マンディ 地獄のロード・ウォリアーの紹介:2017年ベルギー映画。1980年代のアメリカの静かな湖畔地帯を舞台に、恋人をカルト集団に惨殺され、血で血を洗う凄惨な復讐に突入していく主人公を名優ニコラス・ケイジが怪演したバイオレンス・スリラー・アクション作品です。
監督:パノス・コスマトス 出演者:ニコラス・ケイジ (レッド・ミラー)、アンドレア・ライズボロー(マンディ・ブルーム)、ライナス・ローチ (ジェレマイア・サンド)、ネッド・デネヒー (ブラザー・スワン )、オルウェン・フエレ (マザー・マルレーネ)、リチャード・ブレイク(ザ・ケミスト)、ビル・デューク(カルザース)ほか
映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マンディ 地獄のロード・ウォリアーの予告編 動画
映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」解説
この解説記事には映画「マンディ 地獄のロードウォリアー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マンディ 地獄のロード・ウォリアーのネタバレあらすじ:起
1983年、アメリカ・コロラド州シャドーマウンテン。
麓の湖畔にある一軒家で、林業に従事する中年の男レッド・ミラー(ニコラス・ケイジ)は妻でアーティストのマンディ・ブルーム(アンドレア・ライズボロー)と静かに暮らしていました。レッドが山で木を切っている間、マンディは耽美的な絵画を描いており、時折近くの湖で遊んだり、好きな惑星の話題で盛り上がったりと一見穏やかな生活を送っているかに見えましたが、レッドはこの頃内容を思い出せないような悪夢にうなされており、別の土地への引っ越しを考えていましたが、この土地を気に入っているマンディはここに留まりたいと告げました。
ある夜、マンディはレッドに少女だった頃のトラウマ話を語り始めました。かつて彼女はムクドリを可愛がっていたのですが、彼女の父はチェリーの実を盗られるため嫌っており、ある日近所の子供たちを集めてムクドリの雛鳥を殺させたのです。その時、マンディは怖くなって逃げ出していたのです。レッドはそんなマンディを優しく抱き寄せました。
マンディ 地獄のロード・ウォリアーのネタバレあらすじ:承
ある日、マンディは「悪魔の探究者」という本を読み終え、森の奥深くに出かけたところ、近くをジェレマイア・サンド(ライナス・ローチ)率いるカルト集団「新たな夜明けの子供たち」の面々を乗せた車が通りかかりました。ジェレマイアは神秘的なマンディにすっかり魅了されてしまい、弟子のブラザー・スワン(ネッド・デネヒー)にマンディを連れてくるよう命じました。
その夜、スワンはジェレマイアから託された“アブラクサスの角笛”を吹き、悪魔のバイカーギャング集団“ブラック・スカルズ”を召喚すると、レッドとマンディの家に侵入して二人を拘束しました。翌日、ジェレマイアの部下マザー・マルレーネ(オルエン・フエレ)とシスター・ルーシー(ライン・ピレット)はマンディに薬を打って昏睡状態にさせ、そのままジェレマイアのもとへ連れて行きました。
スワンら弟子たちを引き連れたジェレマイアは「私たちは神の祝福を受けている。マンディ、君は特別な存在なのだ」といいながらマンディにセックスを求めましたが、マンディはジェレマイアがかけた自身のレコードを罵倒しながら狂ったかのように嘲笑しました。激怒したジェレマイアはマンディとレッドを激しく罵倒、両手を拘束されたレッドの目の前でマンディを生きたまま焼き殺しました。
マンディ 地獄のロード・ウォリアーのネタバレあらすじ:転
ジェレマイアは弟子たちとともにいずこへと去り、取り残されたレッドは施設の酒をあおりながら泣き叫びました。
ジェレマイアらへの復讐を決意したレッドは友人のカルザーズ(ビル・デューク)のトレーラーハウスへ向かい、クロスボウを調達すると、ブラック・スカルズの正体は何者かにドラッグを打たれた廃人である可能性を聞き付けました。
ブラック・スカルズを待ち伏せたレッドは、まずひとりをクロスボウで撃ち、車で轢いてとどめを刺しましたが、その直後にレッドはブラック・スカルズに捕まり、アジトに連行されました。しかしレッドは機転を利かせて拘束を解くと、残る二人のバイカーを死闘の末に葬り去り、奪われた武器を取り戻すと、床に落ちていたドラッグをすくい上げて吸い、より強烈なドラッグに手を出してしまうのでした。
マンディ 地獄のロード・ウォリアーの結末
ブラック・スカルズの残党を始末したレッドは、彼らにドラッグを提供していた人物であるザ・ケミスト(リチャード・ブレイク)と会い、ジェレマイア一味が北の採石場にある古い教会にいることを聞き出しました。レッドは言われたとおりに採石場に向かい、手始めにマンディを侮辱する言葉を吐いたスワンを殺すと、次々とジェレマイアの弟子たちを血祭りにあげていきました。しかし、マンディが殺された時にただ一人涙を流していたルーシーだけは見逃すことにするのでした。
やがて教会に辿り着いたレッドは地下の秘密の礼拝堂へと向かい、マルレーネの首を刎ねた後、遂に隠し部屋に潜んでいたジェレマイアを見つけ出しました。レッドは無様に命乞いとも罵倒ともとれる発言を繰り返すジェレマイアの頭を握り潰して殺害、その死体に火を放ちました。やがて火は教会全体に引火して全焼、レッドは弟子の車を奪ってその場から立ち去りました。レッドは助手席にマンディの幻を感じていました。
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