マーティの紹介:1955年アメリカ映画。パディ・チャイエフスキーが書いたテレビドラマを彼自身が映画用にシナリオ化。テレビ版と同じくデルバート・マンが監督し、作品、監督、主演男優、脚色の4部門でオスカーを獲得した名作。カンヌ映画祭でもパルム・ドールを受賞。
監督:デルバート・マン 出演:アーネスト・ボーグナイン(マーティ・ピレッティ)、ベッツィ・ブレア(クララ・スナイダー)、ジョー・マンテル、エスター・ミンチオッティ、ジェリー・パリス、ほか
映画「マーティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マーティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マーティ」解説
この解説記事には映画「マーティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マーティのネタバレあらすじ:起
ブロンクスの食肉店。今日もマーティが顧客相手に働いています。34歳で独身。彼の兄弟たちは皆結婚し、子供もいます。彼も結婚しろと親戚や友だちたちに勧められますが、ルックスに引け目があるため、女性との交際がうまくゆかず、仕方なく母親との2人ぐらしを今も続けています。
マーティのネタバレあらすじ:承
ある土曜日の夜、その母親から促されてマーティはパーティへ友だちのアンディと出かけます。アンディがすぐ踊る相手を見つけたのに、例によってマーティは声をかける勇気もなく、1人ポツンとしていました。ふとひとつのテーブルに目をやると、そこに1人の女性がやはり取り残された様子で座っていました。彼女の名前はクララ。友だちと一緒にブラインドデートでここに来たのですが、相手の男が地味な彼女を嫌い、どこかに行ってしまったのです。自分の惨めさが耐えられなくなり、外へ出ていって泣き出すクララ。マーティは彼女に同情し、声をかけます。異性にもてない者同士、2人は一緒に踊り、近くのカフェに行って話を続けます。クララは学校の教師でした。マーティは彼女を自分の家へ。お互いの夢などを語り合った後、彼女をバス停まで送ります。そして翌日の2時半に電話をかけると彼女に約束するのです。
マーティのネタバレあらすじ:転
初めての恋愛に舞い上がるマーティ。母親の方は、一緒に暮らすことになった妹から、マーティが結婚したら捨てられるよ、と警告を受けます。そのせいで母親はクララのことをけなし始めます。おまけにマーティと同じようにモテない友だちたちは、彼だけがうまく恋愛相手を見つけたことに嫉妬し、クララなんて魅力のない女など捨ててしまい、自分たちとずっと一緒に遊ぼう、などと恋路の邪魔だてをするのです。仲間はずれにされるのが嫌で、結局約束の時間になってもマーティは電話をしませんでした。
マーティの結末
しかし、自分がクララを好きなだけでなく、彼女といると幸せになれると確信したマーティは友だちの非難をよそに電話ボックスへ。とっくに自分が弄ばれたと感じていたクララは電話に出ません。諦めてボックスを出ようとした時、やっとクララは電話を取ってくれます。「ハロー」と口を切るマーティ。これからようやく彼女との本格的な付き合いが始まるのです。
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