ギャンブラーの紹介:1971年アメリカ映画。20世紀初頭のアメリカ西部の炭鉱町を舞台に、この町で賭博場を開いたギャンブラーと売春宿の女将を中心に、ライバルたちとの権力争いを描いた西部劇です。
監督:ロバート・アルトマン 出演者:ウォーレン・ベイティ(ジョン・マッケイブ)、ジュリー・クリスティ(コンスタンス・ミラー)、ルネ・オーベルジョノワ(パトリック・シーハン)、マイケル・マーフィー(ユージーン・シアーズ)、アンソニー・ホーランド(アーネスト・ホランダー)ほか
映画「ギャンブラー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ギャンブラー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ギャンブラー」解説
この解説記事には映画「ギャンブラー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ギャンブラーのネタバレあらすじ:起
1902年、アメリカ・ワシントン州とカナダとの国境近くにある炭鉱町プレスビテリアン・チャーチは不景気に陥り、すっかり寂れていました。そんなある日、この町に流れ者の三流トランプ賭博師ジョン・マッケイブ(ウォーレン・ベイティ)が現れました。パトリック・シーハン(ルネ・オーベルジョノワ)の経営する酒場でポーカーを始めたマッケイブは言葉巧みにギャンブル好きな炭鉱の男たちを集めては金を巻き上げ、遂にはこの町に賭博場と売春宿を開きました。やがてこの町に男勝りの野心家である娼婦コンスタンス・ミラー(ジュリー・クリスティ)が現れ、マッケイブに売春宿を経営するための資金提供を求めてきました。
ギャンブラーのネタバレあらすじ:承
コンスタンスはマッケイブの売春宿の共同経営に乗り出し、マッケイブが連れてきた女たちではダメだとばかりに自ら手配した女たちを雇い、帳簿もまともにつけられないマッケイブに代わって辣腕を振るい、経営の合理化を推し進めていった結果、店は繁盛し寂れた町にも活気がみなぎってきました。そんなある日、ベアポウの町に本社を置く一大鉱山会社「H&S鉱業」はマッケイブとコンスタンスの売春宿に目を付け、代理人としてユージーン・シアーズ(マイケル・マーフィー)とアーネスト・ホランダー(アンソニー・ホーランド)を送り込み、マッケイブらから売春宿の経営権を買い取ろうと交渉を持ち掛けてきました。
ギャンブラーのネタバレあらすじ:転
H&S鉱業に対して警戒心を抱いたコンスタンスは売るべきだと主張しましたが、マッケイブはせっかく築き上げたものを感嘆に手放す気はありませんでした。それでもH&S鉱業側は黙っている訳がなく、当初の5500ドルから上積みした6250ドルを提示してきましたが、マッケイブは会社側が更なる上積みをしてくるだろうと考え、更に高額を吹っかけてみることにします。しかし、最初から町そのものを牛耳るつもりだったH&S鉱業はこれ以上の話し合いを打ち切ってマッケイブを抹殺しようと目論み、町に3人の殺し屋を差し向けました。
ギャンブラーの結末
コンスタンスから殺されると警告を受けたマッケイブは弁護士クレメント・サミュエルス(ウィリアム・ディヴェイン)に相談して訴訟に打って出るも敗れ、殺し屋たちに立ち向かう決意を固めます。銃を持ち、売春宿にバリケードを張ったマッケイブは、雪の中をエリオット牧師(コリー・フィッシャー)の教会へと向かい、一人ずつ殺し屋たちを仕留めていきました。殺し屋たちもエリオットを射殺して教会に火を放ち、住民たちが懸命の消火活動を行うなか、マッケイブは最後の一人を射殺するも自らも撃たれてしまい、最後は雪の中で息絶えました。
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