映画「イーヴィル・キラー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
イーヴィル・キラーの紹介：2013年アルゼンチン,フランス映画。女を傷つける男の殺人を請け負う、女殺し屋ロサリオが、マリアという女性から夫殺しを依頼されます。その夫ロドリゴに近づいたロサリオでしたが、ロドリゴこそロサリオの元夫でした。愛するロドリゴを殺せないロサリオを見たマリアは、ロサリオの命を狙い始め…という内容のアルゼンチンのサスペンスアクション映画です。4人の女優がそれぞれロサリオを演じるという、かなり難解な作品です。
監督：イスラエル・アドリアン・カエターノ 出演者：フロレンシア・ラッジ（ロサリオ） 、フアナ・ビアーレ（アンジェリカ） 、アナ・セレンターノ（マリア） 、ラファエル・フェロ（ロドリゴ）、ほか
この解説記事には映画「イーヴィル・キラー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロサリオという女と電話で話しながら、ロサリオの指示通りに公園の滑り台に金を置いて立ち去った女。ロサリオは、女を傷つける夫殺し専門の殺し屋で、この日も依頼を受けた女性から報酬を受け取っていました。
警官に扮したロサリオが、屋敷に他の警官と一緒に乗りこんでいます。リビングには主人と使用人がいて、周りを警官たちが警備しています。ロサリオは奥の部屋に行き、婦人と話します。震えながら心配する夫人に「心配しないで」と言ったロサリオは、リビングに戻ってくると警官たちを刀で次々切り裂いて殺すと、使用人を殺し、そして主人に注射を打って殺しました。
全員殺し終わった時、夫人がリビングに入って来ます。それを見たロサリオは屋敷から逃げ出します。この殺しもまた、夫人から依頼を受けたものでした。
逃げるロサリオを警官たちが追います。ビルの屋上で追い詰められたロサリオは、紙の筒を落とします。ロサリオはガラス張りの屋根に飛び降りたものの、結局逮捕されました。
ロサリオは拷問を受け続けますが、車いすの中年女性マリアによって留置場から出されます。マリアはロサリオに「私をこんな体にし、なおかつ愛人を作って私を苦しめる夫を不幸にしてくれ」と依頼します。仕事と引き換えに自由にしてやろうというものでした。
殺しが専門のロサリオでしたが、依頼を受けて、獣医としてマリアの夫ロドリゴに近づきました。ロドリゴは牧場を持っていて、この日は妊娠中の愛人を連れ、牧場へ向かっていました。
ロサリオは、身なりと顔を変えてロドリゴと合流すると、牧場で馬の出産に立ち会います。そしてロドリゴと仲良くなり、二人は一緒にいるようになります。それを見た愛人は、嫉妬心を燃やしていました。
ロドリゴは、昔事故を起こした車を、使用人と共に修理します。そして車を洗い、走り出します。後方からロサリオがバイクで追っていました。一人で運転するロドリゴでしたが、横に誰かが乗っているかのように、肩を抱いて横ばかり見ていました。
ロドリゴには女性の姿が見えていました。ロドリゴは女性に気を取られるうち運転を誤り、大事故を起こしてしまいます。入院したロドリゴにロサリオが寄り添います。そこへマリアがやって来ました。マリアはロサリオに「よくやってくれた」と言いますが、ロサリオは「偶然の事故だ」と言います。
仕事をこなさないロサリオに不信感を持ったマリアは、ロサリオが持っていた紙の筒を開けます。するとそこには仲睦まじく寄り添うロドリゴとロサリオ、そして二人の子供の姿がありました。ロサリオはロドリゴの妻でした。
そのころ牧場では、使用人がロサリオを疑い始めていました。感づいたロサリオは使用人を殺します。
容姿を変えてナースに扮したロサリオは、ロドリゴに向き合います。ロドリゴは「ほかの女は愛せない」と言って、今まで苦労を掛けたことを謝ります。ロサリオはロドリゴを車に乗せて、マリアの家に行きます。
部屋に入ると、紙の筒の中の写真が取り出されているのを見ます。その時、ボウガンの2本の矢がロサリオの体に突き刺さりました。自分で矢を引き抜いて逃げようとしますが、更に矢を刺されて倒れ込みます。
矢を放ったのはマリアでした。「殺し屋を雇ったつもりなのに違ったみたい」と言います。立ち上がったロサリオはボウガンを奪い取り、マリアの胸に矢を放ちます。マリアを殺したロサリオは車からロドリゴを降ろすと、騎乗位になってＳＥＸを始めます。体が動かないロドリゴはそのまま昇天しました。
ロドリゴを置き去りにしたロサリオは、車に乗り込み走りだしました。
以上、映画「イーヴィル・キラー」のあらすじと結末でした。
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