愛人の紹介:2015年韓国映画。借金のせいで取り立て屋に責めたてられるサンリム。そんなサンリムに面接の知らせが届き、そこから彼に転機が訪れます。それは女社長スッキョンとサンリムの約束。その約束とは?スッキョンの異常なまでのサンリムへの執着。その原因とは何だったのか?最後にやっと明かされる真実とは…。
監督:イ・スンファン 出演:ムン・ジュヨン(チョン・スッキョン)、チェ・サンジュン(ト・サンリム)、チョン・ヘリョン(カン課長)、キム・スジン(ハ・ヨンス)、カン・ジフン(ソン代理)、キム・ソネ(女性秘書)、ほか
映画「愛人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「愛人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「愛人」解説
この解説記事には映画「愛人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
愛人のネタバレあらすじ:起
借金の取り立て屋に脅されて、裸で机の上に座らされているサンリム(チェ・サンジュン)の携帯電話に、“SGベンチャー”から面接の連絡が入ります。裸で車から放りだされる様子を見ていた“SGベンチャー社”社長のスッキョン(ムン・ジュヨン)は「あの男を採用しろと伝えて」と秘書に伝えてその場を去ります。
インターンとして働くようになったサンリムは社長室に呼ばれ、所属部署の変更を望みますが、スッキョンから能力の無さを指摘されます。なぜ雇用したかを聞くサンリムにスッキョンは「私にとって重要なものを備えてる」と言うと「私はその顔と体を買ったの」と言い、サンリムに迫ります。そしてスッキョンは契約書をサンリムに見せます。その契約書は、闇金業者に1年後にサンリムの借金を完済するという内容のものでした。
そんな時、共に面接を受けたヨンス(キム・スジン)がインターンとして入社します。
愛人のネタバレあらすじ:承
月日が経っても仕事を覚えられないサンリムに、上司は解雇しようとしますがスッキョンは名誉部長に昇格させます。そんなサンリムにヨンスは仕事を教え、サンリムは仕事も覚えていきます。
次第に惹かれ合ったヨンスとサンリムの仲に気づいたスッキョンはサンリムに「私は愛してくれと頼んでるわけじゃない、ただよそ見しないでと言ってるだけよ。恋愛にうつつを抜かす時か考えてみなさい」と言うと、サンリムが「なぜ僕なんだ?」と聞くと、スッキョンは「それは後で教えてあげると言ったはずよ。この体は社長に売りました、でも心は別です。」と言い、そしてまた二人は激しく抱き合うのでした。
サンリムは闇金業者から、スッキョンとのSEXの写真を持ってくれば借金をチャラにしてやると言われ、デジタルカメラを渡されます。
愛人のネタバレあらすじ:転
ヨンスは上司に言われ、取引業者と関係を持つことでサンリムの借金が返済されると言われて従います。
そのことを知ったサンリムは、スッキョンとのSEXの際にカメラを回します。そしてスッキョンに「恵まれた人間は何も持ってない人間をもてあそんでいいのか?」と言うと、スッキョンは箱にしまった一枚の写真をサンリムに見せます。そこに映っていたのは若い頃のスッキョンと肩を並べて映るサンリムにそっくりの男性の姿でした。
その男性はスッキョンの彼氏で、事故で亡くなったソ・ウリムだと知らされます。「ウリムが事故で亡くなったその日に目の前に現れたサンリムを手放したくないと思った」とスッキョンから聞かされ、涙するサンリムでした。
愛人の結末
スッキョンはサンリムの日記を手に取ります。
『社長とこんなことをしていいのだろうか “あのセクシーな体つき”。こんな僕に優しくしてくれる社長はまさに天使だ。かっこよくて魅力的な僕の社長。動画を撮ろうとした自分が情けない。社長の心を傷つけるところだった。彼女を理解できなかった自分が恨めしい。スッキョンさん謝ります、あなたを理解できなかったこと。そして愛せなかったことを』
日記を読み終えたスッキョンの頬を涙が伝います。
サンリムの借金はスッキョンにより完済され、ワインを手にするスッキョンの隣には、額に入れられたウリムとスッキョンの写真がありました。
以上、映画「愛人」のあらすじと結末でした。
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