マリス・イン・ワンダーランドの紹介:2009年イギリス映画。二人の男から逃げるアリスは、ホワイティの運転するタクシーに撥ねられました。アリスをタクシーに乗せたホワイティはアリスに、頭に効く薬を飲ませました。目覚めたアリスは不思議な世界にいました…という内容のファンタジー映画です。題名通り『アリス・イン・ワンダーランド』を元ネタにし、現代風にアレンジした作品です。
監督:サイモン・フェローズ 出演者:マギー・グレイス(アリス)、ダニー・ダイヤー(ホワイティ)、マット・キング(ゴンゾ)、ブロナー・ギャラガー(ヘイティ)、ナサニエル・パーカー(ハリー)ほか
映画「マリス・イン・ワンダーランド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マリス・イン・ワンダーランド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マリス・イン・ワンダーランドの予告編 動画
映画「マリス・イン・ワンダーランド」解説
この解説記事には映画「マリス・イン・ワンダーランド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マリス・イン・ワンダーランドのネタバレあらすじ:起
地下鉄を走るアリス。しかし終電が終わり、シャッターで閉ざされていました。横に座るホームレスの女性に『ヒューム街はどこ?』と聞きますが、『あなたはまた帰ってくる』としか言いませんでした。再び走り出すアリスですが、後ろから二人のスーツ姿の男が追っていました。地上に出て道路を横切ろうとした瞬間、通りかかったタクシーに撥ねられました。周りの通行人たちが騒ぎだし、運転手のホワイティはアリスを後部座席に乗せて走り出しました。
やがて意識が戻ったアリスにホワイティが『ハリーのパーティにプレゼントを持っていく時間に間に合わない』としきりに言っていました。贈り物もタイだと意味不明な事を言っていました。意識がもうろうとし、記憶がなくなっていたアリスに、ホワイティは頭に効く薬を渡しました。薬を飲んだアリスはめまいがし始め、昔の記憶を見ながら眠りにつきました。
目覚めたアリスは、7色に輝く建物が見えました。車の後ろでは、盗人がホワイティのものや、アリスのバッグを奪って逃げて行きました。アリスが追いかけていくと、そこは遊園地でした。
マリス・イン・ワンダーランドのネタバレあらすじ:承
盗人のボスのゴンゾとその子分たちがいました。意味不明な事を言うゴンゾの話を聞いていると、ホワイティがやって来て、アリスを助けました。そしてバッグと金を取り返し、再びタクシーで走り出しました。
ホワイティからハリーがこの町のボスだという事を聞きました。そしてアリスは自分の記憶がなくなっていることを話しました。するとホワイティはアリスのバッグの中を見て、手がかりを探しますが、見つかりませんでした。そしてハリーにプレゼントを渡した後、ロンドンに連れ帰ってやるといますが、アリスは時間がかかり過ぎると言って断った為、ホワイティはアリスを近くの駅に降ろし、小銭を渡しました。
アリスはこの駅がワンダーランドだと知り、音楽を聞きながら薬を飲みました。すると、父のドジソンの車に乗ってどこかへ行っている最中に逃げ出し、側近二人に追いかけられていたことを思い出しました。
そのころホワイティは、アリスが大富豪ドジソンの娘で、誘拐事件に遭い、懸賞金が1000万ドルかけられていることをニュースで知りました。駅にいたアリスはキャタピラーという男と女が乗る車に連れ込まれました。二人はドラッグディーラーでした。そこでアリスがもらった薬を見せると、それは強力なヤツだと言われました。そして二人はアリスを侯爵夫人の家の前で降ろしました。
マリス・イン・ワンダーランドのネタバレあらすじ:転
侯爵夫人と会ったアリスは、自分が母親に会うために逃げ出し、タクシーに撥ねられたことを思い出しました。家を出ようとすると、侯爵夫人が赤い光を追って進めばいいと言うので、その通りにすると、人通りのない道路に出ました。そして近くのレストランに入り薬を飲みました。
目覚めたアリスの目の前に、売春婦の元締めのヘイティがいました。アリスの髪の毛を3色に染め、次の客にアリスをあてました。アリスは男とトレーラーに乗り込みました。中には6人の売春婦が待機していました。個室に入ると、アリスはTVを男の頭にかぶせ、トレーラーを奪い走り出しました。途中でアリスを探すホワイティに会い、車に乗り込みました。1000万ドルが掛かっているため、ホワイティはとても優しくなっていました。
ホテルに入り、テレビで自分を探す父の映像を見ました。そして薬を飲み眠りにつきました。ホワイティはハリーのプレゼントを探していました。アリスが目覚めるとゴンゾの車の中にいました。ゴンゾはハリーのパーティにアリスを連れて行き、アリスをプレゼントし、1000万ドルを山分けしようと言いました。そこへホワイティが大きなケーキを持って来ました。
ケーキの中からタイ人のニューハーフが出てきて、股間を見せました。男性のアソコがあるのを確認したホモのハリーは喜びました。ホワイティはアリスを返してくれと言いますが、ハリーが断った為、この町に警察が来ていると言いました。そしてアリスがここにいると疑われると伝え、ゴンザにはめられているのだ耳打ちしました。ハリーは嘘つきめ!と言ってゴンザを射殺しました。
マリス・イン・ワンダーランドの結末
上手くいったと喜んでいると、ヘイティがやって来ました。アリスに売春婦6人を連れて行かれたと言った事から、突然裁判になりました。アリスの弁護人は何故か黒人DJでした。死刑が宣告されると、DJが5秒だけ時間を戻してやると言って、時間を止めました。この隙にアリスは走って逃げ出しました。
途中でホワイティを見つけ助けようとしますが、追ってきたハリーに撃ち殺されました。銃を発砲されながら逃げるアリスは地下の階段を降りました。そこは父の車から逃げ出した時の地下鉄の駅でした。ホームレスの女性に話しかけると、『やっぱり帰ってきた』と言いました。横を見ると、逃げている自分がいました。
地上に出たアリスは、ホワイティのタクシーを止めて乗り込みました。そしてホワイティにもらった時計を見せ、ハリーにプレゼントを渡すことを話しました。そしてこのままハリーの所へ行けば殺されると言い、私を助ければ1000万ドル入ると言いました。ホワイティはアリスの言うがままに車でヒューム街の母のいた家に行きました。
母はいませんでしたが、住んでいる女性がいて、アリスがドジソン家に売られていった事を話しました。その後、母は酒に溺れてどこかへ行ったが、私は毎日見ているとも言いました。
アリスは地下鉄のホームレスの女性に会いに行きました。アリスという名を教えると、自分の娘もアリスだと言いました。そしてアリスが、もっといい生活をしようと言いますが、母親である女性は、ここに全部そろっているからどこにもいかないと言いました。
以上、映画「マリス・イン・ワンダーランド」のあらすじと結末でした。
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