたまたま一緒になったジョイスと正体を隠して友人になります。そして料理コンテストの番組だと嘘をつき、ジョイスが働くレストランの取材を頼みます。ステイシーは罪悪感でいっぱいでした。レイチェルやルルとは違い、ジョイスだけは友達になりたいと思える女性だったのです。一方、放送局ではバーブの“恋人の電子手帳から浮気を探る”という企画が通ります。喜ぶバーブをステイシーも祝福します。ジョイスをだましたまま、ステイシーは彼女のレストランを訪れます。ジョイスはダイアン・ソーヤーのサイン入り著書をプレゼントしてくれ、ますます罪の意識に駆られるステイシー。ジョイスは今でもデレクを真剣に愛しており、別れてもいつかまた復縁するかもしれないという希望を抱いていました。すっかり落ち込んだステイシーは、部屋に帰ってカーリー・サイモンの曲に耳を傾けます
カレの嘘と彼女のヒミツの結末
バーブが企画した「キッピー館」の生放送が始まりました。バーバラはいきなり「あなたが主役よ」とステイシーを舞台へ上げます。バーバラは最初からステイシーの悩みを番組に利用するつもりでした。唖然となるステイシーに続き、何も知らされず連れて来られたレイチェルとルル、そしてジョイスがカメラの前に立たされます。最後に出てきたのはデレクでした。ドロ沼を期待するキッピーと観客、そしてバーバラの視線がステイシー達に注がれます。ステイシーは元カノを完全に断ち切らないデレクを責めます。しかしデレクの口から出るのは言い訳だけ。ステイシーはスタジオから出て行き、キッピーは明るく番組を続けるのでした。恋人も友人も失い、街をさまようステイシーが再会したのは大学時代の恋人ビーンでしたが、彼のとなりには妊娠中の妻の姿が。「私の人生計画は間違っていたわ!」と嘆くステイシーに、ビーンは「計画なんかやめてなりゆきを楽しもうよ」と助言します。ビーンの言葉に明るさを取り戻したステイシー。その後、ダイアン・ソーヤーの番組プロデューサーに抜擢された彼女が母親に電話して喜んでいるところへ、たまたまカーリー・サイモンが現れます。驚きのあまり気絶するステイシー。カーリーの声を聞いた電話の向こうの母親もまた、ショックで気を失うのでした。
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