マンハッタンの紹介:1979年アメリカ映画。批評家から1970年代のアメリカ映画の代表作のひとつに挙げられる名作。ゴードン・ウィリスによるモノクロの撮影が美しい。ウディ・アレンとしては珍しく、画面のサイズにワイドスクリーンを使っている。
監督:ウディ・アレン 出演:ウディ・アレン(アイザック)、ダイアン・キートン(メリー)、マリエル・ヘミングウェイ(トレイシー)、メリル・ストリープ(ジル)、ほか
映画「マンハッタン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マンハッタン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マンハッタンの予告編 動画
映画「マンハッタン」解説
この解説記事には映画「マンハッタン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マンハッタンのネタバレあらすじ:1
モノクロによるニューヨーク・マンハッタンの光景。あるレストランでアイザックが友人の大学教授エールと会話を交わしています。それぞれのパートナーも会話に参加。エールの妻のエミリー、そしてアイザックとつき合っている17歳の女子学生トレーシー。アイザックは42歳。放送作家が職業です。コメディの台本を書いていますが、スタッフと揉めて仕事をやめます。シリアスな小説を書こうとしていますが、なかなか筆は進みません。さらにアイザックには新たな悩みが降りかかります。彼は以前2回結婚して離婚したのですが、その2度目の妻であるジルがアイザックとの結婚生活を題材にした実話小説を書こうとしているのです。自分の私生活を暴かれるのも嫌ですが、さらに頭がいたいのは彼らの結婚生活の破綻の原因でした。ジルは結婚後に自分が同性愛者であることに気づき、他の女性と付き合い始めてアイザックを捨てたのでした。その詳細を書かれては男として大恥です。アイザックは翻意をうながしますが、ジルは聞く耳を持ちません。
マンハッタンのネタバレあらすじ:2
そして、時間が経ち、近代美術館で偶然エールと会うアイザック。エールはアイザックが見たことのない女性と一緒でした。彼女はメリーという雑誌記者。エールの打ち明け話によると、彼は彼女と浮気しているのです。アイザックはメリーと話をしますが、そのいかにも知的ぶったスノッブぶりにヘキエキします。しかし、その後パーティで再会すると妙にウマが合い、夜明けまで彼女と街をぶらつくことに。メリーはやがてアイザックと本格的に付き合いだしますが、一方でエールとメリーの仲が悪くなってゆきます。トレーシーとは別れたものの、メリーはアイザックに「自分が愛しているのはやはりエールだ」と告白。恋愛感情の虚ろさにアイザックは翻弄された形でした。
マンハッタンの結末
1人で小説のアイデアを練るうち、トレーシーへの気持ちに気づくアイザック。彼女の部屋に駆けつけると、ちょうどロンドンへ留学に向かおうとしているところでした。自分の娘のような年齢の彼女に「人間を信じなさい」と諭されるアイザック。苦笑いするしかありませんでした。
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