ミーン・ストリートの紹介:1973年アメリカ映画。スコセッシ監督の長編第3作。乏しい予算で製作された自主映画同様の作品ながら批評家からの絶賛を浴び、スコセッシは一躍新進監督として注目を集めた。脚本を書いたマーディック・マーティンは後の「レイジング・ブル」でもスコセッシに協力する。
監督:マーティン・スコセッシ 出演:ロバート・デ・ニーロ(ジョニー・ボーイ)、ハーヴェイ・カイテル(チャーリー)、エイミー・ロビンソン(テレサ)、ほか
映画「ミーン・ストリート」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミーン・ストリート」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ミーン・ストリート」解説
この解説記事には映画「ミーン・ストリート」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミーン・ストリートのネタバレあらすじ:1
一人の男が驚いたようにベッドから半身を起こします。彼の名はチャーリー。マフィアの手下です。いつものように罪のあがないについての夢を見て、眠りから覚めたのです。ニューヨークのリトル・イタリーに住む彼とその友だちたち。いずれもヤクザっぽい連中で、いつお縄をもらっても不思議ではありません。とりわけジョニーは子供がそのまま大きくなったような男で、チャーリーはいつも彼をかばう羽目になります。チンピラのくせにチャーリーは信心深く、教会通いは欠かしません。友だちたちとナイトクラブに行っても、罪の意識が常に頭の片隅にあります。ジョニーが大きな借金を作っていることを知り、注意しますが、彼は適当に返事をするばかり。チャーリーたちの日常はショバ代の取り立て、ナイトクラブ通いなど、典型的なチンピラのものです。気の荒い彼らは仲間内でもやたら喧嘩を始めます。そして、やはりジョニーがその軽薄で生意気な態度のため、皆に目の敵にされるのです。
ミーン・ストリートのネタバレあらすじ:2
チャーリーの叔父ジョバンニは顔役で、自分の料理店のひとつを甥に任せようとしますが、トラブルメーカーであるジョニーとは付き合いをやめることがその条件でした。チャーリーにとっては目標のない生活から足を洗ういい機会。しかし、友だちを見捨てることはできません。酔いつぶれて悩みを忘れようとするチャーリー。そんな時もまたジョニーが問題を起こします。今度は屋上に登って、拳銃を下の人間に対して撃とうとするのです。ひとりジョニーのそばへゆき、落ち着くように諭すチャーリー。こうなったら、とことんこいつを助けるしかないと彼は決心します。
ミーン・ストリートの結末
借金を返すように自分の金を渡しますが、どうしようもないジョニーはそれすら浪費。そして高利貸しから金を返すように迫られた彼は逆に拳銃で脅しつけ、その場を逃れます。命の危険すらあるため、チャーリーはジョニーを連れて街を出ようとしますが、高利貸しから頼まれたチンピラがチャーリーたちの車を襲います。消火栓にぶつかり、大破する車。よろけながら外へ出たチャーリーはフラフラと通りを歩き出します。
この映画の感想を投稿する