マイ・ルームの紹介:1996年アメリカ映画。白血病に侵された女性と、長年絶縁状態だった妹とその家族との再会と新たな絆を豪華キャストで描くヒューマンドラマです。
監督:ジェリー・ザックス 出演者:メリル・ストリープ(リー)、ダイアン・キートン(ベッシー)、レオナルド・ディカプリオ(ハンク)、ロバート・デ・ニーロ(ウォーリー医師)、ヒューム・クローニン(マーヴィン)ほか
映画「マイ・ルーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マイ・ルーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マイ・ルーム」解説
この解説記事には映画「マイ・ルーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マイ・ルームのネタバレあらすじ:起
リー(メリル・ストリープ)は夫と離婚後、シングルマザーとして二人の息子ハンク(レオナルド・ディカプリオ)とチャーリー(ハル・スカーディノ)を育てながら、美容師になるために美容学校に通っていました。しかし、反抗期真っ盛りのハンクはリーと折り合わず、しまいには自宅に放火して逮捕され、精神病院に収監されます。家を失ったリーとチャーリーは修道院に身を寄せますが、そこに約20年間もの間絶縁状態だった姉ベッシー(ダイアン・キートン)から電話がありました。
マイ・ルームのネタバレあらすじ:承
ベッシーは急性骨髄性白血病と診断され、親族からの骨髄移植が必要だというのです。しかし、独身を貫いてまで寝たきりの父マーヴィン(ヒューム・クローニン)と下半身不随の叔母ルース(グウェン・ヴァードン)の介護を続けていたベッシーと、家族を見捨てて家出したリーとの間には未だにわだかまりがありました。リーはハンクを精神病院から連れ出すと家族揃ってベッシーの住むフロリダに向かいます。
マイ・ルームのネタバレあらすじ:転
フロリダに着いたリーは約20年ぶりにベッシーと再会します。母に対して反抗的だったハンクは、ベッシーの優しさに次第に心を開いていきます。ハンクは骨髄移植の適合検査を一度は断りますが、リーとチャーリーが不適合だったと知り、ベッシーの主治医ウォーリー(ロバート・デ・ニーロ)のもとで検査を受けます。ベッシーとハンクが打ち解け合っている様に嫉妬心を覚えたリーはベッシーと互いに感情をぶつけ合いますが、この出来事をきっかけに二人はようやく和解します。ベッシーは自分のかつての初恋について語り、リーはベッシーのかつらをお洒落に仕上げます。そして一家はディズニー・ワールドに出かけ、楽しい一時を過ごしていました。
マイ・ルームの結末
しかし、ハンクが母である自分よりも父を慕う発言をしたことに苛立ったリーは、離婚の理由が夫のハンクへの虐待だったと告白します。その直後、ベッシーは突然発作を起こし、吐血して倒れてしまいます。その夜、ハンクはベッシー宛に置き手紙を残して家を出ます。手紙を見つけたリーは、自分宛ではないことに落胆しながらも、ベッシーに心配をかけないように手紙を隠しました。その後、ハンクは家に戻って来ます。そして、ウォーリー医師から、ハンクも不適合という非情の検査結果が来ました。しかし、ベッシーは精一杯の笑顔を見せて「こんなにも人を愛せて幸せだ」と語りました。やがて家族が集まり、ベッシーは太陽の光を鏡に反射させ、いくつもの光を壁に舞わせる遊びをしてみせるのでした。
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