映画「ダークサイド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ダークサイドの紹介：2018年アメリカ,カナダ映画。幼い娘を亡くした夫婦が人生をやり直すべくモーテルを買い取って経営しようとしたところ、秘密の覗き部屋を見つけた夫はそこで繰り広げられていた耽美な世界と事件に巻き込まれていきます…。ニコラス・ケイジ主演のサイコ・スリラーです。
監督：ティム・ハンター 出演者：ニコラス・ケイジ（レイ）、ロビン・タネイ（マギー）、マーク・ブルカス（ハワード）、アーニー・ライヴリー（トミー）、キャシア・コンウェイ（ストロベリーブロンド）、ジャック・グレイ（ジェシカ）、ビル・ボレンダー（ベン）ほか
この解説記事には映画「ダークサイド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
まだ幼い娘を事故で失ったレイ（ニコラス・ケイジ）とマギー（ロビン・タネイ）の夫婦は、人生をやり直すために田舎のモーテルを買い取って経営することにしました。物件はレイがインターネットでチェックして買い取ったもので、夫婦はモーテルの前の所有者ベン（ビル・ボレンダー）とはまだ一度も会ったことがありません。
モーテルに着いた夫婦が各部屋をチェックしていると、そこにベンから電話がかかってきました。ベンはレイらが無事引き継ぎを終了したか確認してきたのですが、ベンはなぜかバーで他人の電話を借りて会話していました。
翌日、モーテルの開業準備を始めたレイは、関係者以外立ち入り禁止となっており厳重に鎖で施錠された部屋を見つけました。レイが扉をこじ開けると、地下にある物置部屋に繋がっていました。その後、6号室に初めての客・ジェシカ（ジャック・グレイ）が訪れました。その夜、トレーラー運転手のトミー（アーニー・ライヴリー）が現れて10号室を借り、部屋に娼婦を呼んで楽しんでいました。
ジェシカはその後もレイ夫婦のモーテルを頻繁に利用するようになりました。一方、地下倉庫を整理していたレイは偶然にも入口が布に覆われていた隠し通路を発見、中を進んでみるとガラス越しに10号室の様子が見渡せる秘密部屋へと辿り着きました。10号室のベッドの向かいにある鏡はマジックミラーとなっており、レイはとりあえずマギーには内緒にしておくことにしました。
その日の夜、トミーがいつものようにモーテルを訪れ、いつもの10号室を借りました。一方、疲れていることを理由にマギーから夜の営みを拒まれたレイはつい倉庫の奥の秘密部屋に行き、トミーと娼婦の戯れを見て自己嫌悪に陥りました。その後、まだ娘の死を受け入れられないレイは里親募集のパンフレットを手にしていたマギーにショックを受け、その日以来夫婦の関係にもヒビが入り出しました。
その日の夜もトミーが泊まりに来ましたが、あいにく10号室はジェシカが使用しているので、トミーには別の部屋を用意、深夜になってレイは密かに秘密部屋に行くと、そこではジェシカと“女王様”（キャシア・コンウェイ）がレズビアン・SMプレイに興じているではありませんか。つい興奮してしまったレイは急いでベッドに戻り、マギーと寄りを戻して熱い夜を過ごしました。
翌日、レイ夫婦のモーテルにハワード保安官（マーク・ブルカス）が訪ねてきました。ハワードはモーテルの前オーナーのベンの行方を追っており、レイにしきりにベンの行方を聞いてきました。
この日はモーテルを休業してカジノに遊びに行ったレイとマギー。しかし、夫婦がモーテルに戻ってみると、プールには女性の写真が挟まれていた豚の死体が投げ込まれていました。レイは豚の死体を砂漠で燃やし、モーテルで待っていたトミーに事態を打ち明けました。トミーは「またか」と呟き、ベンがオーナーだった時に女性が殺されてプールに投げ込まれた事件があったことを語りました。レイはハワードにそのことを問うと、ハワードは女性の死因は自殺であると語りました。その日の夜も先日レイが覗き見した“女王様”が現れ、10号室を指定しました。その日、レイは秘密部屋に行くことなく、駐車場や建物の裏からこっそり10号室を眺め、マギーは夫の不審な行動に不信感を抱き始めました。
数日後、砂漠でジェシカの遺体が発見されました。その夜も“女王様”は10号室を借り、別の女性相手にSMプレイを始めました。どうやら10号室には女性二人の他にももう一人いるらしく、レイはその後を追うも逃げられてしまいました。
レイは密かに“女王様”の後をつけ、彼女から事情を聞こうとしましたが、確信に迫る証言は得られませんでした。レイはモーテルに戻ると浮気を疑っていたマギーと口論となり、仕方なくレイは秘密部屋とマジックミラーの存在を明かすとマギーの目の前で秘密部屋に繋がる穴を塞ぎました。夫婦のもとに再びハワードが現れ、ジェシカの死とベンの失踪は関連性があるとして再びベンの行方を聞いてきました。レイはハワードに“女王様”の存在を明かし、ベンから電話があったので会って事情を聞こうとしたところ、ベンは何者かに狙撃されて殺害されました。マギーの身が危ないと感じたレイは電話をするも応答はなく、急いでモーテルへと向かいました。その頃、マギーは10号室でハワードによって拘束されていました。一連の事件は全てハワードの仕業であり、ハワードは10号室に被害女性と“女王様”を呼んでSMプレイをさせ、“女王様”を帰した後に犯行に及んでいたのです。レイはハワードと揉み合いになった末に殺害、マギーを助け出しました。そこに駆け付けたトミーが大丈夫かと声をかけてきましたが、レイとマギーは車に乗り込むとそのまま街から走り去っていきました。
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