Unbalance -アンバランス-の紹介:2010年ドイツ,ベルギー映画。幼い頃に父を亡くしたことで、年の離れた男性としか付き合えない女性が、父の親友だった男性の出現で忘れていた過去を思い出していく。
監督:ソフィ・ショウケンス 出演:ハンダ・コージャ、バーバラ・サラフィアン、ヤン・デクレール、カロリーヌ・ベルリナール、ほか
映画「Unbalance アンバランス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Unbalance アンバランス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Unbalance -アンバランス-の予告編 動画
映画「Unbalance アンバランス」解説
この解説記事には映画「Unbalance アンバランス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Unbalance -アンバランス-のネタバレあらすじ:起・過去のトラウマ
作家だった父を幼い頃に亡くし、母と2人で暮らすマリーク。友人とチョコレート工場で働いているが仕事への意欲はなく、そのことが勤務態度にも表れて上司のロニーからは目をつけられている。母ジャンヌは父の死以来12年間水中リハビリの仕事をしながらマリークを育ててきたが、父の話には一切触れず、笑顔を見せることもなかった。編集者で父の親友でもあったジャコビーが訪ねてきても会おうともしない。
マリークは年の離れた、老いた男とだけつきあっていた。彼女は情事の際に男の体の一部を写真に撮るのが好きだったが、その写真を見つけてショックを受けたジャンヌとマリークは言い争いになり、以来母娘は険悪になる。
Unbalance -アンバランス-のネタバレあらすじ:承・父の親友
ある日、マリークが働く工場にジャコビーが訪ねてくる。彼に連れられて、母からは既に取り壊されたと聞いていた昔住んでいた家を訪れる。部屋の中を見てまわったマリークはかすかに父とのことを思い出す。
マリークはジャンヌにジャコビーと会ったことを話し、家のことでウソをついていたことを責めるが、ジャンヌからジャコビーにはかかわるなと一喝され、怒りに任せて家を出る。
アンナの家に転がり込み、アンナの彼氏と3人で夜遊びに出かけるが、そこでやけになったマリークは居合わせたロニーに誘いをかける。その気になったロニーと店を抜け出し、いざ体を求められたマリークがとっさに拒むとロニーはマリークを罵ってその場を去る。翌朝、再びアンナの部屋にやってきたマリークだったが、彼女の勝手な行動に怒ったアンナとケンカになり、行くあての無くなったマリークは再び昔の家を訪れる。
Unbalance -アンバランス-のネタバレあらすじ:転・死の真相
そこにはジャンヌから取り壊しを命じられたという女性がいて、マリークが娘だと知ると残っていた父の遺品を手渡す。そこへジャコビーがやってきて、マリークは撮りためた男たちの写真を見せると、ジャコビーは彼女の感性を褒め2人はダンスを踊る。その後、バスルームを覗いたマリークは、そこで父が死んでいた光景を思い出し、父が自殺だったことを知る。動揺したマリークはジャコビーを誘うが彼はそれを拒む。
ジャンヌに父の自殺を隠していたことを責め、元の家で寝泊りしていたマリークは、工場への出勤に遅刻をしてクビだと言われたことで感情的になり、商品をメチャクチャにしたあげく工場を飛び出す。
Unbalance -アンバランス-の結末:母娘の絆
混乱したままマリークは父の写真を燃やした後、眼をつぶって両手を離したまま自転車に乗っていて車にはねられる。病院で心配げに見守るジャンヌにジャコビーはマリークを支えるよう話す。
しばらく後、意識を取り戻したマリークはジャンヌに付き添われ、母娘で水中リハビリを行っていた。
以上、映画「Unbalance -アンバランス-」のあらすじと結末でした。
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