孤独のススメの紹介:2013年オランダ映画。小さな田舎町で暮らすフレッドは、妻に先立たれ独り静かに規則正しい生活を繰り返していた。そんなフレッドの元へふらりとやって来た男と始まった奇妙な共同生活に戸惑いつつも、フレッドは少しずつ大切なことは何かを考えるようになる。
監督:ディーデリク・エビンゲ 出演者:トン・カス(フレッド)、ロネ・ファント・ホフ(テオ)、ポーギー・フランセ(カンプス)、アリアン・シュルター(サスキア)他
映画「孤独のススメ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「孤独のススメ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
孤独のススメの予告編 動画
映画「孤独のススメ」解説
この解説記事には映画「孤独のススメ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
孤独のススメのネタバレあらすじ:起
フレッドは妻に先立たれ小さな田舎町で一人暮らしをしている。毎日規則正しい生活を繰り返し静かに暮らしていたが、ある日、向かいに住む住人カンプスが男にガソリンを渡しているのを目にする。前の日にフレッド自身も同じ男にガソリンを購入するためのお金を渡している事を話し、男を咎める。フレッドは人を騙した罰として草むしりをさせるも、宗教的道徳の考えの下、行くあてのない男に食事と空いている息子の部屋を与えます。日曜の朝、教会のミサに男を連れて行くと町の住人から「好奇」と「警戒」の目を向けられます。
孤独のススメのネタバレあらすじ:承
いつものように買い物に来たフレッドは、山羊の真似をして歩く「常識」や「ルール」を逸した男の行動に頭を抱え買い物の中にお酒を忍ばせます。買い物を終わらせ、帰ろうとすると一人の男が娘の誕生パーティで余興をしてほしいと名刺を渡してきます。夕食後、余興の練習を男としますが自由に振る舞う男に思い通りいかず、お酒がすすみます。フレッドは自分の服を出し、着替えるよう男に言いますが、男はフレッドの亡き妻の服を着てダンスを始めてしまいます。翌朝、男が子供達にからかわれているのを止めに入るも侮蔑的な言葉を向けられ殴りかかってしまい、町の人達から冷たい目で見られてしまう。誕生パーティに行ったフレッドは男と余興を披露。始めは退屈そうにしていた子供達だが、男の山羊の真似に喜びます。夜、突然カンプスと神父が訪ねて来て男を施設へ入れるべきだと言う。日曜日、フレッドはミサへは出ず、余興の依頼を受けた誕生パーティへ行きはじめます。
孤独のススメのネタバレあらすじ:転
妻との思い出の地であるマッターホルンへ行こうと旅行会社へ行くも予算が合わず諦め、バスの中、マッターホルンでプロポーズした事をテオに話して聞かせます。家へと戻ってきたフレッドは町の人達の態度から男を正式に町の住人にしようと住民登録のため役所へ行くと、テオが役所の職員に「結婚する」と言い出します。フレッドはただの住所変更の手続きと言い、職員に身分証明書の提示を求められ渡そうとすると男が自身の身分証明書を提出。そこで初めて男の名前がテオだと知ります。フレッドが身分証明書の住所にテオを連れて行くとテオは出迎えた妻に「結婚する」と言います。テオの事故の事を聞いたフレッドはテオを残し家へと戻ると今まで通り規則正しい生活へ戻ろうとしますが、独りでいることに耐えられず息子が働く店へと行くも、ゲイである息子を受け入れられず逃げてしまいます。
孤独のススメの結末
しばらくしてテオがフレッドの元へと戻ってきますが、カンプスは快く思わずフレッドと言い争いに。そんな時テオがフレッドの手を取り「結婚する」とカンプスへ言います。フレッドを訪ねてきたテオの妻は、テオがフレッドという自分の居場所を見つけられた事を喜び帰って行きます。夜、教会でフレッドはテオと二人で結婚式をします。そこへカンプスが来て「トゥルディ(フレッドの妻)だけでなく彼(テオ)まで奪うのか」と泣き崩れます。フレッドはカンプスの家で若い頃の亡き妻の写真やテオの写真を見てカンプスにテオを一晩預け、フレッドはテオの妻に息子ヨハンとの経緯を話し、一緒にヨハンが働く店へと行くと最後までヨハンの歌を聴き「ヨハン」と息子に呼びかけます。最後、フレッドとテオはマッターホルンへ。
この映画の感想を投稿する